北のとうさんの鉄道旅・アマチュア無線JA8HBO

札幌に住むおやじが北海道を中心に鉄道旅の話題や無線の話題も織り交ぜてぼやきます。アマ無線のコールサインJA8HBO

今年度で廃止確定のSLニセコ号に一日散歩切符で自由席区間乗車

2014年09月25日 | 旅行記
9月21日は天気にも恵まれて「散歩切符SLニセコ日和」ということで、朝8時過ぎに最寄り駅を出発しました。

小樽への途中、南小樽と小樽築港は711電車の記念入場券が残っているとの情報を得て、買うために下車しましたが、920番と919番ということで、まもなく1000枚の販売予定数でした。
 さて、小樽駅ホームでSLニセコ号を待ちます。
1年ぶりの対面にわくわくして待っていると、DE15を先頭にSLが到着。小樽駅構内が写真撮影大会となり、一気に賑やかになりました。      
先頭の補機DE15を後部に連結するための機回しを見物しているうちに、側線で待機していたニセコ行きのキハ150の2連がホームに入線。
SL運行時以外は倶知安行きです。
これが、大行列になりました。案の定、車内はなかなかの混みようで、どうなることかと思いましたが、何とか座席を確保。きれいな塩谷湾を右手に見ながら、快適に走っていきました。  
9月から始まるNHK・朝の連続テレビ小説の舞台となる余市で多くの観光客が下車して、車内に余裕が出てきたところで、私のボックス席の3人の話が盛り上がりました。
小旅行がお好きという、素敵な中年女性と、私とほぼ同年代の鎌倉からの観光のお客様。この方はなんと小型のSLを作り、自宅にレールまで敷いておられるとのこと。そんな方々と話が盛り上がりつつ、車窓から見える沢山の撮り鉄さんに、三人で驚いたりしながら倶知安に到着しました。
然別・銀山間の撮影定番スポットの人出がすごかったですが、私は乗車が好きなので、行ったこともなく、車内から驚いて眺めるだけ。(●^o^●)
倶知安駅のホームでは、さきほど小樽駅で声をかけられたベテラン鉄ちゃん?も合流して、しばしSL談義。                        

4人(写真)になった我々は全車自由席になったニセコ号に倶知安から蘭越まで乗車。蘭越からの折り返しにはそのまま乗車。
私は腰の関係で空いた座席に・・・あとの3人は機関車の後ろの客車デッキに陣取って盛り上がっていました。
女性は昆布温泉に入浴するとのことで途中下車。
手を振ってお別れです。(ToT)/~~~
倶知安からはお一人が小樽行きでお帰りになり、残った二人で長万部行きキハ150に乗車。その方もニセコで下車されました。ここの駅のカレーが美味しいので昼食とのことです。後日、別の方々にも伺いましたが、ここのカレーは評判が良いらしいですよ。
さて、ニセコからは一人。長万部までキハ150に揺られます。要するに先週とほぼ同じコースをたどります。
先週は室蘭まで入りましたが、今回は東室蘭ですぐに乗り換えて苫小牧経由帰宅しました。
苫小牧までの途中、白老で10分ほどの停車があったので、もしや記念入場券があるのではと窓口へ・・・無事入手できました。これで全29枚中13枚になりましたので、まあここらでおしまいにします。
東室蘭から白老まで、知的障がいの青年と同席でしたが、実は3度目のご対面。賑やかに歌ったりしていましたが、私の動作の真似をするので面白くて、話しかけようと思いましたが、会話がなかなか難しいと思い沈黙(笑)
私も、一応は身障者施設の理事なので、怖いとか何とかの感情は持ちません。ただ、現場には居ないので素人ですから、へたな対応は控えました。
 苫小牧では、久しぶりに上野行きの北斗星を見かけましたが、機関車を撮りに降りた乗客が撮影中にドアが閉まってしまいました。見ていて驚きましたが、手を振っている姿に車掌が気づきドアが開いて事なきを得ました。
20分ほど遅れていましたので・・お客さんに非がありますね。
さて、乗車予定していた手稲行きも15分ほど遅れて苫小牧発車、札幌での停車が短くなって定刻に最寄り駅に帰着しました。
SLニセコ号は10月にも仲間のグループで全線乗る予定です。SLの維持費用の関係で2両のうち1両が廃車になって、来年度からは北海道のSLは釧路の湿原号だけになります。
ニセコ号は「廃止を検討中」と公表されていますが、山線の線路の規格変更の都合で、走行自体が不可能になるとの話も関係者から聞こえてきました。どうも確実に廃止のようです。
今のJR北海道は定期列車の運行も滞ることがある実態を見るとやむを得ないでしょう。

