日々雑感

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政治家の評判

2012年05月27日 | Weblog
政治家の評判

面白いから、時々政治家の評価をインターネットで見る。のせられた評価の大半は、厳しいものである。なぜ厳しいのか、考えてみると、それは、政治に寄せている期待に、既成の政党が答えていないところからくるフラストレーションのはけ口となって、評価が厳しいのだ。
そして、庶民が政治家に寄せる期待は、決して過大なではなく、至って常識的なものが多い。

政治家が人々や企業の欲望や利害の調整という難しい立場に置かれているのは、十分理解しているが、例えば具体的に言うと、消費増税の前に、やるべき、ことすなわち徹底した行政、政治改革などは、先送りして、なおざりにしているような感じを与え、消費税アップを言われたら、本来増税を是認している僕でも、反対に回る。
似たようなことが、原発再稼働に置いても言える。
安全第1と言いながら、再稼働に向けて動く。政治家のいう安全は、それなりの科学者の見解も取りいれてはいるが、それは国民が求めている安全とは大きく違う。
反原発で、少々の不便でも、と考える国民の声よりも、経済界の要望に耳を傾けて、ものをいう。

要するに、手順がおかしいのだ。庶民が納得するような発言と、その実行を示しつつ、最後の結論に向けて、ゴーサインを出す。それでこそ国民は納得するのに、中途半端なことをして、国民を説得しようとするその姿ばかりが目立つ。説得どころか、その結果は不信感が生まれるだけだ。