日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

中山素平氏

2012年06月30日 | Weblog
中山素平氏

知る人ぞ知る、と言うところだろうが、僕はこの人から大いに学んだ。

氏曰く
1,原理原則を教えてくれる師
2,尊敬し私淑したい
3,師の画像を部屋に飾る
4,毎月墓参りをする
5,生死を共にするくらいの覚悟

我が師と頼む人を持つ僕は果たして師匠に対して5箇条を実行できたであろうか。
心の中では師と仰いでいるが、以上の5箇条の内何ヶ条を実行したであろうか
と自問すると、中山氏の徹底ぶりには脱帽の他は無い。
それでも心に師を抱くとき、それは導き星となって希望を与えてくれることを実感している

何時の時代でも人生の師を持つことは重要だと思う。

女の戦争

2012年06月29日 | Weblog
女の戦争

広い食堂で、隣の席は祖父祖母とおぼしき人とその娘、娘の子2人。
聞き耳を立ててはいないんだが、話が聞こえてくる。

じいさんが言う。こうやって何事ももめ事無く血の通った3代が水いらずで何の気使いも無く、話出来るのは幸せだね」。それに娘が答える
「そうよ。隣に姑さんがいたらご飯も喉にとおらんわ」
「私は古い時代の生まれだから、あんたみたいな贅沢は言えなかった。何時も姑さんといがみ合いながらここまでやって来たのよ」と祖母が発言した。
「昔の人は偉いと思うが、馬鹿だね。そんなにまでして自分を殺してばかり息がつまるじゃ無いの。私は同居なんでまっぴらごめんだわ。」と娘

それから先は僕が考えた。きっと同性の反発が男より激しいのだろう。つまりよほどのことが無い限り言い分はいつも平行線で交わることはない。
熱い戦争か冷えた戦争かは人それぞれだろうが、基本的には嫁姑は大げさに言えば敵対関係にある。性(さが)として持っているものを変えようとしたところで、簡単に変わるものじゃ無い。それはどちらがどうだというのでは無く放っておかないと、なまじ仲裁などに入ると余計にことを面倒にする。
一時の覚悟ならいざ知らず、仲裁などと言ういい加減な気持ちでは到底対立を解きほぐすことは出来ない。嫁も姑も各人は良いひとであるのに、本能的対立意識があるからどうしようも無い。

ここの3代さんみたいに血の通った身内だけで食事を楽しむのが幸せだ。
僕にも嫁がいる。母もいた。同居もした。両者の対立関係に僕も大いに悩まされたのでこの3代グループの食事はうらやましかった。

安全性は確保できた?

2012年06月28日 | Weblog
安全性は確保できた?

1,安全性は確保できた」とする政府。だが過酷事故への安全対策は道半ばで「見切り発車」の感はぬぐえない。各地の原発の地元住民の中には好意的な受け止めもあったが、福島事故の避難者らは憤り、「残念」「あきれた」という声も聞かれた。(毎日新聞)

2, 再稼働に反対する声が多かった関西では停電も起きず、大きな影響は受けない。結局、被害を被ったのは地元の私たちだけだ。原発を貧しい田舎に持ってきて、私たちはばかにされているんじゃないか

3,福島第1原発事故の原因究明や原子力規制庁の発足などが先だと思うが、夏に関西で本当に電力が不足するのであればやむを得ない。ただ、稼働は期限付きでやるべきだ。

4,伊方町で民宿を経営する丸山栄一さん(71)は「民宿はもちろん散髪にしろ食料品にしろ、立地地域では多くの産業が原発があって成り立っている。早く動かさないと地域経済が大変なことになる」と再稼働を熱望した

5。原発事故は私たちの人生を狂わせたばかりではなく、人々の心を壊してしまう危険なもの。福島の事故が教訓になっていないとしか思えない。結局は人ごとでしかなかったのかと思うと残念で悲しい限り」と怒りを込めて語った人もいた。

僕の意見
1,政府の言う安全は不十分な安全で、国民は安全だとは信じていない。安全だという人も真の原因は他にある。例えば商売が立ちゆかなくなると言うのが本音で建前として看板に安全だという
2,人間の力でコントロール出来ないものがどうして絶対安全であろうか人間の支配下に置いて初めて安全宣言が出来るのだ。政府の言う安全はそのまま安全とは受け取れない不自由分な安全だ。これは安全とは言わない。

嘘をつくか、ごまかしているかどちらかである。

日本律宗の開祖 鑑真大和上

2012年06月27日 | Weblog

、日本律宗の開祖 鑑真大和上

6月6日は鑑真和上の祥月命日である。律宗の本山唐招提寺に見学兼お詣りに行った。近鉄電車の駅をおりた段階で寺への道は混雑し所々に道案内兼交通整理員がたっていた。この日は日差しがきつく汗をふきふき大勢の人波に混じって見学した。今日は金堂も講堂もすっ飛ばして御影堂に直行したが、入場は順番待ちであった。
仏教で使う戒律という言葉の中身は2つあの意味があり、各自が自分で心に誓うものを「戒」、僧侶同士が互いに誓う教団の規則を「律」という。奈良時代初期、日本の仏教界にはまだ公の戒律がなく、僧侶は納税の義務が免除されたことから、重税に苦しむ庶民はどんどん私度僧になっていた。私度僧とは?。 律令制下、定められた官許を受けることなく、形だけ出家した僧尼の“にわか僧侶”たちのことで、仏法を学ぶ姿勢もなく、風紀は乱れまくっており時の朝廷はそれに手を焼いていた。そこで正式に戒を授ける高僧を唐から迎えた。それが鑑真である。
鑑真の授戒によって私度僧は激減した。そういう政治利用を朝廷は考えていたが鑑真その人は正式仏教儀式を取り入れることによって、僧の資格を真正なものにするだけでは無く、仏教本来の僧としてのあり方の模範を示した。
現代においても1200年も前のことながら、多くの日本人から尊師と慕われ尊敬されている。
5度の来日渡海に失敗し、6度目に来日出来た時は失明していたという。こういう苦難を乗り越えて、異国である日本に正しい仏教のあり方を教えんとする度量の大きさや自己犠牲の崇高な精神を偲ぶとき、改めて報恩の意を示さなくては成らないと思った。現在日本では盲目の鑑真像を国宝として唐招提寺の御影堂に祭っている。
1980年に中国の揚州大明寺に里帰りして、中国の聖人の偉大さを大いに知らしめた。このときに東大寺の清水公照師も随伴され、中国仏教界の会長をされていた趙撲初師とのやりとりが文章になっている。
清水公照師は趙先生の歓迎の挨拶の謝辞として「菜の花や、盲目の聖 里帰り」
と詠んでおられる。
名僧”探して苦節10年~栄叡(ようえい)と普照(ふしょう)の日本人僧の功績も称えられるべきだ。それは井上靖の小説 天平の甍 に詳しい。
今でも鑑真の弟子達は唐招提寺から全国へ布教の為に巣立っている。1250年前、こんな聖者が日本にいた。

昔中国には日本に多くのことを教えてくれた聖人が多かった。現代の中国の有り様とは桁違いで、東洋では中国思想が周辺国をリードした。日本でも戦前までは漢文は日本人必須の教養であった。中国は思想面ではあくまで先進国で日本は中華思想にどっぷり浸かっていた。それも鑑真のような聖人の教えを受けた日本人の中国への尊敬の念だったのでは無かろうか。

日本一幸せな会社7-9 

2012年06月26日 | Weblog

日本一幸せな会社 

未来工業創業者の山田昭男氏(:産経新聞)
相変わらず先行きが見えない日本経済。その中で極めてユニークなやり方で業績を上げている岐阜県の中堅企業がある。

営業のノルマ、残業は一切禁止、定年は70歳、年間の休暇は有給休暇を除いても140日。しかも全員が正社員…。

山田 
ウチは毎年、全員参加の社員旅行をやっており5年に1度は海外へ行く。昨年はエジプトに行く予定で、旅行委員の社員が考えたのが「クイズで有給休暇」の企画だった。ウチはもともと有給休暇を使えば半年休めるから、
。結局、エジプトの政情不安で旅行自体が中止になったので、
費用1億円は東日本大震災の被災地に寄付させてもらいました。

--65歳の平社員の平均年収が約700万円とか、育児休暇3年(何度でも)とか、気前がいいですね
山田 
社長の仕事というのはね、社員を幸せにして、「この会社のためにがんばろう」と思ってもらえるような『餅(インセンティブ)』を与えること。
バブル崩壊後、多くの会社が、正社員を派遣社員やアルバイトに切り替えてコストを下げようとしたでしょ。だけど、それで会社が儲かるようになったのか、って聞きたいですよ。人間(社員)を「コスト扱い」するな、ってね。

山田
 現場のことは、現場の社員が一番よく知っているからね。支社や営業所も「必要だ」と思ったから作ったんでしょ。私は名刺を作る度に(裏に書かれた支社・営業所を見て)「また増えとるなぁ」と思うぐらい(笑い)。社長なんてバカだと自覚しなきゃいけないんだよ。

陣頭指揮などもってのほか。どう『餅』を与えるか、っていう大きな「戦略」を考えるだけでいい。「戦術」は社員に任せるのがいいんです。

山田 
でもね、休日が多く、労働時間も短い、上司への報告も禁止…となると、人間はむしろ、いいかげんなことができない。その中で成果を上げようと必死で工夫してがんばるもんですよ。
これは日本人だからできること。儒教精神が残っているし、農耕民族だからね。猟民族は獲物がなければヨソへ行くけど、農耕民族は苦しくても、土地にしがみついてがんばるしかない。『餅』を貰(もら)った以上、そこ(会社)で懸命に働こうと思うんだよ。

 --儲けるにはヨソと違うことをやれ、差別化を図れ、とも
山田 
差別化を図るには、常に考える習慣をつけること。新製品や仕事の効率化について考え続けることが大事なんだ。そのためにウチには「改善提案制度」がある。これはどんな提案でも、封を切る前に中身を見ないで500円支給。いい提案なら最高3万円。これも『餅』になります。

 --講演やセミナーに引っ張りだこだそうですね
儲かってもいない会社”がヨソと同じことをしててどうするの?ということ。差別化すれば、中小企業だって大企業に勝てるんだよ。

 【プロフィル】山田昭男(やまだ・あきお)
 。40年、劇団仲間と建築電気業の「未来工業」(本社・岐阜県大垣市)を創設、社長に就任した(現在は取締役相談役)。

同社は平成3年、名証2部上場。現在の社員約800人、売上高200億円超。創業以来、赤字なし。平成元年、黄綬褒章受章。

コメント

会社の中味は全く知らないが、山田社長の考えこそは経営の根幹をなすと思うが、そこに流れる哲学が素晴らしい。
1,不況=人員整理 と考える企業が多い中人材を大切にし、しかもかなり高齢者も働いている
2,農耕民族で儒教精神がまだのこっているとみる。だから社員を信頼して仕事をして貰う。これは社員の本質を突いている
3,創業以来、赤字なし
4,差別化すれば、中小企業だって大企業に勝てるんだよ。と言う独特性

社長の哲学によっては日本企業はまだまだ生き延びられると思った。

























女の碑の会

2012年06月25日 | Weblog
女の碑の会

京都嵯峨野にある常寂光寺 の境内に「 女ひとり生きてここに平和を希う」と彫られた碑がある。揮毫は市川房枝さん。
結婚相手になる男性は戦争にとられ、結婚したくとも出来なかった女性は50万にあがったそうな。
もう退職されたと思うが、現大阪府立大学の谷教授が結婚できずに生涯独身をしいられた女性の集い「女の碑の会」を結成されて、自分たちが入る合葬墓をつくられた。当時1986年に260余人 が参加されてた。
目には見えないがこんな所にも戦争被害者がいたのかと思うと、じっとしてられなくて、その碑文に曲をつけた。苦しみを分かちあいたという想いからだった。
前半は人生の伴侶に恵まれなかった女性達の悲しみをMOLで、悲しみを通り越して澄み切った青空のような心境になった心境を、DURで女性3部合唱に編曲した。開眼供養にあわせて碑文の前で除幕式が行われ、「女ひとり生きて」を合唱奉納した。
あれから25年以上経って、現在のニホンでは男女ともに結婚難に陥っている男女どちらかが絶対的に足りないと言う訳でも無いのに、希望はあるが現実には結婚しない男女が多い。結婚しなければ跡継ぎが出来ないから、終の棲家は合葬華にならざるを得ない。もうすでにそういう話が持ち上げっているらしい。自分の周りを見渡しても甥や姪は半数が適齢期を過ぎたまま独身でいる。