SLに給水する作業を見ていた関西弁の観光客が「水で走るんやな」と話しているのには驚きました(笑)
すでにSLは過去のものですね。SLより補機のディーゼルに興味を持っていた少年が居たのも象徴的です。
動態保存されている全国のSLも、いずれは消えていくのでしょう。
ただ、蒸気機関車というのは「機関」を学習する上では必須なものだと、先ほど別れたベテラン鉄ちゃんが行っていたのが心に響きました。








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「スーパー」の意味を見直したらどうか(より過激に改訂版)

2014年09月18日 | うんちく・小ネタ
JR北海道の特急には「スーパー」が付くものが多いですが、これは振り子式特急用車両の281系や283系そして261系の登場と同時に登場してきました。
その後、785系や789系電車の登場時にも「スーパー」が冠として付けられました。
たとえば、函館・札幌間の所要時間が、183系の北斗の頃は3時間半程度だったものが、最速のスーパー北斗では3時間丁度となり、まさに「スーパー」の名にふさわしい特急列車の登場だと驚いたものです。
ところが、昨年の脱線事故や車両炎上事故の検証の中で、保線の問題と共に無理な車両運用についての指摘がされ、昨年11月に特急列車は10~20キロkm/hのスピードダウンと運行便の削減が行われました。
結果として、北海道内の主要都市を結ぶすべての特急列車の所要時間の増加という形での影響が現われました。
さして、さらなる対策?が今年の8月30日になされ、特急のみならず新千歳空港と札幌を結ぶ快速電車の減速も行われました。ただ、短距離なので影響は限られました。
さて、今回の大きな問題は、261系の空気圧式の車体傾斜装置の動作停止をというものです。
これによって、曲線通過時の速度が大幅に低下し、山岳地帯を通過するが故に曲線区間が多い石勝線で帯広と札幌間を結ぶ「スーパーとかち」は、所要時間が平均2時間45分と、それまでと比較すると10分ほど増加しました。これは最高速度抑制に伴う影響以上に大きいものでした。
結果的に、以前運行されていたキハ183系による「とかち」の2時間50分と大差ないほどに差が縮まってしまいました。
ただ、同じ261系を使用する「スーパー宗谷」は元来が車体傾斜を使う区間が短く、その影響は限られていますし、すでに使用を停止していたとも聞きます。
それに旧「宗谷」と比べれば、まだ「スーパー」でしょう。ただし、後述するように将来、「サロベツ」が261化されれば、「サロベツ」との差別化は難しくなり、状況は変わるかもしれません。「宗谷」には「スーパー」を付けて「新サロベツ」にはつけないということは矛盾があります。
 さて、今後、10年以上かけて、増備完了時には陳腐化してしまうのが明らかな261系が160両も増備されるとされていますが、一部報道によるとコストダウンのために車体傾斜装置を装備していない可能性が高いといわれています。
要するに何年か後、281や283が消えた後に北海道を走るのは、183系が少し加速が良くなっただけの261系だけになってしまうと言うことです。
今後、各路線の線形が改善されることは有り得ませんから、新幹線が走る函館方面は別として道北・道東をつなぐ特急列車は現在よりも速度が落ちて、利用者へのサービス低下が約束されたといえるのです。
このような中で、いまさら「スーパー」などという子供だまし、虚仮威し的な名称は存在価値がないと考えます。
 結論として、当面は現在の「スーパーとかち」を「とかち」とすることを提案したいと思います。

