ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

吉原あれこれ

2016年08月13日 18時59分19秒 | その他
 平塚雷鳥が登楼事件を起こした大文字楼の跡は現在は吉原公園になっています。大文字楼は角海老楼、稲本楼などと並ぶ吉原の大籬(おおまがき)の一つ。大店(おおみせ)とも言います。

 昔は周囲をお歯黒ドブで囲まれ周囲から隔離されていたため、この一帯を遊郭と呼びます。大小様々な店(見世とも書きます。)が数百軒、それ以外に普通の商店、仕出し屋、郵便局などもあったようです。

 店には経営者である楼主(ろうしゅ)および家族、遊女が住んでいました。他の従業員も住んでいたと思います。遊女となる女性は、支度金などの名目で親に金を前渡しして連れて来たため、今なら人身売買と見なされます。しかも働く内容が問題。ただ他の商売でも若い男女を支度金を払って雇い入れ、年季奉公させる事は昔は普通に行なわれていました。

 経営者側の悩みもあったようで、この種の商売の社会的地位はとても低く、さげすまれたように聞きます。関係者の著書によると、家の商売が知れたら大学を退学になると心配した事もあるらしい。恐らく縁談にも差し支えたと想像され、現在ではセレブである役者も昔は地位がとても低かったので、吉原の楼主と役者が縁戚関係と言う事も昔は多かったように聞きます。

 戦後の売春防止法により多数有ったお店は廃業し、現在はソープ街になっています。一部のお店が商売替えしたものと言われ、ほとんどはその後参入したと言われます。ソープと売春防止法との関係はと言うと、同法では売春そのものは禁止となっていても罰せられません。加えてソープ経営者が個室で違法行為が行われていると知らなければ問題が無いらしい。


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