怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

2010伊豆大島トライアスロン大会 ラン編

2010-06-27 01:51:44 | Un dou kai

二度目のトランジションエリアでのおめしかえ。ヘルメットからサンバイザーにかえて、靴を履きかえるだけなんで時間もかからない。ウーロン茶を口に含んでの走りだし。いつもながら、脚がふわふわした感覚はこの競技ならではの苦しみというか楽しみというか。何度やっても慣れはしないね。けっこうタイム消化は悪くないんで、なんとかこのランもいい感じでまとめてしまいたいところ。

ランコースは、例年通りバイクコース前半の海岸線をひた走るコース。海岸の先に午後の日差しがうかがえるほんとに素晴らしいランコース。年一回の訪問ですが、これだけのために別途訪問してもいいくらいのレベル。バイクの時の流れからすると、行き5kmは追い風基調なんでまあ行けるだけ行くのがいいのかな。

コースに出て毎年いつも同じとこでピットインをやって、、、また血尿っぽく見えるけど、まあ気のせいだ。いつもながら足取りは重いのは仕方ないんですが、やっぱあんまり進んでない感触なのはくやしい限り。フォローなのに。

ジリジリとした日差しの下、一人また一人とぬかされながらも、着実に進んでいきます。あんまり喉は乾いてないものの、給水では確実に水をもらいい脱水を防ぐよう慎重な行動を心がけて、折り返しへ。時計はちょうど30分を回ったあたり。遅いなぁという印象ながら、このトレ不足の中でも一番貯金がない種目だけに、やっぱ仕方ないのかな。ただ、このペースでいかないと、三時間を超えてしまうだけに心中焦りが生じてくる展開。

ただでさえ体力が擦り減りまくりなのに、戻りは若干登り基調でしかもアゲンストといったコンディションだけに、自分の中でもすこしづつファイティングスピリットを持って、、、でも苦しい。心拍は170とかで安定ながらも、あんまり顔をあげてのランニングが出来なくなってきた。バイクで腹筋背筋と太ももの筋肉を相当使ったせいで、あんまりこの辺に力入んない→膝に大きな負担というまずいコンボ。ミシミシとした痛みが少しづつ積みかさなる感覚はいやでいやでしょうがない。まあこの競技時間でこれなら来年一月の湘南マラソンなんてとてもとても無理なだけに、なんとかして克服しないといけないなぁ。と考えながら、のこり2.5kmの一番登らせられる地点を控えて、10秒だけ歩こうと歩を緩めた瞬間、。


240番をつけた人に「一緒に最後まで走りましょう」と声をかけられた。

去年も似たようなことがありましたが、こういうの流行りなのかわかりませんが、ほんとありがたい。もちろん、これを意気に感じないとさ。うん。

その直後の7.5km給水では水が取れず、喉の渇きがおかしい。熱っぽいし脱水?ますますいやな気分ですが、さっきの240番の人はスピードがいささか落ち気味。追い抜く際に、「もうちょっとですよ」と声を掛け返すとなんか顔の向きがすこし上向いた様子。

そのあとは抜きつ抜かれつのデッドヒート。スピードは決して速くないと思いますが、最後残ったスタミナをすり減らしながらも、声を掛け合うことで気力を補ってゴールへと少しづつ少しづつ漸進していきます。

汗がサンバイザーから目に向かって滴り落ちていき、時折目がかすむ中、いよいよゴールが視界の先へと見えてきたところ、また240番の人がスピードダウン。半分自分に言い聞かせるように、

「このまま走り切ったら三時間切れますよ」

番号からして4分前スタートの人なんで、残りの距離時間からしたら間違いなくこの方は三時間切りは望めるところですが、巻き込め巻き込めとばかりに言葉を発することで、自分が最後また走り切れそうな気がしてきた。言霊ってやつかはわかりませんけど。

ゴールが見えてきて、自己計測では残り一分切るか切らないかぎりぎりの線での三時間切れるかもとかいうとてもとても微妙なもどかしい限りな瞬間。ラストスパートは、、、くだんの240番の人は蒸気機関車の如くゴールへ突っ込んでいったよ。なんだあの元気は、と思いながらも、最後の力を振り絞ってゴールイン!。スイム終わった時点でいったん時計を止めていることから、手計測では三時間切れたかどうかとても微妙なところでのレース終了となりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする