日々雑感

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日本作曲家協会会員

2012年05月18日 | Weblog
日本作曲家協会会員

日本作曲家協会員会員は加入条件として、レコードを出していること、二人の推薦者が必要であることであった。
一人は「、さようならダタンスの後に」、の作曲者小川寛興先生 、もう一人は「、お富さん」で有名なと渡久地正信先生のお二人に、推薦人になって頂いた。

何十年か会員になっていたが、近藤正彦の[愚かもの]がレコード大賞をとったときは、協会の権威が傷つけられたような気がした。この頃は、作曲家以外に、マスコミなどの関係者が審査員に、加わるようになっていた。
古賀政男先生が、作られ、山田耕筰先生も会員になっておられて作曲家同士の研鑽の場や交流の場が、このレベルまで落ちたかと思うと、腹がタツやら情けないやら。
もう退会してもいい。こんなところにしがみついていたって自己研鑽には程遠い。少なくともその年の品格ある、名曲を排出しないで、低俗なコマーシャルリズムに、乗っ取られた大賞なんて意味は無い。
作曲家の気概や良心や曲の重みなどは、レコード大賞の埒外にあった。
昔はレコード大賞は大衆が歌い継いだものだ。僕は今は大賞曲の名前すら覚えようとしない。僕にとっては、何の期待も持てないからだ。

そこで渡久地先生や小川先生に僕の気持ちを伝え、退会を願い出た。
古賀先生がいわれたれたように曲を引っ張り出すよう良い歌詞がどこかへ行ってしまった。先生はレベルの落ちた歌詞に作曲するよりはお経に作曲した方が良いと言われた。まさしくその通りである。
そこで僕はお経を作曲した。例えば、四天王寺聖徳太子讃歌、延命十句観音経 、舎利礼 法句経より我らのよるべ、西国33カ所観音霊場巡礼歌 弘法大師讃歌 、その他
寺にまつわる御詠歌や古歌 など。数えてみれば七〇曲ほどある。そのうちのいくつかを選んでキーボード伴奏で、奉納、演奏した。是は俗に言うイベントではない。
奉納先は東大寺 西大寺 四天王寺 金剛峯寺、清水寺など。
関西の名刹には奉納演奏させて貰ったが、やはり作曲することは素晴らしい。古賀先生が言われたとおりだ。
まあこれからは人様に受け入れられるような、大衆歌も作ろうか。