ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

音大生就活に関する考察(4)

2013年09月14日 12時32分04秒 | ヴァイオリン
 採用業務経験をベースに考えています。普通の企業であったため音大生を採用した経験はありませんが、美大生を採用したことはあります。

 音大生は自己PRのためのリサイタルを行なうべきと言って見たものの、リサイタルを行なうには資金を要しますし、世間に広くPRするには入場者数も限られます。また、それなりの人を呼ばない限り、来場者が将来の仕事を約束してくれる可能性も少ないと思います。そこで、リサイタル以外のPR方法も考える必要があるのではと思います。

 どんなPRの場があるのかはさておき、PR用ツールについて考えて見ましょう。文系の学生の就活なら履歴書以外に、自己PRというものを用意しますが、会社に就職とは限らない、むしろそうでないことを希望する音大生にはいずれもそぐわない気もします。

 演奏で食べることを狙うなら、演奏の得意分野や演奏内容が分かることが一番ですね。仮にヴァイオリンやフルートなら楽器を持って行って演奏して見せることも出来ますし、ピアノなら置いてある場所もあるかも知れません。けれども、聞く方も曲を長々と演奏されても困るし、弾く方もいきなりリクエスト曲を演奏してくれと言われても困ります。音響条件の悪い場所で弾けと言われても困ります。

 そこで、PR用資料として音楽的なプロフィールを書いたペーパーと、録音済(または録画済)の媒体を用意したらと思います。

 プロフィールのペーパーについて

 演奏者の紹介文で出身音楽大学、師事した先生の名前、コンクールの参加もしくは入賞歴と言ったことが半ば習慣のように書かれています。これ、部外者には読むのが苦痛で、一般人の感覚で言えば師事した先生の羅列は不要と思いますし、コンクールの入賞歴もメジャーなものに限るべきと思います。履歴書には確かに賞罰欄がありますけれど普通はよほどの事でもなければ書きません。

 むしろ、どんな曲の演奏が得意であることの方が情報として有用と思います。作曲者名、曲名、ジャンルなどを書くことになりますか。また、クラシックのみなのか、ポピュラーや子供向きの音楽もこなすのかなどは場合によっては重要かもしれません。

 録音済(または録画済)の媒体について

 演奏のサンプルがあるとよいと思います。今頃思い出しましたが、美術系学生を求人した際には学生が作品を持って来るのが普通で、見る方も興味がありました。音楽の場合なら録音済みの媒体が該当するように思います。どんな曲を選ぶのか、全曲もしくは部分を収録するのかなど考慮すべき点はいろいろあります。堅苦しい曲も良いと思いますが、分かりやすい、あるいは知名度の高い曲もあるとよいのではと思います。

 録音は専門家にお願いすべきと思いますが、場所と機材を選べば、自身でも可能かもしれません。CDやDVDなど相手に合わせた媒体がよいかと思います。


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