怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

2010伊豆大島トライアスロン大会 レース直前編

2010-06-18 00:13:30 | Un dou kai

トランジションエリアに再度の来訪。レースにつかう何から何まですべて背中に背負って、ですが去年1500円かそこいらで買った底だけ一部メッシュのTYRのバッグが非常に使えていい感じだ。パッドとかではなく紐そのまま肩にかけるのでいささか重いのがズシリときてしまいますが、。

チャリをラックにかけて、ウェアのセットも万全。あとはウェットスーツをまとうだけ。所帯持ちになって以降ぶくぶくが止まらないなか、このゴム製のウェットがきつくて仕方なく、着るのが憂鬱で仕方ない。でもしょうがないとサンダルを脱いだ途端、

灼熱のアスファルトに思わずヒゲダンスステップを踏んでしまう33歳

まあこんだけ陽射しあれば仕方ない。

足首だけ通したら、即座にサンダルを履きなおして、幾度となく奮闘してゴムの固まりに身を包ませて、装着完了。これ、、、暑いよほんと。熱いとか暑いとかうるさいやつだ。腹周りの肉は厚いくせに。もう入水チェックも始まっている時間帯ってんでまたスリッパ脱いで、スタート地点の海へ向かって坂をぴょんぴょん跳ねて駆け下りていきます。イヤだって熱いのよ。

アンクルバンドつけて、計測所のセンサー跨いだあとはもう陸地に後戻りはできない。何度となくレースに出てても緊張が走る一瞬。

伊豆大島特有の黒砂から海を眺めると、グワングワンと暴れ波。まだ海に入っていんで、事の本質が理解できてない段階でも多少のヤバさは心中ありますが、経験てのは愚かなもんで、あの台風一過の日和佐をウェットなしで泳ぎきったとかいうのが無駄に心強さを醸し出したりしてますが、あれは月間20kmとかプールでぱちゃぱちゃやってるときのはなし。もっと考えなおさにゃならんのに。

なので入水ものほほんとしたもの。沖へ泳ぎはじめてようやく気づく。

全力でまずい。波に逆らって泳ぐのってこんなにハードだったけな。ヘッドアップしながらのスイミングは何とかできなくもなさそうですが、あくまでこれは試泳のレベル。レースになるとほんとわからん。この波だとまた波酔いしちまいそう、というかですね。とりあえずサーフィンがとても楽しめるレベルの波のなかで泳げってねぇ、、、。いちおう中止になった片男波のオープンウォーターほどでもないなぁみた感じでは。でも、スイム中止になった去年の波崎よりかは確実に波打ってるなこれは。

なんてことを同伴のホノルル組みの方と話しながら、リラックスしてスタートへの時間が刻一刻とカウントダウンしていきます。開会式では妙にハイテンションの参加者の皆さんと、やけにフレンドリーな大島町長(第1回大会に出てたそうな)の組合せとか、アヤトトライスロンスクールの代表の人の挨拶とかで、普段のレース前になく盛り上がってて不思議な感触。また、ここで初めて波の影響で去年までとは違い急遽時計回りコースへの変更が発表されたりと、まあなんというか、普段の年と多少でも違うことがあればそれはその瞬間を楽しむスパイスってやつだきっと。

もうあと3-4分で競技開始ということで、あとスタートのホノルル組みの皆さんとは離れて完全に一人。さっきの挨拶で、皆さんで力をあわせてこの波に立ち向かっていきましょうとかいわれてましたが、まあ水面コンディションの良さとスタート時のバトル劣悪さは反比例する感じがするんで、この点ではいいのかな。

スタートまで一分のアナウンス。この一分が長い。人生で屈指の無心になれる瞬間、でもある気がしますが、いってみたらまな板の上の鯉そのものなんであんまりいい感じがしない。で、ここにきて海用のゴーグルのフィット感が気になってしょうがなくなるとんでもない状況が。つけたり外したりを4回5回とやり直し繰り返ししてしまい、イライラ感と不安感が無駄に増殖してしまうアウチなシチュエーション。もうやだ

時折目玉が飛び出そうになるところを外して付け直してを繰り返し、ようやく落ち着きが。その落ち着きは刹那なもんでしてね、はい。スタートのラッパがファーと鳴り響くんですなこれが。
コメント
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