北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

釧路まで2429Dの旅・・・なんと日帰りで

2015年07月31日 | 青春18切符
2429D乗ってきました。乗車証明も4種類になりました。今回は11回目。
20日に青春18切符を買って、早速美深まで使いました。残り4回の使途をどうするか考え、青森あたりで3回使って函館に戻り、そこから臨時列車ワッカに乗る計画を立てて、残り1回は??。
そこで無謀にも日帰りの2429Dということになりました。18時少し過ぎに釧路に着きますから、19時02分のSおおぞら12号で余裕で札幌へ戻ることが出来ます。

さて、いつもより一本早く(札幌発7時01分もあります)、札幌での乗換えが要らない6時16分発寒中央駅発滝川行きの721系に乗車。札幌を過ぎると室内は閑散としてきます。6両ですが後ろの3両は岩見沢で切り離します。
岩見沢から一段と閑散としてきて、あっという間に8時11分に滝川着。
滝川からは9時36分なので、かなり時間がありますが、キヨスクでサンドイッチを買って朝食を済ませ。
ホームでラベンダーエクスプレスやオホーツク白坊主君などを撮ったりしていると、あっという間に時刻です。


1番ホームの定位置に陣を張って??乗車待ち。

淡い期待も虚しく国鉄色ではないノーマルのキハ40が入線。それなりに乗客もいて、私の前には撮り鉄さんと思われる青年が座りました。この青年は、富良野で車内が空いてきたので席を移りましたが、この後、ホームでお話したりしました。
間もなく、駅員が配置されなくなるであろう赤平と芦別では、10人単位の乗降があり、ほんとに無人化なの?と考えながらカメラを向けました。


富良野ではラベンダーエクスプレスに続いて旭川からキハ150が到着して、大勢の観光客が吐き出されました。
やはり、アジア系の観光客が多く、隣のホームが混雑していました。


でも、我がほうのホームはガラーン(笑)

2両になったキハ40は定刻に釧路を目指して発車。

下金山ではツアーの方々が数十人乗車して、幾寅ですぐに下車しました。金山湖を車内から見物して、幾寅では「鉄道員」のロケ地でも見物でしょうか、撮影に使ったキハ40(映画では別型式として出演)が半分残されていて、そこで結婚式があったようで、ドレスを着た花嫁が車両から出てくるところでした。ツアーのみなさんが拍手していましたが、聞こえたかな(●^o^●)。

さて、落合では列車交換で20分ほど停車。ほとんどの方がホームに出て写真を撮ったり無人の駅舎を覗いたり、思い思いに時間を過ごしていました。

先ほどの青年にここで声をかけられ、普通列車とはまなすを乗り継いで八王子から来た方と判明、ツイッターのお友達になりました。
さて、盛夏で緑いっぱいの狩勝峠の高原牧場の中を下り、新得に到着、駅で名物の蕎麦を食べる時間もあります。
ここで運転士さんは交代で、便乗で乗車します。西帯広まで乗るんですね。

 当日は千歳線で早朝からダイヤの乱れがあったために、その影響で特急との交換、待ち合いも時刻どおりに行かず、多少遅れて帯広発着。車内の気温が33度と大変に暑い日でしたが、それでも窓を開けていると我慢できる範囲でした。

ところが、池田、浦幌と進むにしたがって、こちらでは「所定です」と運転士さんが笑う海霧がかかってきて室内の気温が下がり始めました。

停車時間に運転士さんが窓を閉めて回り、乗客も明けた窓を少し閉めたり、完全に閉めたりといった按配。
運転席でお話ししていると、寒かったら暖房入れますからと運転士さん曰く。

さすが、釧路ですね。途中の尺別での停車時はホームに降りた時には腕まくりしていたシャツを下ろしてしまいました。
直別、尺別、音別と三つの「別」駅を連続して停車しますが、乗降はありませんでした。尺別は付近の炭鉱閉山後は数件の民家があるだけの「秘境駅」になってしまいました。2線式ホームなので、信号場にとして使われるにしても客扱いは無くなるのは確実かと思います

