日々雑感

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大飯町の原発再開説明会

2012年05月01日 | Weblog

大飯町の原発再開説明会

福島のみならず原発立地地域の住民の苦悩がよく分かった。誰しも現実生活に追われているから、安全が確信できれば、1日も早く再稼動して以前の日々の暮らしを取り戻したいのは、当然のことである。しかし住民の中には、地縁血縁ののために苦しい胸の内を抑えている人がいる事を知った。

滋賀県と京都府両知事は再稼動を良としない。滋賀県知事が言うように、風向きによっては琵琶湖が放射能汚染される危険性は十分ある。いったん汚染されると琵琶湖を水源としている1450万人は生活水を奪われて住めなくなる。それは子々孫々に至るまで続くだろうから、電力不足などと比べて物の比ではない。
安全の確信もないままに再稼動という恐ろしいことを政府はを始めようとしている。
立地の大飯町と福井県の同意だけで再開というのは、絶対無理がある。
滋賀県や京都府の両知事が言うことを、政府がまずやるべき事である。
大飯町にたった一回の住民説明会だけで同意を得ようとしたことは、誰が描いたプログラムあるいはロードマップなのだろうか。愚かさにもほどがある。
住民をなめているのとは違うか。
福井県に立地する原発はまさに、関西圏全体に関わる大問題である。それも準備万端整ってというならまだしも、今から二,三年先に免震棟が出来るというのでは、誰も納得しない。それは福島事故を見れば一目瞭然だからだ。

政府首脳と関西圏の知事首長とは考え方を交代したほうがよい。ということは政府はいかに愚かしい計画しか持っていない、考えつかないというお粗末さを露呈した。

政権交代があったとき、もっとましな政党だと思ったが、それはこちらの過ちだった。次回の選挙では期待を裏切った民主党には絶対1票を入れないことにした。ぼろぼろに敗退することを希望する。