神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

久我山左岸6

2017-10-12 06:48:18 | 神田川1

 久我山村を灌漑している田用水のうち、左岸流を追っての続きです。途中、久我山橋下流の清水堰(紺屋堰)からの合流を得て、井の頭線の北側を並行、富士見ヶ駅方向に向かうところです。なお、今回の水路の北側を並行する通りがありますが、「たぶち通り」と通称されています。→ 「久我山村絵図」で江戸道(府中道)と分かれ、上高井戸村の境まで左岸流と並行する道がそれで、解説プレートには「昭和30年代までこの道を境に南側が田圃だった」とあり、田圃の縁を通るというそのままの意と思われます。現在は左岸流の代替機能を果たしている下水道井の頭上幹線の通り道です。

 

Kugas6

    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

0705a

    1. 左手からの合流を得た先、30mもいかないところで、再び車止め付の水路単独となります。 

0705c 0705b

    2. 左手が崖面になっていて、左岸段丘の際にあることが分かります。

0705d

    3. 車止めはここまでで、この先しばらくは一般の道路の一部となります。 

0705f 0705e

    4. 水路は幅広な通りの左手を並行していました。 

0705g

    5. このあたりの左岸段丘は、たぶち通りの際近くまで後退しています。