音別は大塚製薬のオロナミンCの工場が有り、貨物の取り扱いもありますので有人のまま残るでしょうが、直別も心配です。

この後、常豊で貨物、東庶路信号場でタラコ色40と交換して、大楽毛、新富士と停まりながら列車は定刻に釧路に到着しました。



八王子からの青年とはここでお別れして、構内のコンビ二で弁当を買ったりホームでキハ54と乗車予定のスーパーおおぞら、283系を撮っているうちに車内へ。
本当は中標津からの知人と会えるはずだったのですが、列車の遅れで、今回は断念。乗ってくる予定だった便は鹿を轢いて、さらに遅れましたから仕方なかったですね。

さすがに疲れが出たのか白糠辺りからは不整脈連発で、少し眠りましたが、腹も減ったので弁当を食べ始めました。
ところが、この日の283の揺れ方のすごいことにびっくり、縦に横に体をよじられる感じで食事するのも往生しました。揺れて、飲んでいたペットボトルの口が前歯に当たって「イデー」とやっていました(笑)。
線路の影響もありますが、かなり車台・足回りがヘタっている印象を受けました。これで130キロで走っていたかと思うと驚きますが、130キロ走行の頃も何度か乗車した経験からすると、それほどでもなかったので、この車両個別の現象だったのかもしれません。
千歳線に入ってからもポイント通過の際の揺れ方が半端ではなかったので・・・・。
さて、ほぼ定刻23時少しに札幌に到着。乗り継ぎまで少しあったので、ホームで183の北斗などを撮ってから721系で帰宅しました。
やはり、釧路には泊まった方が楽しい旅になったでしょうね、翌日に疲れを引きずりました。
まあ、冬は網走を回るいつものコースで楽しんで乗ります。(^^)v

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また、始まった利用者無視の合理化

2015年07月30日 | うんちく・小ネタ
7月30日現在で判明したJR北海道合理化は
10月に駅を廃止するのが 小幌駅
10月に無人化するのは
赤平駅、芦別駅、上幌向駅、奈井江駅、鷲別駅
来年3月に駅を廃止するのが
上白滝駅、旧白滝駅、下白滝駅、金華駅
来年3月に無人化するのが
留辺蘂駅、美幌駅
来年2016年の秋に廃止する路線が
留萌本線の留萌~増毛間
(ツイッターのフォロワーさんである某新聞の記者氏がまとめてくださったものを引用) 

夏ごろにかけて各自治体に説明していくと、今年度の業務計画の説明の中で島田社長(西野摂政)が報道陣に語っていたので、この8月には更なる合理化が判明することだろう。
今頃は、担当者が関係自治体を歩いているのは間違いない。
国鉄末期、そして民営化の後に続けた無理な合理化が、先般の事態など様々な問題を惹起したと、報告書・提言書で判明したにも関わらず、またも同様の無理な合理化を一方的に、かつ唐突に推し進めようとしているのは愚かといわざるを得ない。
新幹線の札幌駅ホームの移設問題も、一旦、提案してみてから札幌市と北海道の反応を探り、朝令暮改のように取り下げたようなポーズをとってみせる。
いったい、どこへ行きたいのか、何をしたいのか、不可思議なことばかり出てくる企業だ。
東日本から来た西野副社長という方が、水面下での謀略に長けた方だとの話しも聞こえるので、これからしばらくは北海道がかき回されることだろう。

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いつもの登別へ。今回は幌別川橋梁に挑戦

2015年07月29日 | 旅行記
7月23日から3日ほど、登別の母のところへ行ってきました。
先日の函館での墓参と不幸のあった親戚の様子の報告もありましたので、話しがたくさんあります。
でも、あまり話しても右から左に抜けてしまう歳なので、ほどほどにです(笑)
今回は天気が良くないととの予報でしたので撮り鉄はしないつもりでしたが、一応はネオ一眼(フジのファインピクス)をカバンに入れていきました。
行きは太平洋岸特有の霧がかかっていましたが、いつもの富浦によって見ると、霧も面白いと感じまして休憩を兼ねて、結局は30分ほどホームから通過する車両を撮りました。(●^o^●)









