◆【話したくなる話材】 コーヒーは胃を荒らすという都市伝説は正しいのか?
■ コーヒーは胃を荒らすという都市伝説は正しいのか?
日本のコーヒー消費量は年間15万トンにも上り、緑茶の10万トンをはるかにしのぐほどの身近な飲み物となっています
都市伝説的に言われることとして、コーヒーは「胃に悪い」と言われます。しかし、アラビアの文献では、コーヒーは、「胃に効く薬」として紹介されています。
イギリスのコーヒー科学情報センター(CoSIC)は、コーヒーと健康に関する科学情報の膨大なデータベースを保有しています。
同センターでは、コーヒーの飲用と胃潰瘍の発生には関係がないと発表しました。胸焼けについてもコーヒーと関係づけることはできなかったそうです。
近年の研究から、胃液の分泌を盛んにして消化を助けることもわかってきました。エネルギー消費や脂肪の分解を促すなどのダイエット効果もあるという女性には嬉しい情報もあります。
近年の研究では、コーヒーは“善玉コレステロール”(HDLコレステロール)を増やして動脈硬化を防ぐということが発表されています。また、直腸がんのリスクを減らす効果も調査結果として報告されています。
日本疫学会では、コーヒーを1日1杯以上飲む人は、肝がんになるリスクが、全く飲まない人の6割程度に低下するという調査結果を発表しています。
コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があるといわれています。頭をすっきりと冴えさせてくれます。利尿作用についてもよく知られています。
糖尿病の予防効果も、欧米を中心に数多い研究が行われています。
ただし、ダイエットや病気予防に対するコーヒーの効果は、飲む量や飲み方、飲むタイミングによっても変わってくるので注意が必要です。
例えば、コーヒーを飲んでほっと一息といった「リラックス効果」は、実はコーヒー豆の種類によって、違いがあることが分かっています。
また、体脂肪の分解を効率的に進めるためには、運動をする20~30分前にコーヒーを飲むのが最も効果的とされています。
これからは健康飲料としての楽しみ方も考えてみてはいかがでしょうか。
〔参考文献〕全日本コーヒー協会 : コーヒーのことからだのこと.
コーヒーには、カフェインが含まれていますので、多量に飲みすぎますと副作用が出て来ることがわかっています。
一説のよりますと、一日に5杯以上飲む人に副作用が多く出るそうです。
カフェインは、交感神経を刺激しますので、睡眠時に必要な副交感神経の働きを弱め、祢見れなくなることはよく知られています。利尿作用もありますので、高齢者が、夜コーヒーを飲むことは控えるべきです。
頭痛がある時にコーヒーを飲みますと、頭痛が和らぐことを体験している人は多いでしょう。ところが、カフェインを取り過ぎると、逆に、カフェインによる血管拡張作用で頭痛がひどくなったり、頭痛がないのに頭痛が発生してしまうことがあるそうです。
疲れている時も、コーヒー一杯で至福の時を過ごす人も多いでしょう。私も、そのひとりです。カフェインには、疲労解消の効果があるといわれています。しかし、人によっては、逆に疲労感が残ることがあるそうです。「疲労感が低下した」ように感じるのは、カフェインに含まれるアデノシンという成分に覚醒作用があるからだそうです。
コーヒーには、ポリフェノールが含まれていますので、血圧を下げる効果があります。ところが、高血圧で、肝機能が弱っている人は、カフェインを摂り過ぎますと、高血圧のリスクが高まることがわかっています。心拍数も上がりますので、心臓への負荷も増えます。
あまり知られてはいませんが、利尿作用によってカルシウムが尿中に多く排出されてしまいますので、カルシウム不足気味の人がコーヒーを多量に飲むと骨粗鬆症にかかってしまうそうです。
血中のカルシウムだけではなく、カリウムも排出します。多量に飲むことにより低カリウム血症になりやすいのです。
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