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【ロシアのMBT】T-90の塗装

2012-05-27 21:12:05 | 現用戦車模型 制作過程

 

T90_161_of_261_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暖かくなってきました。太陽がまぶしいですね。

ただ、昼夜の気温差が大きいためか体調がすぐれず、あまり睡眠もとれていません。

早寝も良いのですが、あまり早く床に入ってしまうと夜中頻繁に目が覚めてしまいます。

最近、昔の「月刊パンツァー」誌を読み返しているのですが、連載物だった「一戦車技術者のノート」がとても面白く、ネットで検索したところ、それが「戦後日本の戦車開発史」という書籍として発売されている事を知り、即購入しました。

国産AFV開発の秘話が盛りだくさんで、技術者視点という点でとても読み易い本です。

寝るときにそれを読んでいたら、面白くて眠気が飛んでしまう(笑)。

さてT-90ですが、やっとこさ塗装の過程に入ります。

Faq25g17

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑かつてのロシア戦車といえば、写真のT-72のようにグリーン単色がデフォだったのですが、冷戦崩壊以降になると西側、特に米軍式の3色迷彩を取り入れており、それが現在の基本的な塗装となっています。

Archive_weapons_tank_m48_030755_

↑米軍式の3色迷彩は、北大西洋条約機構(NATO)のそれとは異なり、地域に合わせた迷彩が施されています。

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↑NATO式迷彩塗装

今の米軍ではほぼ全てNATO式の迷彩塗装となっているようです。

(写真はドイツ国防軍のレオパルトⅡ)

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↑また、中東地域に展開している部隊では、サンド1色というのが基本となっているようです。(写真はM1A2)

T80b_main_battle_tank_mbt_russia_02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑で、現在のロシア軍は写真のように、先程紹介した米軍式迷彩に似た塗装が施されています。

これは、地の明るい色に、グリーンあるいはブラウンを雲型に迷彩し、「木漏れ日の中の日陰」を模したブラックをアクセントに入れ、環境に溶け込むひじょうに効果的な迷彩パターンです。

今回はこの迷彩塗装を行います。

模型の話に戻りますか。

Kuropato_006

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全体にサーフェーサーを吹きます。

Kuropato_007

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kuropato_008

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このキットはエンジンルーバーのメッシュにナイロンのものを使っていたり、ERAなど小さくて厚みの無いパーツなどで構成されていますので、塗装のノリ、また遮光性を確保するために、しっかりとサフ吹きします。

Epsn7875

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地の色となるサンドを塗りました。

タミヤアクリルのデッキタン+ホワイトの混合。

スケール・エフェクトを考慮し、かなり明るめな地色としました。

Epsn7876

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隅々までエアブラシのノズルを突っ込み、塗り残しのないようにします。

Epsn7878

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足回りも塗装。

Epsn7879

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

迷彩パターンはインストを参考に、一部推定で施します。

一般に、ロシア軍AFVの迷彩パターンは各車輛ごとにバラバラですので、細かくリサーチする必要も無いでしょう。

Epsn7880

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Epsn7881

次に、雲型迷彩でグリーンをのせるため、マスキングテープで地色を隠します。

迷彩パターンの境界線は、ボケているのと、ハッキリしているのがあるのですが、今回はハッキリのほうを取りました。

このスケールで、エアブラシを使って迷彩パターンを描いて境界線をボカした場合、大概は実物と比較して違和感を抱くような仕上がりになります。

また、エアブラシによる塗料の飛沫があちこちに付着しますので、今回はラクチンな方法で。

迷彩色は、今回ブラウンとどちらにするか迷ったのですが、グリーンが一般的なので、そちらのほうにしました。。

Epsn7884

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グリーンは、タミヤアクリルのNATOグリーンとデッキタンの混合。

モデラーの作例の中には、このグリーンの色味が濃いために、全体のバランスを崩しているケースが多く見られますので、かなり明るめの青竹っぽい色にします。

Epsn7887

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テープを剥がしました。

まぁ、イメージ通りですね。

 

Epsn7888

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Epsn7889

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Epsn7890

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Epsn7891

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Epsn7892_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Epsn7893

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日はここまで。

次回は「木漏れ日の日陰」を表現するブラックを描き込み、ウォッシングなどの工程に移ります。

これから晩飯喰います。

 

 

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