特急スーパー北斗(281系)とキハ150、キハ143がいつものように元気に走っていました。

 母は暑さで食が細くなっていまして、少し夏バテ気味でしたが、思いのほか元気な様子で、それをいいことに夕方は幌別川の橋梁へ行って見ました。

初めてなので、どうかなと思いましたが車を寄せる場所もあって、なかなか良いのでこれからも通ってみたいと思います。
なお、北斗星などの写真は鉄橋の柵に寄りかかって撮りました。足元が急傾斜なので濡れていると危険です。

いよいよ終わりが近づいた上り北斗星、キハ150、789系、貨物などをパチパチやりまして霧で薄暗くなったので退散。








翌日は母がディサービスに行っている間にお風呂にでも 行こうと思って出かけると・・・・点検で休業((+_+))
 別の風呂屋は開店前(笑)。仕方なくシャワーを浴びてツイッターをいじっていると、ある方が室蘭の陣屋での711系の解体がどうなったかと気にしている様子。
暇な(●^o^●)私も気になって室蘭市の陣屋まで車を走らせました。
711系が4編成と北斗星の客車が解体中でしたが、客車は半分、711系は2編成がほぼ終わって、残りは106、117編成の6両となっていました。
正直、残念な気もしますが、中途半端に雨ざらしの保存をして朽ち果てていくよりも、きれいに解体してリサイクルするほうが理にかなっていると感じました。
ありがとう、お疲れ様711系・赤電車。丈夫な電車でしたね(●^o^●)




さて、最終日は雨降りなので、早々に札幌へ向けて車を走らせました。
次は天気を見計らって北斗星の最後をいつもと違う場所で撮りたいものです(●^o^●)

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JR北海道の廃線と廃駅

2015年07月20日 | うんちく・小ネタ
7月の初旬、第三者委員により構成されたJR北海道再生推進委員会が、JR北海道に対して提言書をまとめ、提出した。これとほぼ同じタイミングで報じられたのが、5月頃JR北海道の担当者が秩父別町を訪れて留萌線廃線の手順を伝えていたということ。
時期としては提言がなされる以前のことだが、その後、提言の中に廃線はあくまでも慎重にとされていることが分かったためなのか、同社は廃線を検討したこと自体を、いまさらになって否定している。
子供のような姿勢だ。
秩父別町の職員が報道機関に虚偽を伝えるわけもなく、廃線の打診をしたのは事実であろう。

さらに同社は新幹線札幌延伸時の発着ホームを現在の札幌駅内ではなく、東側か西側に配置したいと言い出した。この場合、バス、地下鉄、在来線への乗り換えが不便になるのは当然。さらに札幌市の都市計画にも大きな影響を与える。札幌駅以外なら札幌市と北海道が費用を負担してくれるとの胸算用だろうか。
さらに、重ねるように、同社は石北線を中心に4ヶ所の駅の廃止や無人化までも言い出し、自治体に通告した。
とにかく全てが唐突としか受け取れないことばかりなのだ。
この一連の話は、同社がいかに自治体を軽んじているか、さらに利用者を軽視しているかを表した出来事だと言える。利用者軽視は一連の問題の検証の中であきらかにされ、反省していることなのではないのか。

今の同社は、「全てを新幹線のために」が合言葉のようだが、札幌駅問題は、札幌延伸はあり得ないと考えていたからではないのか。
新幹線に要員が割かれ夏の臨時列車を走らせることが出来ないなどということも、今になって分かった話ではないだろうに、全てがちぐはぐ、唐突、計画性皆無と言った有様。
東海を除く新幹線運営JR各社は正直なところ、整備新幹線に手を焼いているとのことだ。
要するに儲からないのだ。
整備新幹線の仕組みが政治的なもので、赤字が当たり前となっている。
例えば、北海道新幹線が札幌まで開通した後、現在、白鳥・北斗・寝台特急が稼いでいる利益は全て消え去る。
その上、新幹線が産み出す利益は全て線路利用料に消えていく。整備新幹線の仕組みがそうなっている。新幹線札幌駅問題はJR北が本音では新幹線やりたくないから出てくる話。
くどいですが、まさか本当に札幌駅に来るなんて思ってなかったと言いたいのだろうね。

