生まれて初めて昨夜大洲の鵜飼の見学に家族や友人たちと出かけた。大洲市の観光協会がやっている乗り合い船に乗り込んでの数時間での鵜飼の見学である。
もっとも鵜飼そのものは10分程度であったが、まじかで鵜飼を見ることができた。それで鵜飼のことを紹介すべきなのだろうが、印象に残ったことは直接は鵜飼に関係することではない。
小さな川舟に18時30分頃、乗ってまず食事の弁当を食べた。少し暗くなって明かりをつけると虫が来るからというので早々に弁当を平らげた。
そのときにいくらか上流まで船を上げてから、ゆっくりと流れにまかせて下るのである。それもできるだけ流れの遅いところを進むか進まないかの速さで下る。ちょうど川が曲がっているところは瀬になっているとかでほとんど水が流れてはいないという。
ゆっくりと下るものだから時間がゆっくりと流れているようで日ごろのせわしい日常を忘れさせるようなひとときである。川の水は船端のすぐそこにある。久しく味わったことのない感覚を味わうことができた。
さぎがいるとか、鮎が水面をはねたとか船頭が教えてくれる。川のそばに山があり、その濃い緑がいい。落ち着いた雰囲気で静かである。寿命が延びるという表現があるが、寿命が延びそうな気がする。
今日の新聞によると昨日の日中には大洲市は38.2度の猛暑であったらしいが、夕方は涼しくなっていた。見学が終わって帰宅すれば、10時を過ぎていた。
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