他の特急も、随時、北斗・おおぞら・宗谷・カムイと名称変更していくべきでしょう。
いくら「スーパー」とネーミングをしても虚しく響くのが、今のJR北海道の鉄道なのではないでしょうか。
同じ車両を使っていながら片や「スーパーカムイ」で片や「すずらん」というのも奇異なものです。

 最後にしつこく一言、新型特急(285)の開発は国と東日本の横槍と、現経営陣の石橋を叩き過ぎて壊してしてしまうような布陣ではやむを得ないでしょう。
 でも261系が160両というのは20.30年後に183系問題の再来ということになりませんか。
現状維持で冒険が嫌いなタイプの国鉄官僚出身者は、いずれ消えるでしょう。その時、せっかく開発したMAハイブリッドと車体傾斜装置を搭載した新型車両の開発をぜひとも再開して欲しいものです。




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連休2日目は、しっかりJRに乗りました。函館本線山線へ

2014年09月18日 | 旅行記
 晴天ヽ(^。^)ノ天気は上々です。
いつもの発寒中央駅で一日散歩切符を買って、ママさん駅員に見送られてw10時過ぎの小樽行きに乗車しました。朝里付近からは大型客船ダイヤモンドプリンセスも見えます。

各駅停車ですが733系のエアポート編成車両のため、Uシート車が連結されています。
当然、喜んでUシートに身を沈めました。ところが所詮は通勤用電車仕様ですね。シートはそれなりに良いのですが、音が煩いし、以前から気になっているドアの開閉音がズリズリと響きます。「733系は大嫌い」・・キッパリ(笑)

 さて、小樽で711の記念入場券と食料を調達してキハ150の2連で長万部へ出発。
少し早め小樽に行って、ホームで入線を待って乗車すると楽に座れますが、接続している札幌方面から2本のエアポートが来ると、座れない客が増えていきます。
ただ、余市で多くの方が降りますので少しの我慢ですが。
ちなみに今、余市は10月らのNHKドラマの舞台として人気ですので、当日もそれなりに混んでいました。
私は、この路線では必ず進行方向の右手に座ります。右手に塩谷岬がきれいに見えますから。でも羊蹄山を見るなら左ですね。
快晴の倶知安駅ホームでは交換停車を利用してホームで手足を伸ばして休憩。うとうとしているうちに15時過ぎには長万部に到着しました。
この小樽発12時20分に乗ると、長万部からは17時過ぎまで室蘭行きがなかったのですが、8月30日の改正で15時台の室蘭行きが少し遅い時刻になり、乗り継ぎが出来るようになりました。
小樽からと同様に今度もキハ150ですが、100番台という冷房なし車両、そろそろ涼しくなってきたのに換気用の上部窓を全開にしていたために、寒くて困りました。
長万部では復活して老骨に鞭打つ183系の北斗が先行発車していきました。エンジンを交換した182-7559という車両も連結されていました。
長万部を出ると頻繁に警笛がなります。「鹿かな~」などと思っていると沿線に人影が多数。
いわゆる「撮り鉄」です。来年3月で廃止されるトワイライトエクスプレスを狙う人たちですね。かなり線路に近づいている人もいるので運転士も警告をしていたのでしょう。この警笛と光景は、すれ違った稀府付近まで見られました。事故のないことを祈ります。

