微妙なドラマ6

「掟上今日子の備忘録」今日のはなかなかよかった(上から目線)、「遺言書」1冊を1回の放送で使っちゃったのはもったいないが、元ネタは「遺言書に文章を使われた漫画家」にかなりのページを使ってるので、それを「人気バンドの歌詞」にしてそのバンドは引用されたことすら知らないとあっさり流す、まずはOK(もっとも歌詞カードってCD買わないとついて来ないんじゃないか、音楽に趣味のない彼女がその歌詞をどうやって知ったんだ?という疑問は残ると思うんだが)

厄介君の上へ女の子が降って来るという元ネタの状況はいかに何でも映像化不可、ではだうするかと言えば学校の用具室でCO2ボンベを開けるとは・・・・・CO2ボンベというものは確かに存在するけど(いったい中学校で何に使うつもりだったのかは理解不能)それで死ぬのはかなりむつかしいと思うよ、密室に閉じ込められた厄介君は何とか火をつけて火災報知器を鳴らす、ハイお見事、しかしよく火がついたよな、最近は都合よくライターを持ってるってことまずないし

とまあいくらでもつっこみどころはあるものの少女が狙ったのは何も知らない古本屋さんではなく厄介君本人(もちろん彼も何も知らない)だったという筋立て、一応ありかも(ホントにさう?)、それと全然関係ないけど彼が今日子さんにピッタシの服を選ぶセンスの持ち主ってのも大いにけっこう

だけどさ、これ絶対つっこみどころなのに誰も何も言ってないの気に入らないなあ、今日子さんが着せられたセーラー服は誰のものだったの?また今時の中学校に焼却炉(今日子さんの服を燃やしたという)があるか?「切り刻まれちゃった」とか「お茶をザバッとかけられちゃった、アツッ」とかでよいじゃないか、そんでもやっぱしセーラー服の出所は問題、制服を複数持ってる生徒がいてその子は(部活をやってて)体操服で帰ったとか、ちゃんと説明つける必要あるんじゃないのかね?こういうとこが男の作者やスタッフはわからんのよな・・・・

そう言えば元ネタの少女は1年生なので「サカセザカ?そんなのいたか」になったんだがドラマでは3年生、3年いっしょにいてそれはないんじゃないか、でもそうじゃないと背の高い今日子さんが制服を(サイズ合わんから)着れないもんね、悩むとこだ(何が?)

最後に一つ、厄介君みたいにかわいくて危なそうな若い男が女子校に雇われるってそれ絶対ムリだよね、親が一番娘に近づけたくないと思うタイプだもん、普通この役は中年の女性(ドラマで力持ちの婦警さんやってたヒトたち)しかありえないって

というわけで(どういうわけで?)来週はいよいよ厄介君が今日子さんと一夜を過ごす、さてだうなることやら・・・ってそれはわかってるんだけど、このドラマがこの先だうなることやら、まだ使ってないネタ(遠浅警部の出番とか)があるのに、全く眼が離せんよな