ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

ヴァイオリン生産国と曲との相性

2010年12月21日 11時02分56秒 | ヴァイオリン
 思い付きのとりとめのない話です。

 ヴァイオリンと言えば、イタリアのものが有名です。この国でヴァイオリンの形状が定まったらしいこと、アマティ、ストラディヴァリ、ガルネリなどのすぐれた製作者の手になる作品が今でも高い評価を受けていることにもよるのでしょう。

 でも、ドイツやフランスのヴァイオリンもよく知られていますし、チェコ、ルーマニア、ブルガリアなどの東欧圏や中国で作られたヴァイオリンや日本製のヴァイオリンもあります。

 イタリアのヴァイオリンが良くて、次がドイツやフランスのものとよく言われますが、ヴァイオリンを弾く人は全世界に居て、その需要を満たすために、ほとんどの国でヴァイオリンが作られている筈です。

 ヴァイオリン用の木材は決まっていて、限られた産地のものを使うそうですから、どこの国でヴァイオリンを作っても、木材の相違はそれほど無さそうです。また、ヴァイオリン作りを目指す人は他国に修業に行くことも多いようですから、作られた国によるヴァイオリンの違いもまた無さそうです。

 演奏家・演奏団体のお国柄が演奏に影響するのではないかと言われますが、楽器が作られた国と作曲家の国との関係はどうでしょうか。

 今まで言ったことと矛盾しますが、イタリアの楽器の音は明るく、ドイツの楽器の音は暗いなんて言うと、そういう気がします。そして、イタリア産の楽器がイタリア人の作曲家の作品の演奏に適していそうな気もします。

 イタリアのヴァイオリンの曲なら、ヴィヴァルディ、ヴィオッティ、パガニーニのものが有名ですが、これらの作曲家の作品が特に頻繁に取り上げられるかというと、そうでもありません。

 著名なヴァイオリニストは、ストラディヴァリやガルネリなどのイタリア製の楽器を持っていることが多く、そのイタリアの楽器でどこの国の作品でも演奏しますから、結局のところ、楽器の生産国と曲の作曲家の相性は問題にならないようです。

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コメント (4)
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