ヴァイオリンとフルートのRio

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お気持ち表明に接して

2016年08月08日 20時39分02秒 | その他
 現行憲法下では天皇は国政に関与出来ず、内閣が助言と承認を行ない責任を負うことにより、国事行為のみを行ないます。

 内閣の助言と承認が必要とは言え、国事行為を行なう主体は天皇であり、明文の規定が無くても、国事行為を行なう能力を有する事は当然の前提になると思います。

 82歳の天皇陛下をテレビで拝見する限り、国事行為を行なうのに支障があるとは思えませんが、ご負担がかなりのものであることは十分理解できますし、今後年齢を重ねられるに従い、国事行為を行なう能力が次第に低下し、ご負担が過重になることは誰しも予想出来ます。

 然るべき法律改正か法律制定によりお気持ちに添えるよう、国民も望むべきと思います。なお、国事行為、あるいはその他のご公務を遂行するのに必要な能力を例えば医学的見地などからチェックする仕組みを設けたら、恣意的な退位との批判を避ける事が可能なのではと思います。

 お気持ち表明の中で気になった点が。

「皇室のしきたりとして天皇の終焉に当たっては重い殯(もがり)の行事が連日ほぼ2ヶ月にわたって続き、その後喪儀に関連する行事が1年間続きます。その様々な行事と新時代にかかわる諸行事が同時に進行することから行事に関わる人々、とりわけ残される家族は非常に厳しい状況下に置かれざるを得ません。こうした事態を避けることはできないものだろうかとの思いが胸に去来することもあります。」(句読点を加えさせて頂きました。)

という部分は少々気になりました。

 これらは国事行為ではなく、天皇家の私的な行事であり、恐らく天皇家の次代の方々は受け容れに抵抗があるものと勝手に想像しています。今のうちに改めたらどうかとの天皇陛下のお気持ちではないか。いわゆる宮中祭祀も天皇家の私的行事に当たります。

 天皇陛下は被災地で床に膝をついて住民を励まされるなど、もはや伝統の枠を超えて国民に寄り添い活動されていらっしゃるので、国民も古い伝統を引きずる事なく、現行憲法下での相応しい受け止め方をすべきではないかと思います。


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