物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ヒッグスにノーベル賞

2013-10-09 10:56:47 | 物理学

ヒッグスが今年度のノーベル賞をもらった。ヒッグスの方の名はもちろん知っていたが、もう一人のアングレールの方は失礼ながら名前も業績も存じ上げなかった。

テレビのニュースで聞いたときにヒッグスはすぐにわかったが、もう一人の方の名はわからなかった。今日新聞を見てようやくわかったが、まったく名前を知らなかった。

以前に電弱理論でグラショウ・サラム・ワインバーグがノーベル賞を受賞したときにもちろんグラーショウの名は知っていたが、電弱理論の先駆的な研究をしていたとは知らなかった。

まあ、私は工学部に勤めて素粒子の研究から遠ざかったからある意味ではしかたがないけれども、それくらいは知っているべきであったろう。

グラショウはむしろ大統一理論の提唱者としてしか知らなかった。グラショウの自伝によれば、ワインバーグとはニューヨークのブロンクスの高校の同級生だったとかで同級生がノーベル賞をもらうという数少ない例の一つになっている。


2 コメント

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アングレールはEnglertで,CERNのこの実験が話題と... (N. Nakanishi)
2013-10-10 09:34:06
アングレールはEnglertで,CERNのこの実験が話題となる前は,英語流にエングラートと読むのだと思っていました.1975年,日本物理学会の論文選集189「場の理論III」を故西島先生と共同編集しましたが,その付録にヒッグス機構の文献解説をしていますので,興味があればご覧になってください.この論文集には14編の論文を収録しましたが,そのうち6編がノーベル賞対象論文になりました.
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Nakanishi先生 (あおやま)
2013-10-10 10:51:59
Nakanishi先生


コメント有難うございます。論文選集の当該の号は持っていると思いますので、帰ったら探してみます。

ああそうでしたか。Englertなら覚えがありますね。フランス語ではカタカナ表記するとアングレールだったのですね。

道理で聞いた覚えがなかったはずです。
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