怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

飛騨路へ行くなら飛騨工房「LUFT HIDA」へお立ち寄り

2009-07-14 19:14:07 | Weblog
かねてよりK3、9210の中学時代の同級生三人で旅行へ行こうという話があったのだが、なかなか都合がつかずにいつも有耶無耶になっていた。かくてはならじと今回はそれなりにいろいろあったが何とか都合をつけて11日12日と高山に行くことができました。
天気は何とか持って12時半には名古屋を出て高速で順調に高山へ。じつはK3は大垣の某ハムメーカーに勤めていて、その会社が飛騨丹生川に「LUFT HIDA」というハム工房をやっていて、なおかつ、そこに仲人をしてくれた人がマスターをやっているというのです。空いている時間帯に行って、いろいろ食べさせてもらうということでお願いしてありました。私は「ハム工房」というので、観光客向けに物販中心で試食もできるようなところかと勝手に想像していたのでした。
高速を下りて3時半過ぎには着いてしまったのですが、近づくとドイツ風というかなにやら洒落た建物が見えてきます。しかし、観光客を呼び込むような看板はありません。聞くと何と観光バスはお断りなんだそうです。
入り口にはドイツから特注で取り寄せた飾り(ドイツではこれが工房の印で、日本の造り酒屋の杉玉みたいなもの?)があり、これはキロ1万円で輸入したとか。
入り口を入るとガラスの向こうに熟成中の生ハムがずらーとつるしてあります。思ったより物販スペースは小さくて、当然ながら試食品もありません。試食品はともかく折角工房もあるので、此処でしか買えない様なハムソーセージがもっとあるといいのにもったいないのでは。
レストランに行って、狭間の時間帯なので他の客はほとんどいなくて席に着いたのですが、調度品もなかなか凝ったものばかり。
席に着くと白い髭のマスター(元国体のスキーの選手で、スイスには毎年気が向いた時に行っているという粋人です)が来て、先ずはビールで乾杯
生ハムの4種類盛り合わせと本格的ドイツパンが出てきて、さらにニュルンベルガーとかヴルストというソーセージが出てきます。肉汁たっぷりの噛むと肉食ってるという感じで、こんなのが本格的にどんどん出てくるので想像していたのと違いびっくり。こんなことならお昼をもっと軽くしておけばよかった。実は二日酔い気味でぶっ掛け素麺にしたのですが、天ぷらと温泉卵をつけたのが余分だった。車に乗っていただけなので、お腹もあまり空いてない。え~い、ままよ、酒を飲んでいれば何とかなるだろう。一緒に行った9210も二日酔いといっていたが、朝昼兼用の雑炊だけということで美味しいと食べている。でも彼も痛風もちになり最近はあまり食べれなくなったとか。後で風呂に入った時に見ると運動ができないのでか足は細くなり尻の肉も落ちていた。剣道2段で昔は毎日早朝テニスをやっていて、雁道のマッケンローと豪語していた面影はもうなく、階段を下るのが辛い日々なのです。
ビールを飲んだら今度はマスターが解説しながらいろいろワインが出してくれて、最初は軽めのをお願いしました。続いてヴァイスヴルストという白い茹でたソーセージが出てきて、これは甘口のマスタードをつけて、皮を剥がして食べるのですが、あっさりしています。生ハムサラダも食べ、今度は少し重いボディのワインをお願いして、どうも折角の本場のパンは食べられません。
暫くして真打というか「イベリコブタの生ハム」が腿1本(10万円以上するそうです。どうもすぐ値段を聞いてしまうのが貧乏人です)出てきて、マスター自ら薄く切ってくれました。脂が乗っていてトロのようでいて、複雑な味がします。ホテルでこんなのを頼んだらいくら取られるやら。
K3に聞くとイベリコブタにも3種類あって、純粋にどんぐりだけで育てられたものと配合飼料も一緒にとっているものとブタの品種だけイベリコのものだそうで、もちろんこれはどんぐりだけで育てられたものだそうです。
さらにワインをお替りしているともうお腹一杯になるのですが、この日は6時から貸切の団体が入っているとかで、屋外のテーブルに移動。此処で最後の締めというか飛騨牛のステーキが登場。量は多くないのですが、もう限界近く、K3は一切れ食べてギブアップ。私は何とか2キレ食べましたが、柔らかくてうま~い。さすが飛騨牛!やっぱりお昼に天ぷらをのせるべきではなかった!
最後にコーヒーが出てきて、本当に満足。値段も社員割引の仲人割引で格安にしてもらいました。でもメニューを見ていたら全体にリーズナブル(ホームページにメニューと値段を載せてくれるといいと思いますが)で、この雰囲気でこの食器でこの料理ならもう少しとってもいいのではという値段です。
奥飛騨温泉に行った時とか、高山観光がすんでもう少し足を伸ばしてという時には隠れたお勧めスポットです。欲を言うとどうもあまり商売っ気がなくて、看板もそうですけど、店が客を選んでいるようなところがあって、知らない人は立ち寄りにくいということでしょうか。折角なんでもう少し物販の品も増やし、レストランのメニューも増やしたらどうでしょうか
でも飛騨路の隠れた穴場(ホームページhttp://www.luft-hida.com/)ですので、近くに行ったら是非お立ち寄りください。
コメント
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