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怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

しゃべれどもしゃべれども

2007-12-15 14:02:36 | 
映画の評判が結構よかったのですが、上映館がピカデリーとかでなくて割りとマイナーな館だったので行きそびれた記憶です。それで原作でも読んでみるかと思って図書館で予約したのですが、なかなか回ってこずに4ヶ月ぐらいしてもう忘れた頃にやっと借りることができました。そんなに人気だったんでしょうか。
読んでいくと最初はなかなか調子が出なかったのですが、3分の一ぐらい読んで行くと俄然面白くなって、そこからは途中でやめることもできず一気呵成に読んでしまいました。
主人公三つ葉を取り巻く登場人物が魅力的です。特に鉄火肌の祖母がいいですね。落語の師匠もいいのですが、その兄弟弟子の草原亭白馬(これはたぶん立川談志がモデルでは)もいいのです。
二つ目の三つ葉の落語修行と成長は秀逸な落語論になっています。最近余りじっくり落語を効く機会がないのですが、昔は教育委員会が関山和男を講師に落語論と実演を中区役所ホールでやっていて毎回見に行ったものです。
映画では主人公を国分太一、師匠を伊東四郎がやっていたのですが、後は誰がやっていたのか覚えていません。読みながらこの役は誰がいいかなとか想像しながら自分なりのベストキャストを考えていくのも密かな楽しみでした。予算とかいろいろ制約のある現実の映画を見るとかえってがっかりするかもしれないですね。ひょんなことで「話し方教室」をやることになった三つ葉とそれぞれ悩みを抱えた生徒の良、十河、湯河原と村林がそれなりに成長し、悩みを乗り越えていく姿の読後感はいい人情話を聞いたようでした。今度テレビでやることがあったら是非見てみましょう。
それではお後がよろしい様で。
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