殴られて一番イヤなところは、顔である。
なにしろ鍛えようがない。
ということは、それは相対する者にとってもイヤな事である。イヤがる事をするのが、すなわち有効な攻撃となる。
しかし、空手は長年その事柄に目をつぶってきた。
前提として、空手や拳法は素手をもって闘う事を本分とするので、直接拳で顔面を叩くのは危なくて出来なかったのだ。
約束組手においては当然、顔面攻撃を想定した攻防を行うのだが、従来のそれは、あまり実戦で使える様な「生きた」技ではなかった。
刻々変化する戦いの中で、使える技などそう多くはない。解析すれば、基本技の組み合わせだという事が判る。
しかしそれも、動き回る相手に追従する目や運足が伴わなければ、真に使える技とはいえない。
それを養うのが、今やっているボクシングの練習である。
というわけで、木曜の稽古に出撃!
練習風景はココ↓
http://blog.livedoor.jp/jcm800zakk/archives/51941899.html
どういうわけか、山芋が取れるスポットにやけに詳しい(笑)ふたりのパンチ練習。
白いグローブが私、赤いグローブが沼澤師範代。
「バチバチやると、流石に次の日の仕事が辛い」という共通認識(笑)のもと、あまり激しい稽古はしなかった。
ふたりとも夏の疲れが今になって出てきており、目の下にクマが出ている有様。
本人たちが考えるほど身体は若くないので無理は禁物。
ミット打ちの後、延々とマス・スパーを行う。怪我が怖いのでオープン・ブローで。単発だけでなく、コンビネーションでたたみかける。
背後で私達空手班が相対練習を行うさなか、ISII君(左)とURUSIYAMA君(右)はパンチングミットをやりこむ。
この二人は、打撃班の中でも特に危険(笑)な実力派。
柔術班はいつも熱心に稽古を行ってます。
また、アウト、インのローキック4本を太ももの筋肉だけで受ける「打たれ強さ」を養う練習もし、足回りの脆弱性を失わないようにする。
ミドルキックはなるべく身体の遠くで受け、衝撃が胴体に及ばないようにする。
中段への蹴りは、左右の足どちらで受けても良いのだが、奥足(通常は左足)で受けると金的がガラ空きになってしまうので、可能な限り前足を上げて受ける。
蹴ってきた方がダメージを受ける様な「痛めつける受け技」や、蹴り足を掬い上げて飛ばす技などもあり、変化を付けときおり織り交ぜる。
数週間前の暑さがウソのように涼しい。
気温の変化が激しく、体調管理に気を付けるよう、会社でも通達があった。
涼しくなったためか、最近は朝から眠い。このままスヤスヤ眠らせてほしい・・・