ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

フルートの難しさ

2010年12月11日 05時28分16秒 | フルート
 私が趣味としているとフルートとヴァイオリンは互いに音域が似通っていますが、フルートは、何と言っても明るく澄んだ音色が魅力であり、この点で他の楽器と十分対抗できる力を持っているものと思います。
 
 ただ、フルートはヴァイオリンなどと比較すると、音色や強弱などの幅がそれほど大きくなく、それらに頼って表情を付けるのには限界がありそうです。

 そこで、重要になって来るのがアーティキュレーションで、私の理解では、単純に言えば、スタッカートやスラーを取り入れて、旋律に変化を与えることで、一つ一つの音について、音符で決められた時間内で、実際に音を出す時間を調節したり、前後の音をつなげるか切るかを決めて吹くもののようです。

 独習していたため、アーティキュレーションを意識して吹いたことが無く、タンギングも怪しい状態でしたので、教室に通ってから、こう言うことを知りました。やはり、先生について習うべきですね。

 練習の際には、楽譜上に指定があったり、無い場合には、教室の先生から指定を受けるため、その通りに吹けばよく、それほど難しくはありませんが、何も指定が無い楽譜を初見で吹くような場合には迷いが生じ、中途半端な演奏になってしまいます。恐らく、練習を重ねることにより、何となく法則めいたものをつかめるようになるのでしょう。

 以前はフルートの名曲のCDを漫然と聞いていましたが、最近では、アーティキュレーションに注意して聞くようになりました。単にスタッカートやスラーの有無なんて言うだけのものではなく、なかなか繊細なもののようです。

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真珠湾攻撃の日

2010年12月09日 09時59分49秒 | その他
 父が保管していた昭和16年12月9日の朝日新聞が手許にあります。69年前になりますね。

 ハワイオアフ島の真珠湾を日本が奇襲した翌日のもので、「ハワイ・比島に赫々の大戦果」と言う横書きで右から読む見出しと、「米海軍に致命的猛撃 戦艦六隻を轟沈大破す 航母一、大巡四をも撃破」という見出しがメインです。

 日本海軍が航空母艦を含む機動部隊を派遣し、その艦載機で攻撃を行って、よもやと油断していた米海軍に打撃を与えたものです。同時に米国民に強い反撃の意思を植え付けることにもなりました。

 当時の日本はABCDライン(ABCDはAmerica,Britain,China,Dutchの頭文字)に包囲され、必要な物資、特に原油の輸入が滞ったことから、やむにやまれず開戦したものと言われています。
 
 大国になった米国を相手に戦い、その領土に攻撃をしかけた唯一の国が日本で、その対米戦争で最大の戦果を挙げたのが真珠湾攻撃でした。

 その後、日本が泥沼にはまって行ったのは、ご承知の通りです。

 包囲されていると言えば、現在の北朝鮮、少なくとも六カ国協議という枠組みが保たれ、裏では中国がこっそり援助していますから、直ちに暴発という事態には陥らないとは思いますが。

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「家族の勝手でしょ!」

2010年12月07日 04時44分00秒 | その他
 たまたま見かけた興味深い本のタイトルで、著者は岩村暢子さん、新潮社の出版です。

 普通の家庭の三食を写真付きで紹介しており、食生活の崩壊ぶりが分かります。目に付いた点を幾つか挙げて見ます。

 主食を3品並べて品数を誇る人が居るそうです。主食と香のものは数えない習慣を知らない人のようです。

 揚げ物をしない家庭が有るとは聞いていましたが、作る場合でも油の量が少ないのと、経験不足で揚げ加減が分からず、黒焦げの揚げものが多いのだそうです。

 目玉焼きができない人が居る。コメントしようがありません。

 魚はあまり食べないようで、食べても魚の種類が少ないようです。一番食べるのは鮭、次が刺身だそうで、煮魚はまず作らないようです。もっとも、近くのスーパーで販売する魚の種類が少ないせいもあるのでしょう。

 野菜をなるべく摂取するという「なるべく」を誤解し、1日3食のどこかで実現できればよいとか、極端な場合は1週間に1度とか、野菜ジュースで代用するというようなデタラメぶりが描かれています。

 笑ったのは、外食よりも家庭での食事の方が野菜が少ないのだそうで、初耳でした。外食なら、慣習に従って料理に見合った野菜を付け合わせますが、家庭ではメインを単品で皿に盛るだけで、野菜を用意しない人が多いそうです。野菜を使い切れないと困るし、昨今、値上がりしているからのようですが、その結果、親も子供も便秘だそうで、当然のことですね。いずれ大腸がんの危険が待っています。

