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宮内庁西村次長見解?

2017年01月18日 20時43分10秒 | その他
 有識者会議が進めている元日即位に反対するかのような宮内庁西村次長見解が出ました。確かに旧来のしきたりに従うなら頷ける内容で、天皇皇后両陛下が1月1日に大変お忙しい事はよく分かります。

 現行憲法に即して考えればこの西村次長見解はおかしいと思います。そもそも天皇の地位は国民の総意に基くもので、単に親から子に受け継がれると言うものではありません。

 即位の儀や三種の神器の継承は伝統的であっても法律上必須の事とは言えません。戦前ならいざ知らず、現行憲法下では皇室典範を見ても、即位の儀が行なわれないと即位できないとは書いてありません。また旧皇室典範には有った神器の継承も現在の皇室典範では省かれています。

 もっとも、西村次長は宮内庁で生まれ育った人ではありませんので、一般人の感覚を心得ていて、世間の反論をバックに旧勢力に一泡吹かせたいのがホンネかも知れません。

 誰が見ても2019年1月1日に即位、新元号と言うのは、国民生活の混乱を防止する上では当然であり、1月1日以外の中途半端な日に設定しようと思う方がおかしい。なお新元号は、カレンダー等の印刷を考えれば即位のかなり前に決定して発表しておくべきで、あるいは英断をもってやめるべきかな。

 ところで重大な事なのに宮内庁長官が発言しないで次長が発言するのはなぜか。お役所では批判が出そうなケースではこういう習慣があるようですね。警察官が発砲する度に警察署の見解を署長ではなく副署長が述べる、あれと同じなのかな。


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