神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

字上2

2019-04-17 06:49:20 | 谷端川・小石川2

 中上橋のやや下流に右手からの合流がありました。→ 「段彩陰影図」にも描かれた、池袋駅方面からの谷筋にかかわるもので、昨日UPの→ 「迅速測図」には、右岸流と共に描かれています。区画整理によって側流が廃止された後は、直接本流に合流するよう付替えられたようで、現在たどることの出来る痕跡もそうなっています。なお、豊島区立郷土資料館の企画展図録「歩く・聞く・写す」には、このあたりの洗い場の様子として、「地区ごとに利用する洗い場を決めていました。足場をよくするために1mほどの穴を掘り、その中にスノコを敷き、水深を60~70cmくらいにしておきました」との記述がみられます。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    1. 中上橋と御嶽橋の間の右岸に、狭い路地の入口があります。  

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    2. この直線の区間は、区画整理時の付替えによるものなのでしょう。

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    3. タイトルは字上ですが、このあたりまでは田圃で、境井田と呼ばれていました。  

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    4. 巣鴨村大字池袋当時の行政区分では、この通りから先が字上にあたります。  

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    5. 路地を抜けた先の右手は池袋図書館、左手は道を隔てて御嶽神社です。