ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

新作

2011年01月25日 10時06分22秒 | ヴァイオリン
 分数からフルサイズに移行したり、グレードアップを図る場合に、少々高めになりますが、検討する可能性のあるのが新作、即ち、個人の製作者によるハンドメイドです。

 ヴァイオリンの製作者は多数にのぼり、新人も次から次へと登場しますから、誰のものが良いのか迷ってしまいます。日本弦楽器製作者協会、Violin Makers、Italian Violin Malers、Violin Makers Listing、などのリストもあるし、ホームページを持っている人も居ますが、ネット上で幾ら調べても、楽器の良し悪しや特徴までは分かりません。実際に弾いて見ればよいのですけれど。

 著名な製作者の楽器は魅力的ですが、値段も高くなります。例えば、Gio Batta Morassiの1972年製の楽器が650万円で売りに出ているそうですが、まるでモダン扱いです。以前のものは良かったと言われているからでしょう。一般的な新作ですと100万円前後から上の買物になりますから、いろいろと情報を欲しいところです。

 私が新作を買ったときは、修業地がクレモナ、入賞歴がある、100万円未満、という条件で絞りました。クレモナは何となく良さそうだし、入賞歴もあてにはならないとは言え気になります。値段は何と言っても重要です。幸いにして、これらを満足する日本人の製作者を探すことが出来ました。今考えて見ると、どれも決め手になるものではなさそうですね。

 楽器店のホームページを比較していると、同じ製作者の楽器が異なる幾つかのお店で扱われていることがあります。人気のある製作者の楽器はひっぱりだこと言うことなのでしょうか。狙い目と思う反面、そんなに多数の製作が出来るのかなあとも思います。

 私の新作購入時には比較した楽器の数はごく少なかったのですが、後日、他のお店で多数の新作を試すことがありました。店主の好みでセレクトしてあり、音質はどの楽器も似た傾向があるということもありましたが、大きくは違わないというのが印象でした。

 多数の楽器を試さないと、良いものを見逃しているような気がしますけれど、購入者側の特別なこだわりが無い限り、どの新作を購入しても大きな間違いは無さそうだと言う気がしています。

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2 コメント

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優秀な日本人製作者 (スローテンポ)
2011-01-25 21:12:34
簡単に次々と買い替えられる値ではありませんから選ぶときは迷います。この楽器はこの点が素晴らしいけれど,こちらの楽器はこの点がとても気に入ったというように,それぞれに良い個性がありますから,選ばなかった楽器にも未練が残ります。繊細さ,緻密さは日本人の国民性(勿論,個人によりますが)だと思いますので,優秀な日本人製作者による新作は期待できるだろうと思っています。
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日本人の新作 (Rio)
2011-01-26 09:59:27
 選ばなかった楽器については、おっしゃる通りですね。傾向の違う楽器の場合はなおさらです。
 日本人の新作は相対的には高いのだそうですが、イタリアンと比べれば、お値打ちです。それに私の購入したものは外観はイタリアンそのものでしたし。
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