さて、秘境駅の小幌では10人ほどの団体が乗ってきました。海岸で遊んだのでしょうか、次の礼文で全員降りていきました。格好からバイクでのツーリングのようでした。
だいぶ酔っていましたが、飲み食いしたゴミはどうしたのかな。
陽の傾いた写真撮影の有名ポイントの北舟岡にも多くのファンが下りました。ホームがいっぱいで線路脇に降りている人も数人いました。
東室蘭到着。早速窓口で711の記念入場券を3枚購入。
知人へのプレゼントです。室蘭行きに乗り換えて、室蘭でやはり購入して東室蘭へ戻りました。 
この後はキハ143で苫小牧へ。  
キハ143は客車に400馬力超のエンジンをつけた変り種です。今のJR北海道なら怖がってやらないでしょうが、当時の苗穂工場の技術は高いレベルだったようですし、使い捨てという発想もなかったのでしょう。
今は目先の低コストばかりに目が行って、長く使うという発想は乏しいと思います。
素人の私としては733は、その点では典型的な存在だと断言します。
安全が第一、資金は新幹線に、というお題目の元にR&Dという企業にとっての基本を見捨ててしまったJR北海道には、いずれその報いが来ることになるのでしょう。現カムイとすずらんを除く特急車両がすべて261系気動車、それも車体傾斜装置という安全性も確立された一般的な機能まで失った183系の強力版程度の車両ばかりになるなんて、これからの鉄道少年は夢を感じないでしょうね
さて、話がそれましたが、苫小牧ではふたたび711の記念入場券を3枚購入、手稲行きの733系のロングシートに1時間半の間、体を揺さぶられながら帰宅しました。ロングシートは30分程度が限度ですね。
帰宅したのは21時30分、遅い夕食を済ませて布団に入りました。

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9月連休初日はまず増毛方面へドライブ

2014年09月18日 | 旅行記
まず、13日は留萌線沿線を見ようと娘の愛車フィットハイブリッドを借りてドライブ。とにかくガソリンを喰わない良い子で、当日も27Km/L以上をマークしました。
ちなみに、普段も我が家に置いてありますから、自由に使っていますがヽ(^。^)ノ
行き帰り同じ行程も面白くないので、往路は深川経由留萌まで入り、復路は国道231号、通称オロロンラインを使って日本海を眺めながら戻ってきました。
往路は三笠まで高速道路を使いましたが、値上がりした高速道路料金の節約のため、その後深川までは12号線。
それがこの後響きまして、かなり疲れてボーっとした運転になりました。
ただ、深川から留萌の近くまの自動車道は無料の上にスカスカ。深川は米だけでなく果物の栽培も盛んなようで、道の駅でリンゴが格安で売られていました。まだ、冷蔵庫にありますが、なかなか美味しいですよ。
さて、久しぶりに深川駅に立ち寄りましてトイレを拝借。
家内が待合室の片隅で、なにやら会議用テーブルが出ている前で財布を出しています。そして手にはA4版の赤い冊子のようなものが・・・・。    
実は当日からJR北海道では711系赤電車のさよならキャンペーンと称して記念入場券を販売していたのでした。私は集める気もなかったので頭から抜けていましたが、安いリンゴを買えたうれしさ(笑)と旅先の財布の紐は緩くなるといった勢いで、入場券4枚セット台紙付きを購入してくれました。
台紙には29枚分のホルダーが付いていますが、結局は翌日、小樽室蘭などで買った4枚と合わせて8枚が寂しく収まるだけになりました。2日かけて買いまわった方もおりますが、JR北海道にとっては、してやったりと言ったところでしょう。
ヤフオクでは、早速1万円以上で取引されていました。
さて、増毛では国稀酒造さんで日本酒の小瓶2本を家内用に購入して、やわらかい舌当たりの湧き水をペットに詰め
て帰ってきました。
増毛駅前にキハ54が停車している時間を狙ったのが当たって車両の写真も撮れました。     
駅前には高倉健さんと倍賞千恵子さん出演の映画「ステーション」にも写っていた建物も残っています。

久しぶりの道を一日で350Kmも走るのは久しぶりで、帰りのトンネルでの片側通行には視力の減退も手伝って、かなり気を遣い、正直怖かったです。
夕方、娘がしばらく使うということで車を取りに来るというのでAPに迎えに行ったり来たりしているうちにクタクタになりまして、初日終了。


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新型特急車両の開発中止で261系の時代がやって来た。

2014年09月11日 | うんちく・小ネタ
261系1000番台のスーパーとかち


一昨日、北海道旅客鉄道(株)は最終段階まで進んでいた新型特急車両の開発を中止し、軌条検測車など他の用途に転用すると発表した。160両の新製を予定した新型車両の突然の開発中止のニュースは、多くの鉄道ファンを驚ろかせ、失望の声が相次いだ。JR北には興味を失ったなどと嘯く本州のファンも居たほどだ。
試作車両はほぼ完成し、10月には試運転開始かと噂される段階での発表であった。
4月の年度計画でも開発を公表し、今までも何かにつけて謳い上げてきた車両である。
今回は、新幹線開通への準備投資と車両の高速化から安全対策に転換したという理由を挙げての中止発表であった。

