怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

週刊誌が株特集を組むと

2013-05-25 13:22:38 | Weblog
今週の週刊ダイヤモンドの特集は「経済ニュースを疑え」
その中にいささか自爆テロ気味ですが「週刊ダイヤモンドが株特集を組むとなぜ株価はピークを打つのか」と言う記事がある。
経済誌が株特集を発売するまでには、当然ながら調査を行う。一般的には企業の決算情報を基にするのだが、株式市場では決算情報が発表された瞬間に株価に織り込まれてしまう。実際に記事になっていくのはそれから数週間必要となるとその間に別の要因で株価は動いてしまっている。株価の予測を書くためには論理が必要なのだが、論理で説明できる時には既にその論理は終わっている、株価分析は後解釈でもっともらしいせりふを並べるしか方法はない。結局のところ未来に起こることは予見できない。
にもかかわらず週刊誌を売らなければならないことから扇動的な見出しになってしまう。加えて株価が上昇した時しか「株特集」は売れない。株価がどん底の時に今が買いと言う特集を組んでもほとんど売れないみたい・・・
堀江貴文は「景気が悪い時にもっと株式の記事を載せるべきだし、景気が良くなったら自制したほうがいい」と言っているそうだが、なるほどだし、出版社には耳が痛いだろう。
自己批判するこのような記事を載せるということは勇気がいっただろうが、その点は評価できる。しかし、これから週刊ダイヤモンドは株特集をやるのだろうか、それはどんな時にやるのだろう。ニーズがあるから売れると言うのであれば、やっぱり上向いている時?
全ての週刊誌に今乗り遅れると損をすると出だしたらそれはそろそろ手仕舞いを考えるべき時・・・そんなことを誰か言ってましたよね。
コメント
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