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怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

那智大社と那智の滝

2011-11-20 13:05:00 | Weblog
朝さらにお風呂に入ってバイキングの朝食を摂ると「旅行しているな~」という実感がわいてきます。夕飯時はいつも宴会で飲みすぎて寝てしまうので、しみじみと旅の気分を味わうのは朝風呂に浸かって、ア~とかウ~とか言いながら身体をダラーっとしている時ですね。露天風呂で朝日に身体をさらしてみると小さな幸せを感じるのです。
ホテル浦島を出るとバスで那智大社へ。山道を徐々に上がっていくのですが途中あちこちにがけ崩れの後が残り、川沿いでは一階部分が柱を残すだけという家が点在しています。木の高いところにごみがついていたりして当時の水位がわかります。
昔学生時代に来たときは麓とか言うバス停で降りて杉木立の中の石の階段の熊野古道を歩いていったのですが、今は世界遺産になったこともあって途中に看板が立っていて道もきれいに整備されているみたいです。今回の豪雨でもそんなに損傷を受けていないとのこと。遠い記憶では1時間もかからなかったので機会があればまた歩いてみたいものです。
那智大社へは駐車場から467段(瑞穂区の郵便番号と同じです)の階段を歩いていくのですが、今回は神宮の専用道路をタクシーで分乗して上の駐車場まで行き神社のエレベーターで本殿前へ行くという大名旅行です。

本殿でお払いを受けて宮司さんのお話も聞くことも出来たのですが、この豪雨では神社も土砂で埋まり、海岸沿いの役所まで78歳の宮司さん自ら歩いて報告に行ったとか。途中は道なき道もあって大変だったと思うのですが、修行している人は常人とは違います。
本殿の前には楠木の大樹があり

根元はほこらになっているのですが、これは学生時代に来たときの記憶があって当時もこのほこらの前で写真を撮りました。

この木も平重盛お手植えと書いてありましたが、昨日の那の木もそうでしたよね。重盛さんどうやらあちこちで木を植えてきたみたいです。昔熊野植樹祭があったのか。
ここから駐車場まで降りて今度は那智の滝の「飛瀧神社」へ。ここは瀧がご神体で神殿はありません。ここも豪雨の影響で普段は川の水面の上5メートルにある注連縄が水で断ち切られたとか。川原には大きな杉の倒木が横たわっています。

本当は御垣内では写真を撮ってはいけないのですが、ドサクサ紛れに撮ってしまい、後で注意を受けてしまいました。どうもすいません

ここでもお払いを受けて帰ってきましたが、ここの直会はお神酒ではなくて瀧の水。ありがたくいただきました。
往復する間にとにかく自然の猛威を実感させられたのですが、崩れたところは主に戦後植林したところだそうで、自然の照葉樹林叢は大丈夫だったとか。
植林したところもなかなか手が回らずに間伐とかしていなかったこともあるのでしょう。
ここからはお昼を食べて帰るだけですが、お昼にビールを飲んで長い間バスに揺られているとどうも泌尿器系の問題が生じて、気にすると精神的に余計プレッシャーを感じてしまい、団体行動のバスではわがままも言えず、腰も痛くなるし苦難の旅でした。
コメント
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