さっき受けてきた。
ちゃんと面接対策を講じなければと思いつつ,ついさぼってしまったので,昨晩,
寝る前に英検の公式サイトの「英検バーチャル二次試験」というFLASHムービーで
試験の流れと,つなぎの言葉 "Here you are." や "Thank you." を確認した。
こんな便利な教材が利用できるというのに,準備を怠ったことが悔やまれる。
だんだん,自分にはとても無理な気がして気が滅入ってきたが,受ける前から落ち込んでいても仕方がないので,
あまり悪い妄想は膨らませないようにした。
午前10時集合とのことで,試験会場には5分前くらいに着いた。
会場は国分寺のある大学のキャンパスだったが,途中ですれちがった女子高生が
「緊張しててどんなだったか全然覚えてない~」
と初々しく携帯電話で友達に報告しているのが聞こえた。
30過ぎのオッサンはこれしきのことでそう緊張はしない。
とはいえ,45分間待たされたのだが,緊張で次第に手が冷たくなっていくのがわかった。
まあ,部屋も薄ら寒かったんだけどね。
英語で書かれた数学の論文を読んだり,電車でやりかけだった今日のTOEIC対策DSトレーニングを進めたりと,待ち時間を有効に利用した。
出番が来た。ノックは三回以上。これが欧米の常識である(らしい)。
面接官は感じのいい日本人のお姉さん(僕よりは年下だろうが)だった。
面接カードという書類を渡し,席に座った後,名前を聞かれたのでしっかり答えた。
少し自己紹介するように言われたのだが,大学で数学を教えていると一言答えただけだった。
→もうひとつくらい話題を用意しておくべきだった。
I have pets. とか,There are many cats in my house. とか,I'm suffered from fee fever. とか,なんか,当たり障りのないことを。
面接官のお姉さんは,「数学は苦手だ」みたいなことを言ったので,「気にすることはありません」というつもりで,"It's not problem." と応じたが,
"Don't worry about that." の方が相応しかったかなぁ,と試験後の帰り道で考えた。
セリフのない4コマのイラストが描かれたパネルを渡され,1分間黙読するよう指示された。
見ながら,なんとなくこんな話にしよう,と考えをまとめたところで,2分間でストーリーを語るよう指示された。
必死で説明したのだが,うまく言葉にならず,おそらく1分間程度で説明を終えてしまった。
→今振り返ってみると,ああ言えばよかった,とか,このことにも触れるべきだった,とか,後悔のネタは枚挙に暇がない。
これは一種の「紙芝居」なので,英語で紙芝居を人に聞かせるという訓練が必要であろう。
ついパネルを自分に向けて,それを見ながら説明してしまったが,慣れれば絵を相手に見せながらストーリーを述べることも可能であろう。
また,時間を意識したトレーニングを全く行わなかったのは大きな反省点である。
説明を終えた後,4つの質問を受けた。内容に即した質問と,一般的な事柄に対する質問の二種類であった。
一所懸命こちらの考えを伝えようとしたが,ちゃんとした英語になっていたかどうかは自信がない。
試験が終わり,お姉さんが "Have a nice day!" と言ってくれたが,"Thank you." と答えるだけで精一杯であった。
→You too. とか,相手のことも慮るような受け答えをすべきだった。
そういう会話のマナーのようなものが自分には欠けている気がする。
全体的に,何度か言い直したりして,かなり怪しい,しどろもどろの英語だったが,僕の実力はそんなもんである。
自分が面接官だったら,こんな評価をするところである。
結構リラックスしていたようだ。
英語に聞こえるように話そうという姿勢は感じられた。
ところどころ文法的には怪しいところがあり,また,何度も言い直して流れは悪かった。
また,言葉を並べて細部をごまかし,勢いで乗り切ろうという感じもあった。
語彙はあまり豊富ではないようで,同じ表現や言葉を繰り返し用いていた。
こちらの質問はよく理解できていたようだ。
パネルの説明時間が短く,この試験形式には慣れていないようだ。
ちなみに,面接官の質問は比較的ゆっくりめで,非常に聞き取りやすかった。
試験後にああすればよかった,こうすればよかった,といろいろ思い浮かんだが,後の祭りである。
不合格だったら,紙芝居の練習を中心にトレーニングを積もうと思う。
ちょうど手ごろな教材も手元にあるし。
それを用いたトレーニングはきっと有効だと,今なら確信できる。
訓練次第で今回よりももっとうまく出来るようになれるだろうという感触も得た。
もし運よく合格できたとしても,英作文の練習は続けようと思う。
試験前はつい勉強をさぼるくせに,試験後に急に殊勝になるという,典型的なパターンだな。
そのパターンには続きがあって,合格したら試験直後の決心をすっかり忘れて,
結局全然勉強しない,というオチがつくのだが。
結果は3/9までにはわかるそうだ。結果が待ち遠しい。