JGバラード

20代半ばの頃、BFに「SFには偏見があるんでね」と言った時アタマにあったのはこの本だったと思う(一部ブラッドベリのどれかだったかも)、昭和46年初出とのこと、私は大学2年かそれ以上だった、今よりはずっと若かったが子供ではなかったから何が書いてあるのかわからないなんてことはなかったハズなんだが表題作以外は全く記憶にない、それも「この作者いったいどういうつもりなんだか」という印象だったように思う、それは今も同じ、大型のマッコウクジラほどあるヒトの死体に対して(中世ならともかく)20世紀人類の反応がかくも愚かしいものになるだろか、テメエらにゃ探究心てもんがないのかよ?!

爬虫類園－「ガダラの豚」の方がよくない?爬虫類時代の記憶については何も言って・・・あ、ホントはそれが言いたかったのか、恐竜が滅びたのは集団自殺だったって、ま、さ、か!!!
たそがれのデルタ－イントのデルタってこんな非文明の地?いや行ったことないからわからんけどさ
あらしの鳥、あらしの夢－そんなデカい鳥が飛べるかってんだ!としょーもない揚げ足鳥
スクリーン・ゲーム－珍しくミステリしてるのに記憶ないとは、ひょっとしたら読んでなかったかも、昆虫に宝石を象嵌てのが何とも非現実、いやファンタスティックってホメなきゃいかんのか・・・
永遠の一日－自転がほとんど止まった地球、そらまいつかそうなるかもね、人類滅亡の方がずっと早いとは思うけど、これだけヒトが減ったのにまだ文明っぽいものが存在するってありうるのかなとこれまたしょーもない揚げ足鳥、そう言えばこれも一応ミステリしてるんだわな、何があったのかいまいちよくわからんけど
うつろいの日々－たんたんと時間が逆行し続ける世界、もしや宇宙が収縮に転じたらこうなるハズとか?そうはならんことを心底祈りたいね
ありえない人間－これほどハズれた未来予測もそうはあるまい、いや少子高齢化がちゃんと当たってるからエラいんだけど、臓器(組織)移植ってものを完全に見誤ってる、ま、心臓移植が始まったばかし(66年)のことと思えばしかたないかもな

あれ、けっこう楽しんじゃった?