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年功序列賃金制度の見直し

2014年10月18日 15時48分20秒 | その他
 私が過去に貰ったのがまさに年功序列賃金、ベースアップや等級が上がることにより、最初は少なかった給与が少しずつ上昇しました。年功序列賃金では賃金は年齢と共に上昇し、ある程度の年齢に達すると上昇が緩やかになるか頭打ちになります。

 お役所では○○等級○○号俸という給与が支給されると聞きます。給与体系自体は必ずしも年功序列ではなさそうに見えますが、誰をどの等級・号俸にするのかは、年功も加味して決めているのではと想像します。

 年功序列賃金制度が良いと言われて来たのは、賃金が働き手の生活や家族状況の変化にある程度対応できるからで、支出の少ない若い人の給与は抑えられても、支出の多い年代にはそれに見合った給与が支給されます。いかにも日本的なものと思います。

 しかし、仕事の成果や生産性が年功とはあまり関係ない場合、年功序列賃金制度では若年層は不公平感を抱き、使用者側は年配者を排除したい誘惑に駆られると思います。マニュアルに従えば一定の成果が得られるような業務が相当します。

 そもそも論から言っても年功序列賃金は問題があります。と言うのは賃金は労働の対価であり、その人の生活や家族の状況に対応させる必要はありません。ついでに言えば、日本で慣習的に支払われていることが多い通勤手当も労働の対価ではありません。

 政府が最近、年功序列賃金制度の見直しを言い出したのには何があるのか。在職中の経験からすると、労使関係に新たな仕組みを導入する目的はとにもかくにも支給総額を減らすことで、フレックスタイム制とか裁量労働制が話題になった際もそうだったと思います。

 使用者の立場なら、年功序列賃金制度で最も問題な報酬の高い層の賃金をカットし、給与支給総額を抑制したいのではないかと思います。報酬の高い層は一般の会社なら賃金制度に関する発言権はありませんから、報酬の低い層に一定の配慮をした賃金制度を提案すれば、労働組合側は受け入れる可能性があります。

 アメリカや欧州諸国と比較して高い日本の賃金、下げることができれば国際競争力が増します。それが政府の最終的な狙い?


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