結婚難の理由を挙げれば、それなりに納得出来る理由もあるが、人間の生き方としては、どこかに基本的間違いがある。それを傍からいくら突いても、本人達が腰を上げてくれないと、どうにもならない話である。
昔のような家族制度が崩れて、個人ばかりが尊重され核家族が常態となれば、このような現象も起きようというもの。戦後ニホンは経済成長に目を奪われ
肝心要の家族のあり方について考える事をしなかったお咎めが、今ここに現実となって現れているのでは無いか。そう思うと戦前生まれの我々には大きな責任があると思う。今も時々あの曲を一人で聴くが、男女ペアーを組んで次の世代を育てるという自然の法則を人為的に壊しているように思えて成らない。

麻薬付けにしたような物だ

2012年06月24日 | Weblog
麻薬付けにしたような物だ

原発関連作業で住民を囲い込み、そこでしか生活が成り立たないような状況を作ってしまっている。それが原発周辺の自治体だ。生活が成り立たないようであれば、それが危険だと分かっていても原発稼働にしがみつく。

原発なくして地域経済が成り立たないというのは原発という麻薬を使用しているような物だ。そこには原発を止める、あるいは原発を永久になくすことは出来ないという重大な悪弊が出来てしまっている。

国土の絶対安全を願い人間のコントロール出来ない原子力をなくしていこうという国策は将来どうなるのだろうか。いや、この話は我々世代だけの問題だけではない。子々孫々迄どのような負債を背負わせられる事になるか分からないという不安を残すという危惧はないのだろうか。


潜在意識の活用

2012年06月23日 | Weblog
潜在意識の活用

稲盛和夫先生の著書の中に次のようなことが書かれている。
求めたものが手に入るという法則
1,寝ても覚めても強烈に思い続ける
2,隅々までイメージ出来れば実現できる
3,現実になる姿がカラーで見えている
マーフイの法則にもそう書いてある。これは潜在意識に働きかけることの重要性を説いたもので、潜在意識がどれほど大きな力を持つかを示すものである。
潜在能力は無意識の世界にあって、知らない間に、夢の実現にむかって条件を整える。そして条件が整ったときに思ったことが実現するから人には奇跡が起きたように見える。
稲盛先生はこの事をよくご存じで、おそらく何事も潜在意識に働きかけて大きな夢をどんどん実現されているのだろう。イメージする。実現するという一連の法則がすでに身についているのだろうと思う。夢の実現はカラー付になればほぼ間違いなく実現できるようだ。これは先生の実体験による。
潜在能力を存分に働かせるテクニックを持ったものが勝ちだ。稲盛先生におあいできたら、その辺の事をしっかり聞いてみたい。

無為徒食

2012年06月22日 | Weblog
無為徒食

どうも毎日に充実感が無い。時間という流れの上に載って、笹舟が小川を流れていくような日々が過ぎていく。たとへどこにたどり着こうと自分の明確な意志を持って行き着く先を決めないと、毎日が無為徒食の様に終わっているような気がして成らないな気がしてならない。
何かをするもしないも年齢にはななんの関係も無いもない。だのにもう年だからと言い訳をして,訳訳の分からない逃げ場を作っては、その中に潜り込む。これではぼーっとして死を待つばかりだ。流れてくる生きている時間は自分の意志で切り刻まないと先ほどの笹舟になってしまう。
人生に夢や希望を明確にもっているものは、自分の意志で時間を有効につかっていかなければならない。その積み重ねが何事かを成し遂げたという充実感に成るのだ。心して時間を使わないと、光陰矢のごとしで、超特急で時間は走り去る。しっかり考えて、限りある時間を有効に使わなくちゃ。毎日そんなことを考えて生きている。

