12日の定例記者会見。 小池東京都知事の都政改革が徐々に形を見せている。その第一が「都政改革本部」の立ち上げである。9月中に中間報告というスピードはいい!他の利権政治家にはできな速さだろう。
その顧問に5人の有識者が起用された。
その人選は政治的に先を見据えたものであろうことが予見され、小池氏が正しい野望に向かってさらに地歩を固めていることがわかる。
とにかく来年の都議選に向けて都議会に巣くう利権集団を一掃してしなければ、300万弱の投票者の意志は実現しない。
今後は保守改革勢力として、各地の大志ある保守の糾合にむけても活躍願いたい。
小池知事、橋下氏の有力ブレーンを起用 都政利権を一掃へ 夕刊フジ 8月13日(土)16時56分配信
東京都の小池百合子知事(64)が、都政の「利権」や「闇」を追及する「都政改革本部」の顧問に、橋下徹元大阪市長の有力ブレーンを起用した。無駄遣い一掃で成果を上げた「橋下方式」を都庁へ直輸入した格好だ。小池氏は、森喜朗会長率いる東京五輪組織委員会にもメスを入れる考えで、都庁の“大掃除”が始まった。
「利権、不正によって不当に高い経費負担を都民に強いていないか。徹底的にチェックした上で改善をする」「(情報公開請求しても)真っ黒な資料で、時にはのり弁のようにほぼ真っ黒だ」。
小池氏は12日の記者会見でこう述べ、利権の追及、都政の透明化に不退転の決意で臨むことを強調。都政改革本部の顧問5人が発表された。
注目は「大阪維新の会」結党に深く関わり、橋下氏の「理論的支柱」として知られた上山信一慶応大教授(58)だ。橋下氏が掲げた「大阪都構想」を練り上げたキーマンで、行革のスペシャリスト。巨額税収にあぐらをかき、非効率な予算執行を続けているとされる都庁の無駄に切り込むのは間違いない。
小池氏を支援する元東京地検特捜部副部長の若狭勝衆院議員(59)の側近で、若狭氏と同じ弁護士事務所に所属する検事出身の坂根義範氏、「債権回収」の専門家である公認会計士、須田徹氏らも起用。政府高官は夕刊フジの取材に「顔ぶれからみて、『利権追及』が最優先なのは明白だ」と断言した。
小池氏は「都の外郭団体だ」として、五輪組織委も改革本部の調査対象とすることを明言した。トップの森氏とは9日に会談し“和解”を演出したばかりだが遠慮はしない。
「小池のメス」の切れ味が注目される。
小池都知事、「都政改革本部」顧問5人を発表 フジテレビ系(FNN) 8月13日(土)13時26分配信
小池都知事が「都政改革本部」の顧問5人を発表した。
東京都の小池知事は、都の予算や業務などの点検を行う「都政改革本部」に就任予定の顧問5人を発表した。
メンバーは、大学教授や弁護士などで、人選の理由については、「情報公開、自治体の改革などに知見がある」とし、9月初旬にも、点検作業に着手するという。
東京オリンピック・パラリンピックに関わる検討に関しては、東京都の外郭団体である大会組織委員会も対象に含め、9月中に中間報告をまとめる方針。
小池都知事、3大都市リーダーとの連携急浮上「新党というよりはネットワーク」 zakzak 8/13
東京都の小池百合子知事の「次の一手」が注目されている。将来的な新党結成について示唆したばかりだが、東京と大阪、名古屋という3大都市の改革派リーダーによる連携もあり得るのだ。民進党が、「日米安保廃棄」や「自衛隊解消」を綱領に記した共産党との共闘を続けるなか、現実的な外交・安保政策を掲げる新たな二大政党的グループとして急浮上するのか。
「選択肢の1つではある。これから都政を前に進めていく上で判断すべきことだ。いろんな形があると考えている」
小池氏は10日夜、都知事選で自身を支援した都議や区議ら約70人が開いた会合に出席した。会合が新党結成に直結することは記者団に否定したが、将来的な新党結成の可能性については、冒頭のように語った。
翌日の新聞各紙は「小池都知事が新党結成に言及」(産経)、「小池知事新党『選択肢の一つ』」(朝日)などと報じた。
「都議会のドン」こと内田茂都議が事実上君臨する都議会自民党は議席の半数近くを確保している。小池氏の発言は自民党を牽制する狙いもあるとみられるが、小池氏の以下の発言も聞き逃せない。
「新党というよりはネットワーク。改革が各地で進むように連絡を取りながら、ということで考えている」
この「ネットワーク」「各地」というフレーズから、小池氏と、おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)や、地域政党「減税日本」を率いる河村たかし名古屋市長という、3大都市のリーダーの連携も注目されている。
実は、小池氏と河村氏は日本新党で「改革」を目指した同志であり、河村氏は都知事選終盤、小池氏の応援に駆け付けている。松井氏と河村氏は7月の参院選前、政策的に近いとして党合流について会談している。