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経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【老いぼれコンサルタントのひとり言】 7月18日 ◆大相撲の優勝パレードのオープンカーが消える!? ◇思考するということは? ◇大気汚染 ◇元気な会社

2025-07-18 08:03:00 | 【専門業】 日本経営士協会だより
 

  ■【老いぼれコンサルタントのひとり言】 7月18日 ◆大相撲の優勝パレードのオープンカーが消える!? ◇思考するということは? ◇大気汚染 ◇元気な会社 

 「老いぼれていては困ります」
 お叱りのような、励ましのような言葉を、後身のコンサルタント・士業からいただきます。
 生来、「お節介焼き精神」の塊のような生き方をしてきて「コンサルタントのためのコンサルタント」などと持ち上げられて、その気になって、日暮パソコンに向かひて、よしなしごとをつぶやいています。

 

 お耳汚しのことを、今日もまた、つぶやいています。

 

■【けふのつぶやき】

 大相撲の優勝パレードのオープンカーが消える!?
 国内外の若手力士が、相撲人気を復活させてくれています。新横綱大の里の優勝パレード姿をご両親は、どの様な気持ちでご覧になっていたのでしょうか。
 優勝力士がパレードで乗っている車は、トヨタのセンチュリーだそうです。相撲の歴史的記録をかずかず打ち立てた白鳳さんが、今後もトヨタから貸与されるように運動したそうです。
 その結果、トヨタは、大相撲の本場所優勝力士がパレードで乗っている最上級車「センチュリー」のオープンカーについて、今後も継続できるようになったそうです。

■【評判の良いブログ】

 最近、アップロードしたブログで、とりわけ人気度の高いブログをご紹介します。

 重複してご紹介することもありますが、ご容赦くださるようお願いします。

■【経営コンサルタントの独り言】

 半世紀にわたる経営コンサルティング経験を思い出しながら、あるいは、直近に起こったことなどを元に、随筆風に記述しています。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。

 

 「思考する」ということを誤解している人が多い

 「人間は考える葦である」と言ったのは、 フランスの思想家、数学者、物理学者であるパスカルの名言です。

 ところが、私達は自分の行動を振り返りますと、熟考もせずに走り出していることに、過ちや失敗をしてから気がつくことが多いです。

 日経新聞社から刊行されている「ビジネスシンク」に、『思考はビジネスの要で、他の全てを始動させるビッグバンである』と記述されています。S.R.コヴィーのビジネスシンクは、私にとっては座右の書のひとつです。

 私達の多くは、過去の延長線上の発想で、「先輩から引き継いだので踏襲しています」と惰性で行動している面が大きいです。

 今、行動を起こそうとしていることの目的は何か、背景に何があるのかを思考し、常に意識し、繰り返し思考すべきです。その実現・達成にはどの様な問題が待ち受けるかというリスクマネジメント的な思考をし、そのためにはどのような予防策があるでしょうか、予防策の重点順位は何が高いか、それに対処するための5W1Hは何か、等々を思考しなければなりません。

 どの段階でも、クリティカル・シンキング的視点を忘れずに、「これで良いのか」「なぜこうなのか」と思考を繰り返すことです。

 しかし、私達が、何か行動をしようというときに、期限が迫り、時間がないことがあります。拙速で「走りながら考える」ということを余儀なくされることが多いです。

 けっして、このような行為は薦めることはできませんが、やむを得ないときには、たとえ走りながらであっても上述のようなことを意識しながら、行動に反映させていくべきです。

 手前味噌の話で恐縮ですが、従業員13名であった某メーカーのお話です。赤字が続き、いつ倒産するかも知れないという状況の時に、社長さんにお会いしました。

 すぐに顧問契約をし、3年ほど経過したときのことです。久しぶりに役員会に出席したところ、30代の常務さんが会議の進行をしていて、その雰囲気がかわったことに驚きました。

 かつては社長さんが一方的にしゃべる、暗い雰囲気の形式的な役員会でした。ところが、全員参加で、戦略的なテーマに、戦術論を交えて、それがロジックツリーを用いて、キチンと体系立てて整理し、率直な意見を述べあっているのです。

 社長さんの独壇場であった役員会が、社長さんは一歩下がってオブザーバー的な参加の仕方で、他の役員全員参加の会議に変貌していたのです。

 終わってから、若い常務さんが私のところに来て、「先生がおっしゃっていた『論理的に思考する』ということが少しずつですがわかってきました」と満面笑みを浮かべて、活き活きと話してくれました。

 このクライアントは、厳しいご時世にもかかわらず、3年で従業員30名にまで成長してきました。「ああ、この会社にもビッグバンが訪れたのだ」とコヴィーの書を思い浮かべたことがあります。

◆ 大気汚染や異常気象をなくしたい 718
 近年「光化学スモッグ」という言葉が、あまり聞かれなくなりましたが、日本における大気汚染に対する意識の高まりの契機となった言葉です。
 かつての神奈川県川崎市の大気汚染は、2010年代の中国にも負けない程のひどさでした。
 光化学スモッグに対する契機となったのは、体育の授業中に起こりました。

