ヴァイオリンとフルートのRio

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内部告発は正しいことか

2010年12月23日 09時41分27秒 | その他
 尖閣諸島をめぐる事件で、ビデオを流出させた海上保安官への処分が行われました。

 業務上知り得たことを外部に許可なく漏らしていて、守秘義務違反であることが明らかですから、処分はやむを得ないところと思います。

 企業内でも種々の問題が起こり得るものですが、気付いた者が上司を通じて問題提起をしても、企業としての最終判断が出れば、雇われている立場では、それ以上の反対はできません。

 内部告発したらと言われそうですが、内部告発に対する周囲の目は厳しく、仲間への裏切りとみなされることが多いようです。近頃では、内部告発者に対するあからさまな処分は出来なくなりましたが、実質上の冷遇は覚悟しなければなりません。

 また、内部告発の結果は、企業上層部のみならず、同僚、上司にも累が及ぶことがあり、恨みを買います。また、企業の世間的評価が下がると、業績にも影響し、社員の待遇や雇用をも左右する可能性があります。

 従って、内部告発がなかなか進まないのも無理からぬところです。コンプライアンス(法令順守)をうたう企業が増えているものの、本気で取り組んでいるのかどうか、私の経験でもはなはだ疑わしく、結局は個々の企業のトップの考え方によります。

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