10-67ピアンの音色

2012年06月21日 | Weblog
音色

楽器はいろいろな音色があるが、ここではピアノだけを取り上げる。
ある人がピアノを弾いてそれをCDに入れて持ってきたくれた。
早速きいてみたがちょっと金属製の音が強いが、キンキンするものでは無く柔らかい音でシュタインウエイに違いないと思った。いつもはヤマハのピアノを聞いているので、少しの違いが分かった。
僕はベーゼンドルフアーがすきである。このピアノはシュタインウエイが金属製のおとを出すとしたら、木目の音を出す。それだけにぼやけている感じもするが、音の柔らかさはピカイチである。
特に抑揚の変換が余り強くないニホン歌曲を歌うにはもってこいだ。
おかしなもので同じAの音を出しても微妙に違うのである。これを判別する神経は研ぎ澄まされている。が、音にはそこまでこだわっている。
世界のピアノ製作はニホンのヤマハを初め世界中に沢山あるだろう。その中でもずば抜けて良いと思うのがシュタインウエイとベーゼンドルフアーだとおもう。いいピアノは胸に伝わってくる音の響きがちがってくる。やはりいいものはいいのだ。何時もそう思う。

ウオール街占拠運動

2012年06月20日 | Weblog
ウオール街占拠運動

金融機関のトップ1%の富裕層が富を独占すると批判し、格差解消を訴え銀行、家や投資家が金の亡者と批判されるようになり、ウオール街で働くのは誇りが持てないとアメリカの名門大学生が給料は安くてもたの産業界に就職するようになった。未だにアメリカでは格差解消を叫ぶ草の根運動が行われている。
米国の名門大学生達の間から 高級より社会貢献と言う声が上がり始めた。
あらゆる人間の共生きを至上の哲学とするならばこういう声が上がり始めるのは自然なことである。

高額役員報酬を得ている経営者の年収
カロルスゴーン    日産自動車 9、82億円
ハワードストリンガー ソニー   8,63億円 
里見治  セガミ 6,15億円
原田泳幸 ニホンマグトナルド   3,17億円
似鳥昭男  ニトリ        2,97億円
長谷川閑史記           2,76億円
御手洗富士雄つつ         2,72億円
柳井正   ユニクロ       1,50億円
豊田章雄  トヨタ自動車     1,36億円

、経営手腕を発揮して稼いだ金だから貰うのは当然だと言う主張もそうだと思うが、、、、。。いっぽうで年収200万円以下の人が1000万人いる現実を知ると、この高級は社会的に見て妥当かどうか。

経営者と言っても一人で稼いだ金ではあるまい。従業員が汗水たらして稼いだ利益だ。
人類のあり方として富は出来るだけ公平に分配されるべきものである。所得格差が極端になると革命が起こる。そのことは我々は歴史から学んだはずだ。

人間が生活していく上で年間億の金が必要か。必要最小限度のお金は当然の権利として受け取っても良いが、一方で200万所得しか無い人が1000万人いるというのは社会矛盾を感じる 

関西住民の安全を何と考えているのか

2012年06月20日 | Weblog

関西住民の安全を何と考えているのか

関西電力の八木誠社長は18日、大飯原発3、4号機について「再稼働後、次の定期検査までの13カ月間、運転したい」と述べ、同原発の運転を今夏に限定しない考えを示した

国民が今回の原子力事故でどれほど大きな痛手を受けたのか。それを無視する発言だ

電力の安定供給と安価だという嘘っぱちの原子力発電コスト。(原価には最終処理費用が含まれているのか。それすら決まっていないのに何故最低コストと言えるのだ?)