 豪雨による洪水が頻発する昨今です。
 日本全国各処で集中豪雨・線状降水帯などにより、毎年のように大きな被害を引き起こしています。
 その原因が、地球温暖化にあることは、科学的にキチンと証明できなくても、種々の裏付けからもわかります。

 2018年にアメリカ・トランプ大統領は、パリ協定から脱退するなど、あまりにも自国中心的な考え方として、多くの人の顰蹙を買い失望させました。
 アメリカ一極覇権の時代が終わったとしても、大国としての責任はあると思います。

◆ ドライバーの認知能力低下を車が検知してくれる 718
  少々以前の読売新聞に、車の走行状態や運転者のわずかなクセなどを分析して、運転者の体調の異変をAIが見つけてくれるようになるという内容の記事を読んだことを記憶しています。
 その背景には、社会問題となっている高齢ドライバーの事故を減らそうということがあるようです。これが実用化しますと、認知症の早期発見につながるそうです。それだけではなく、視野が欠ける緑内障という目の病気を早期発見するというような健康状態にもつながるような懸念材料を提供してくれるようになりそうです。
 磁気共鳴画像(MRI)技術をもとに、各種センサーを使って、運転者の脳や目の動きを分析します。
 たとえば、運転者の視線をカメラで検知し、横断する歩行者の見落としを警告してくれます。車が左右にふらついたり、車間距離が短くなったりする傾向を捉え、認知機能や空間把握能力の低下を見出してくれます。
 運転者の視線や顔の向きや表情、まぶたの開き具合などをカメラでとらえ、異常を検知すると警告音を発したり、シートベルトを振動させたりして注意喚起をしてくれます。
 運転者の行動から、事故につながるミスの原因が何であるかをAIで分析することにより、このようなことが可能になるようです。それどころか、体調や病気の疑いの分析までもしてくれるようになるそうです。
 このようなシステムを使うことにより、自分ではあまり気がつかない高齢者による運転能力の低下に気づきを与えることになるようです。
 一方で、自動運転技術の開発も進んでいます。
 前者の技術はすぐにでも必要であり、自動運転の技術が実用化されますと、その技術はあまりメリットが大きくないように思えます。この技術の実用化は2030年が目標だと言います。
 開発は、その内容は当然のことながら、実用化スピードがものをいいます。この技術が実用化されたときには、陳腐化された技術と言われないようであって欲しいです。

【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 ピンチをチャンスに 企業経営も「塞翁が馬」 3111-4718
 昔、中国北方の塞(とりで)近くに占い上手な老人(塞翁)が住んでいた。ある日、老人の馬が逃げ出したが、老人は「そのうちに福が来る」と話し、その言葉どおり馬はやがて駿馬を連れて戻ってきた。周囲は祝ったが、「これは不幸の元になる」と老人。すると、その馬に乗った老人の息子が落馬して足を骨折。しかし老人は「これは幸福の元になる」と占った…(以下略)。

 「安易に一喜一憂するな」と戒める「人間万事塞翁が馬」という故事である。中国古代の哲学書「淮南子(えなんじ)」の話であるが、経営環境が不確実性を増す現在にも通じる話であろう。鹿児島市に本社・工場を構え、金属・セラミック加工を手掛けるN社は、「塞翁が馬」のような事態を体験した。

 話は15年ほど前にさかのぼる。同社は、アメリカ向けの太陽光パネル生産ラインの受注に成功。勢いづいた同社は、大仕事に向けて設備投資と新卒採用を積極的に行った。ところが、その翌年にリーマンショック。太陽光パネルの案件は遅々として進まず、大規模な投資が徒となった。給与カットやボーナスの停止、社員の出向など経費削減を行ったが、27カ月連続で単月決算が赤字となり、打撃は長期に及んだ。

 そこに登場したのが同社近くに建設されることとなった鹿児島七ツ島メガソーラー発電所だった。7社によるジョイントベンチャー(JV)で、その中に同社の取引先があったことから、U社長らは懸命な営業努力を続け、太陽光パネルを設置する架台の納入にこぎつけた。アメリカ向けの太陽光発電で経営不振に陥った同社は国内の太陽光発電で息を吹き返すことができたのだ。

 実は、発電所計画が持ち上がる前、大阪府内の企業がリーマンショックで撤退を決めた志布志市内の工場を同社は取得していた。同社も苦境にあったが、その時点ではアメリカの案件はいずれ動き出すとの見方もあり、「工場が有する金型加工の技術は太陽光パネルの件で必ず役立つ」(U氏)として決断したのだ。結局、アメリカ向けの話は消滅したが、メガソーラー発電所の受注では志布志工場が製造する部品が大きな役割を果たしたという。

【コメント】

 冒頭の「人間万事塞翁が馬」は、人生の吉兆や運不運は予測できないことを表しています。

 「禍転じて福となす」と前向きの意味にとらえ、座右の銘としている経営者も多いですね。

 深刻な危機にもかかわらず新たに工場を取得しようというポジティブ思考がピンチをチャンスに転じたといえます。

 「人間万事塞翁が馬」は「石の上にも三年」という古い諺にも通じることなのではないでしょうか。

   出典: e-中小企業ネットマガジン

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