怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

母の突然の圧迫骨折

2022-03-31 21:22:45 | 介護
22日火曜日は母のディサービスの日なので、いつものように8時30分に実家へ行きディサービスの支度をして送り出しをしようとインターフォンを押す。
ところが何度押しても返事もなし。
持参の相鍵で開けて声をかけるも寝室からかぼそき声がするのみ。
どうしたのかと寝室に行くと腰が痛くて起き上がれないとのこと。ディサービスなどはとても無理だと言う。ディサービスに行きたくないのでの仮病ではないみたい。
とにかくベッドから起き上がれないかと言っても、とても無理みたいで、突然の寝たきり状態に。
そのうちに送迎の人が来たのですが、当然ながらディサービスは欠席。
トイレにも起き上がれないのだが、トイレには行きたいと言うので椅子を持ってきて、痛い痛いと言って動こうとしない母をかみさんと二人掛で椅子に移動させ、寝室の隣にあるトイレまで引きずって、そこから便座に座らせるのも一苦労なのですが、何とか用を足してまたベッドへ。
食欲はあるみたいでパンと牛乳は寝たまま摂取。飲み物はストローでこぼさないようにしました。
何か原因になる様な事があったのか聞いても不明。もともと要介護2で認知症がかなり進行しているので短期記憶は全くなく、転んだとかなんかあったとしても覚えているとは思えないのだが・・・
そういえば前の週の金曜日も腰が痛いと言っていたけど、その時は自分で歩いて用もたし着替えでき、ディサービスにも行って、行く時に腰が痛いと言っていたと係の人に言っておいたのですが、普通に帰ってきました。まあ、2~3日ゴロゴロ寝ていれば治るんだろうと思っていたのですが、こんなになるとは。
医者に連れて行くのも今の状況では無理なので、この日は寝てもらい様子を見てみようと言うことに。一応湿布薬を貼り痛み止めを飲ませたのですが、お昼ごろには痛み止めが少し効いたのか何とか座位が保てるようになって、またしても椅子に座らせて引きずって、昼食を食べ用もたしました。
こういう状態なので、この日は夜まで私が付き添い、夕食はベッドでおにぎりを食べてもらい、寝てからエアコンをつけて帰りました。
翌朝行ってみると状態は全く改善していない。それどころかベッドの下で布団をかぶって寝ている。
どうしてここで寝ているのか聞いても回答なし。一人でトイレに行こうとしてベッドに戻れなかったのか。
ところがつけていたはずのエアコンが切れていて、それどころかコンセントが抜いてある。下に椅子が移動してあったので、夜中にエアコンを消そうと椅子を移動させてその上に乗って抜いたみたい。そこでベッドには戻れなくなった?朝は起き上がることも出来なかったはずなのに、どうして?それなりに痛み止めが効いて動けたのあろうか。
痛い痛いと言うのでベッドでパンを食べてもらい、椅子に座らせて二人掛でトイレに連れて行って用をたす。
この日は妹にも来てもらい、3人がかりで介護。でも人数がいれば一人でトイレに行けるわけでもなく、痛み止めが効いている時だけは何とか座位が保てるぐらい。
明日になったら改善している可能性も少ないので、こうなるとケアマネさんに相談してすがってみるしかないか。
この日は妹に泊まってもらい、相談の結果、木曜日に整形外科に受診することにし、リフトタクシーの手配をしてもらった。
翌朝も状況は改善していなかったのだが、妹によると夜中に気が付かない間に1人でトイレに行った痕跡があったとか。
リフトタクシーに乗せるのも一苦労で、車いすにも載せられないのでストレッチャーに乗せて車で運ぶのですが、タクシー会社からは運転手だけしか来ないので後は私たち3人を加えて4人でストレチャーに乗せました。実家は一応バリアフリーにしてあるのですが、車いすはともかくストレッチャーが回りこめるような作りになっていないので、回り込むスペースがなくて試行錯誤して大汗をかきました。
整形外科では、まず簡単な問診をしてレントゲン検査。結果は腰椎の圧迫骨折。完全にひしゃげているわけではないけど骨はカーブしているとか言われてもよく分からないのですが、年齢も年齢だから特になんかなくても、こうなる可能性はあるとか。
治療としては安静にするしかないとのことで、ベッドで寝ていてください。認知症なので言っても分からないだろうから痛み止めを飲んで痛みがなくなると動き回るので痛み止めは飲まない方がいい。腰椎ベルトも取ってしまうかもしれないけど一応してみましょう。寝ていると便秘気味になるので軽い下剤は出しておきます。入院するような症状ではないので、あとはケアマネさんと相談してください。
帰りも苦労してリフトタクシーで帰ったのですが、料金は往復18000円。
すがるようにケアマネさんに相談したのですが、最初どうかと言っていたショートスティ施設は座位が保てない人は車いすでの生活ができないので無理とのこと。
こうなると暫く実家に泊まり込むしかないかと覚悟したのですが、ここでケアマネさんから救いの連絡。
いろいろ聞いてみたら老人保健施設で今日からでもショートスティできると。
施設の相談員がすぐに面接に来ると言う。
相談員さんにいろいろ状況を説明して、母の状態も確認してもらい、母をなだめすかして、そのままリクライニング車いすに乗せて施設に無事入所。
緊急の短期入所として、そのまま正式入所で1か月ほどは診てくれると言うことで有り難い。
こういう時期なので面接は原則禁止で月2回だけ時間指定でガラス越しでの面接とか。

痛い時にはせん妄状態な時もあって、自分がどこにいるかもわからず、訳が分からないことを口走っており、さすがに子どもの顔までは忘れていなかったのですが、面接でもして私をこんなところに閉じこめたとか言われた時には耐えられないので、面接は落ち着くまでは遠慮しておこう。
老人保健施設は長期の入所はできないので1月後には、これからどうすればいいのか考えないとけないのですが、ひとまずそれまでは猶予がいただけました。
母が腰痛で起ち上がれなくなってから、私としては怒涛の一週間。時間が濃密に流れ、いろいろ判断も迫られ、精神的にも肉体的にも疲れ果てました。
コメント
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