 このような風潮は日本だけではないようです。少し前、NHKのテレビでしたか、ドイツのある共働きの家庭で、夕食は冷凍品を加熱したフライドチキンのみで主食も無いという食卓を見ました。ザウアークラウトでも作り置きしていないのでしょうか。日本とドイツは、かつて人命を尊重しない国でしたけれど、いまだに健康について深く考えないようです。今次大戦のお友達だったイタリアは、相変わらずのスローフードのようで、食に関してはまともです。

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こうして指揮者になった

2010年12月05日 05時20分49秒 | 音楽
 指揮者になるには、音楽大学の指揮科で学ぶのだそうですが、実際には、他の分野での活躍の後に指揮者になった人もかなりいます。

 思い出すままにですが、ヴァイオリン出身の指揮者なら、ユージン・オーマンディ、ロリン・マゼール、ビオラからはフランツ・コンヴィチュニーが居ました。トスカニーニはオーケストラのチェロ奏者でしたし、チェロのロストロポービッチも指揮をしていた事があります。コントラバス出身ならクーセヴィツキーが居ました。

 指揮者でピアノを弾く人は多く、ワルターはデビュー時はピアニスト、フルトヴェングラーのピアノの腕前もかなりのものだったらしく、後任のカラヤンのピアノも有名ですね。オペラ歌手の稽古を付けるピアニストから昇格するケースも多いそうです。

 バレンボイム、エッシェンバッハ、アシュケナージは指揮者として有名になりましたが、ピアニストとしても名を成した人です。バーンステインやプレヴィンは多才な人ですが、ピアニストとしても一流です。他にも弾き振りのできるような指揮者はかなり居ます。

 管楽器分野では、クルト・レーデルがフルート奏者出身、佐渡裕さんもフルート専攻と聞きます。打楽器奏者出身なら岩城宏之さんが居ます。歌手出身ならプラシード・ドミンゴが経歴を活かしてオペラなどの指揮を行なっています。

 音楽以外の分野なら、アンセルメやパイヤールは数学が専門、トーマス・ビーチャムはオックスフォード中退、イギリスと言えば、ヒース首相も指揮をしたことがあります。小学生の頃に聴いた指揮者の荒谷俊治さんは、九州大学出身で、音楽大学出身ではなかったようです。いずれの人も、音楽教育はどこかで受けたには違いありません。

 指揮者もいろいろなのでしょう。

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私のあやしい音程

2010年12月03日 05時58分12秒 | 音楽
 私の趣味の一つであるヴァイオリン、仮に調弦が完全であっても、左手の指で弦を押さえる位置が狂えば、音の高さが狂ってきます。

 発表会などで音程の怪しい演奏がありますが、いざ録音して見ると、私の音程もそれ以上にひどいものです。原因は色々ありますが、4の指が伸びきっていないとか、直前の不確かな音程との相対的な関係で次の音程を決めていることなどによるようです。左手も右手も余裕が無いからかも知れませんね。

 もう一つの趣味のフルートの場合、音の高さは、キーの開閉と吹き込む息の速度で決まるので、ヴァイオリンほど音程の怪しさが無いと思いがちです。ところが、自分で録音して再生して見ると、音程が狂っている箇所があります。

 ちょっと不思議な気もしますが、フルートの場合、息を吹き込む際の角度、息の速度によって、半音くらいは変わりますから、よほど意識して吹かないと、音程が不確かなものになります。自己流で始めた私のフルートの場合、低音、中音、高音で唇の当て方が異なっていたこともあり、習い始めて最初に指摘されました。幾分の改善は見られたのですが、いまだ完全ではありません。

 フルートは楽器としての完成度が高いので、まだよいのですが、古い形のままであるピッコロの方が音程の問題がありそうですし、日本の笛や尺八の場合にはもっと大変なようで、首ふり3年なんて言い方もあるくらいです。

 絶対音感のある人なら、音感に頼って修正できるかも知れませんが、音感が不十分な私のような者の場合、録音・再生して、おかしな箇所を修正するか、ピアノやキーボードで音を確かめながら吹くしかないようです。メロディーをピアノで伴奏して貰いながら吹くのが練習としては理想かも知れません。

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