経営者にとっては企業存続と利益確保は重要だが、それはもしかして大地震が起きて、また例の想定外だと言っても、琵琶湖汚染は関西地方を人の住めない状態を作る。そういうことは勘案されているのか。襲来不明の大地震は稼働を最低限度のとどめておくこと示唆している。関西広域連動が言うとおりだ。
特に滋賀県や京都府は深刻な問題である。そのような国家的大局見地に立つと、当事者として、どうすれば絶対安全を確保して事業を継続して行けば良いのか専門家、当事者として、知恵が浮かばないんであろうか。送配電問題 再生エネルギー問題など将来にむかって何故国民を安心させる方向で前向き提案が出来ないのだろうか

枝野経産相、関電社長に安全徹底求める 大飯再稼働で -
今回の災害は人間的なミスの部分を遙かに超えた自然の猛威出逢ったのが原因だ。
安全の徹底なんて言葉だけの問題で中味は何も無い。手抜きをしたから福島事故が起こった訳では無い。安全徹底の中味は一体具体的には何なのだ。
言葉だけが上走っている。

◇大阪府市は「限定稼働」を主張
・ 松井大阪知事「限定的であるべきだ」 原発再稼働 - 産経新聞(6月16日)
・ 橋下市長「限定稼働が当たり前」…政府を批判 - 読売新聞(6月17日)
・ 「経済知らない」「非現実」=橋下市長の「限定稼働」に経済界 -
と言うが目先の事だけの話だ。いつ来るかも知れない災害(世全災害やテロ)に万全を期してこの国を守るというならば、その方向で考えなくては駄目だ。 経済知らない」「非現実」罪よりも関西地方を滅ぼす罪の方が何十倍も重いことを自覚すべきだ。経済界こそ絶対安全を前提にしてこそ経済活動が出来る事を肝に銘ずることだ。

自然に親しむ

2012年06月18日 | Weblog
自然に親しむ

川を見ても海を見ても、山を見ても、野原を見ても、それらのものは全て自然がこしらえたもので、自然の法則に則って存在する。自然はもし不都合が生じるとそれを破壊して平衡を保鉢からが働く。今回の大地震を見てもそうだ 。
地殻変動でどこかに圧力が掛かり不自然な状況が生まれると、平衡を取り戻す力が働く。決して不自然をそのままに放置はしない。破壊によって新しい平衡状態を作り出す。だから自然は我々の目には調和と取れていて、自然に触れることによって,調和を受け取ると映るのだ。

山へいく人、海へ行く人、野原を散歩する人。
人はそれぞれに完全調和の雰囲気の中にどっぷり浸かる。そして自然に自分を同化させて、元気を貰う。透明の波打ち際に素足を浸すとき、心の芯まで洗われる。人力や人知を遙かに凌駕した、超越した、自然に直接触れることは人間の心身にとって大切な事だ。

鳩山君

2012年06月17日 | Weblog
鳩山君

民主党の鳩山元首相が会見し、野田首相が社会保障と税の一体改革法案の21日までの衆議院採決を目指していることについて、「党が分裂する可能性は極めて高い」と、けん制した
牽制?文句なしに速く分裂したらいいじゃ無いか。分裂して困るのは君ら一派じゃ無いのか。国民は一刻も早くそうなることを願っているよ。
君はいくつになっても宇宙人気質が抜けないね。

惜別

2012年06月16日 | Weblog
惜別

今日の朝日新聞の夕刊にフイッシャーデイースカウ氏の惜別記事が載った。
自ら絵を描きバッハについての論文も書いた教養人。普通の声楽家とはちょっと違う教養の高さにほれぼれしていたが、やっぱりそうだったのか。
感覚だけを頼り音楽を聴く人に知的な表現で音楽のきき方を教えた人だった。僕は教えられた。

戦争捕虜になって、将校に頼まれて歌いピアノを弾いた経験から、おそらく人は殺しあいをするくせに、何故音楽を愛するのか。逆に音楽を愛するのに、何故殺しあいをするのか。哲学的な命題を彼は求めていたのであろう。

ドイツ人と日本人は気質が似ていると言うが、まじめな日本人には彼を受け入れる素地が、国民性としてそなわっていたのではあるまいか。
ご冥福を祈る。