日々雑感

心に浮かんだこと何でも書いていく。

輝く人o

2021年02月28日 | Weblog


輝く人

村木厚子さん.

元厚労省事務次官

輝く人というタイトルがついて本日2月28日付の朝日新聞で紙面一面に大きく紹介された.

僕にとって村木さんの名前は初めてではない

彼女が無実の罪で164日間拘置所に留め置かれた時から、僕は注目していた。

彼女は女囚扱いされていたときの或る日、若い女性受刑者が食事を運んできた時に、

彼女たちに拘置所に留め置かれている理由を聞いた。そのときから

救われない彼女達の、救済に立ち上がり、現在も活躍中である。

それが彼女が立ち上げた「若草プロジェクト」である。

当時彼女はテレビで受刑者が罪を犯さざるを得ない実情を説明していたが、

僕はその画面を今でもありありと想い浮かべることが出来る。

そして今、いつの日か僕自身が彼女の活動のお役に立つことができたらと強く願っている


アッチ向いてホイo

2021年02月21日 | Weblog
(一)
八シ目ホルケンは八ツ目鰻油配合の栄養補給剤である。効能書きをみてみると、
滋養強壮・虚弱体質・肉体疲労・病中病後・栄養障害等々、しるされているが、実
際に服用してみると確かに視力はよくなるようである。夜寝るまえに飲んだら翌朝
は目がよく見えるようになった気がする。
なくて、五十オを過ぎるころから目がしょぼしょぼして書物の字はかすむし、老
眼鏡をかけないと、ものを見るのに不便を感じるというのが標準的な五十歳代の実
態のようである。
(=)
知り合いの、薬局の奥さんとはカラオケ仲間である。彼女は歌うほう、私は歌い
かたの指導をするほうで、特別に心やすい仲でもある。
F奥さん。やつめホルゲンある」
「あら、先生。どうしたのですか」、
r近ごろ、とみに目が悪くなったようで。老眼だけでなく目がショボショボして。
歳はとりたくないもんですな。真っ暗闇でも分かるのは、あれ、たった一つです
わ。アッハッハー」
「まあ、いやらしい。先生ったら。アッハッハー。それは皆同じですよ、先生。あ
れは近眼・老眼、関係ありませんよ。八つ目ホルケンで精つけて頑張ろうと言うの
ですな。わかりました。」
「ところで、奥さん。ご主人はお元気ですか。」
「まあ、いやだったら、先生。うちの主人ときたら“あっちむいて、ホイ”ですよ。
お父さんはもう六十に手た届く歳ですもの。」
「奥さん、それじゃ、私と同じ世代ですよ。“あっちむいてホイか,'わびしいな
-。まだまだ現役でないと。」
それにしても六十歳ごろになるとひとは皆、男も女も、あっちむいてホイぞくに
なるらしい。
「奥さん、お互いに頑張ろうと、ご主人にいっておいてください」。
(三)
この手の話や、雰囲気で喧嘩になったという話は、私は聞いたことがない。クス
クス、ゲラゲラ、の笑いばかり。目尻がヤニ下がっているかどうか、そんなこと知
るよしもないから、お構いなしで、話は一直線に降下して、語るにおちるところま
で落ちていく。
私も夢中になって話にとけこみ、冑の痛くなる世界の住人であることをしばし忘れる。アメリカとイラクの、
一触そく発の危機もどこ吹く風である。砂漠の兵隊
さんはアメリカ兵にせよ、イラク兵にせよ、ご苦労さんですな。
かくて、現在の日本は平和である。
かって騒然とした世の中で、世情とはまるで無関係に、「捜し物は何ですか、」と
歌った御仁がいたが、その社会への無関心振りに驚き怒りすら感じたが、近ごろは社会の出来事に、敏感に反応しなくなった自分に、ハツと気ずくことがあり、空恐ろしく思うことすらある。
“あっちむいてホイ”ぞくに近づいたせいかもしれない。
いや、総理大臣経験者が、二人も、リクルート事件に関係する程に、政治倫理は失われさらに、庶民には夢に見る事すら出来ないような高額の所得隠しをして、株屋がまちがって、大臣にまでなったと噺笑された政治屋がでたりして、政治不信に追
い打ちをかけるなど、昨今の政界の退廃振りから世の中がいやになり、無関心にならざるを得なかったせいかもしれない。
何事にたいしても“あっちむいて、ホイ”になるのはこういう事にも一因がある
のだろうう。c世世相相Iはこんなだし、体力・気力もおとろえて自然に社会の出来事に関心を失っていくし、いやな世代に入ったもんだ。
-2-
アッチ向いてホイ