時は流れる。

ある意味僕はこの数年間何も変わっていない（見かけは多少丸みを増したり，老けたりしてはいると思うが）。

しかし，A大学の先生だと思っていた方が，いつのまにやらB大学に移っていたり，さらにC大学になっていたなど，しょっちゅう異動されている。

異動に伴い，助手，講師，助教などから准教授へ，あるいは准教授から教授へと昇格したりしている。

今日（正確には昨日）も，日ごろ親しく付き合っていただいている方々が，一段階ずつランクアップしたことを知り，時の流れを感じた。

今度から，「○○先生」と呼んでいたのを，「○○教授」などと呼ぶことにしようと思う。
距離感を出そうという演出である。
べ，別に，悪意とか，あてつけなんかこれっぽっちも含まれていないんだからねっ。

もっとも，自分だけ取り残されているというような一抹の寂しさを全く覚えないというわけにはいかない。


かように，万物は流転する。


しかし，僕は十年ほど前から変わっていない。

そういう意味では，化石にたとえるのがふさわしい。

いかんいかん。なんか後ろ向きなことを考えていたら，本当に気が滅入りそうだ。いけない。

こんな弱気なのは，たぶん歯がちょっと痛いせいだ。早く歯医者に行かねば。


※　書いているうちになんだか暗い調子になってしまったが，このテーマを選んだきっかけとなった肝心なことを書き忘れていた。

ふと気がついたら，いつの間にか東武伊勢崎線が東武スカイツリーライン名称に変わっていたのを知って，びっくり仰天したのである。

春日部あたりから乗って久喜方面に行った場合，行けども行けどもスカイツリーが見えてくるどころか逆に遠ざかってしまうわけである。

それなのにスカイツリーラインってのは・・・。

そういえば，宇都宮や高崎まで連れて行ってくれる湘南新宿ラインも同じような問題を抱えた名称だな・・・。

○○ラインというかっこいい名称には要注意である。