数学・物理通信2巻2号発行の発行の準備が整った。すぐに発行してもいいのだが、私はあわてものだから、思わぬミスをするので週明けに発行しよう。
今回は私の原稿をつくるのに大分苦労した。それで、発行が遅れたが、それでも発行予定月内に発行できそうだから、まあ許してもらえるだろう。別の手持ちの原稿がなかったわけではないが、新しい原稿を書くことに執着をした。
数学者のNさんが集合論の一連の論文を書始めたところが従来とは大きく異なっている。今回も投稿が多くて、まだ処理されていない論文も残っているが、それは次号として今月中または来月の初旬までに発行できると考えている。
これで、私もなかなか忙しいのである。
話は突如変るが、パスカルのパンセに死のことが書かれているらしい。が、生きている間はなかなか死のことを考えることなどできないから、死んでからゆっくりと考えたのでよかろう。
一番大切なことは要するに創造的な生活ができなくなったときにどうするか。このことがこれからの人生にとって大切なことであろうか。
気晴らしをすれば、死を暫時忘れるというのがパスカルの論点らしいが、気晴らし(divertissement)など気晴らしにしかすぎない。
気晴らしのまた気晴らしが必要になるなどということになるのがオチであろう。
(2012.7.5付記) 実際の発行は6月25日にしたが、その後原稿からの字落ちが見つかって訂正版が発行になったのは6月28日だったと思う。googoleで「数学・物理通信」と入力して検索をすると、名古屋大学の谷村さんのサイトにたどり着く。そこに最新号を含めたすべてのバックナンバーがあるので、PDFの文書をダウンロードできる。
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