まあ、とにかく同社が自治体を敵に回しても再生がうまくいくと考えているなら、それは間違いだ。
自治体は利用者で構成されているのだから。

最後に一言、駅などで車両の写真を撮ろうとすると、顔を隠したり運転席から消えたりする乗務員が目立つようになったのはなぜか。自分の仕事に自信がなくなっているかと心配になる。

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5日間で乗った北海道の特急車両の印象

2015年07月18日 | 青春18切符
技術的には語れませんので感覚的に。
キハ183-0番台
 オホーツクで乗りました。札幌・旭川間は時速100少しキロ程度、石北では90キロ程度と余裕を持って使用されているためか、実際の車齢ほどには老朽化を感じない。車体もしっかりしていて先頭車スラントの補助動力の騒音を除くと全体的に静かで柔らかい乗り心地。
早晩、北斗のお下がりと交代なのでしょうが、それまではさしたる故障も無く使われる様子。
キハ183-N、NM
 北斗、サロベツで乗りましたが乗り心地はオホーツクと変わりません。ただ、130キロ走行で酷使されたためか、車体の外装の傷みも激しく、足回りからの騒音もかなりなものでした。エンジンを換装してしばらく使うようですが、大きな故障で、また信用を落とすようなことがなければ良いのですが。でも丈夫な車両ですね(●^o^●)
キハ261基本番台
 キハ201と同時期というか兄弟のような車両ですが、エンジン音がそっくりですし、乗り心地も似ています。とはいってもさすがに特急車両ですから遮音もしっかりしていて201のようにうるさい感じはしません。車内も落ち着いたデザインが好きで、乗るたびに稚内だあ(^_^)/と旅情をかき立てられます。長く使って欲しいものです。
キハ261-1000番台
 基本番台と比較すると、明らかに「軽い」イメージ。車体の外板に歪みがあったり、相当にコストダウンしていますね。その辺りが原因で車体傾斜装置の信頼性が良くなかったのかもしれません。
今後、大量に製造されて、第2の183になるわけですが、20年ほどで一気に老朽化して、経営に悪影響を及ぼすように感じます。
やはり261の後継を開発しておくべきですね。
キハ281
 振り子の281ここにありと言った感じ。乗り心地も重厚で、283よりは静かな車内と改良を重ねた振り子の動作が実に自然です。登場時、振り子で酔うという話も聞きましたが、今ではそんなこともないでしょう。
振り子装置を交換しながら、しばらく使っていくとのことなので、いずれ261の傾斜装置が復活するまでは函館・札幌間の看板車両として活躍してくれるでしょう。
キハ283
 石勝線での発火事故以来、非常に評判が悪く、軽量化で車体の剛性が低いのが悪いのだといわれていますが、果たしてそうでしょうか。789.785、261辺りの方がよほど剛性が低く感じます。
根室本線の帯広以東では線路の影響で急激に揺れを感じるようになります。283が「軽量だから」その揺れの耐えられずに車体にゆがみが生じて発火事故につながったのだというのが一般的な理解だですが、それは結果論であって、本当の原因ではないでしょう。実際、帯広以西では実にどっしりした安定の走りになります。
補機を床下に置くなどして屋根がすっきりしているので、そのように感じるのでしょう。
近年の車体設計は軽量化が進んでいます。軽くても強度を保っているのが現代の車両です。
そのようなことも考慮せずに開発していたとは、私は到底信じられません。
極端な線路の異常さが想定を超えたのでしょう。
785系
 電車はよく分かりませんが、かなり痛んできてるのは素人でも感じます。789系に移っていくのは当然の流れでしょう。でも、まだまだ走りそうな気がします。後5年で廃止と発表されていますが、特段の問題もなく最後まで走り続けることでしょう。
789系
 静かにスムーズに走りますね。これは名車なのかも知れません。261と共通になったフロントデザインが素敵です。何の特徴も感じないのが特徴。
コストダウンの権化のような733と一線を画していますね

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