正直、かなり期待していたので、私の落胆は大きい。新幹線札幌延伸に反対し、かねがね在来線の高速化でよいのではないかと考え、公言してきただけに「やはり新幹線か」と、在来線の高速化への期待が潰えたことには失望を禁じえない。
多額の維持費が必要で損益分岐点が低いとは言えない新幹線が人口減少社会の中で成り立っていくのかは疑問なのだ。札幌へ延伸する今世紀中頃には日本の人口は1億人を割り、本道の人口は4百万人半ばまで減少する。65歳以上の割合も30%近くとなる超高齢社会だ。人の移動も相当に減少するだろうに。

さて、183系などの後継として、今後10年かけ261系特急車両を現在の30両から、さらに130両増備することになるようだ。そして、現在の183系、281系と283系特急車両の経年老朽化と共に、順次置き換わっていくことになる。
簡単な話、北海道の特急はすべて261系のみにするということだ。これによって保守や費用の点では大きなメリットが生まれてくるのは明白だ。
一時期の183系車両のようなことになる。路線によって使用車両が異なる現状と比較すると予備車両の削減にもつながる。
私は261系自体は大好きな車両だ。大げさに言えば名車ではないかと考えている。北海道に261系という車両があったことは実に幸いなことだった。
281、283という振り子特急車両を開発した柿沼氏の最後の置き土産ということになる。
車体傾斜装置を搭載しない形での増備も検討されているが、今の弱体化したメンテナンス体制では良しとしよう。

同じ置き土産のDMVは、ほとんどお蔵入りのようだが、
このままでは、廃線も現実味を帯びてくるような路線が相当にある。今後は普通列車用の新型車両の早期の開発に力を入れて欲しいものだ。キハ40に問題が続出しないうちに・・・・。

さて、新型特急の開発コンセプトは
①車体傾斜を空気圧式と振り子式を併用することによって傾斜を拡大し、曲線走行時の速度をさらに上げることが出来る。
②ディーゼルエンジンと電動モーターを併用する「MAハイブリッド駆動システム」により既存の気動車に比較して大幅な燃費向上と温室効果ガス等排出低減の実現。

ということだ。①に関しては、コストとメンテナンスの両面から現状では過剰な装備であると判断したとしている。
 私も、この点については、新型特急に期待しつつも一抹の不安を感じていた点なので、正直納得できる。
社員の年齢構成が歪(いびつ)な現状では整備技術者の確保も難しいだろう。
 さて、②については、近年のディーゼルエンジンの制御技術の進歩によって、元々ガソリンエンジンより高効率な優位性を生かしつつ、ディーゼルエンジンの弱点といわれてきた排気ガスの清浄化技術も進んでいる。
したがって、順次261系に新しいディーゼルエンジンを搭載することによって、排気ガスと燃料消費も相当程度改善できるものと考える。
しかし、エコロジーの観点からは一層の改善が求められるし、札幌駅等での停車時のアイドリング騒音の低減のためにも、「MAハイブリッド駆動システム」については今後も研究を続けて欲しいものだ。

発展する企業はR&Dを怠らないものだと、若き日に大学の教授から教えられたが、このまま現状維持のような技術を温存するだけならば、企業としての北海道旅客鉄道は社会での存在価値を失い、いずれは成り立たなくなってしまうのではないか。
企業の経営も攻めるときと、守るときがあるが、この会社は、今は守るときなのだろう。
ただ、いつの日にか、攻めるときが再び来たならば、かつての「苗穂魔改造」などといわれたような技術を駆使して「JR北海道ここにあり」といえるような企業に復活して欲しいものだ。

開いてて良かったセブンイレブン。持ってて良かった261系車両・・JR北万歳(●^o^●)
261系基本番台のスーパー宗谷

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