かしまし娘
「ウチら陽気なかしまし娘~、誰が呼んだか知らないが~、女三人よおたら、かしましいとは愉快だね、ベーリーグゥグゥ、ベーリーグゥグゥ…」
かしまし娘の長女である「正司歌江さん」がお亡くなりになりました。
子供の頃からの芸人さんで途中男性と駆け落ちして、当時の麻薬である「ヒロポン」で大変なおもいをされました。私の田舎である「富山県」とも御縁があります。放浪生活を送っていた際には10年間芸者さんとして滞在されていたようです。
この空白の十数年間を引け目に思って、妹お二方には負い目があったようです。しかし、「音曲トリオ漫才」の草分け的存在で、その後は舞台に多く出演されたりTVドラマにも多く出演されていました。
個人的な想い出としては友人と四条河原町にあるすき焼き屋さんの二階で食事をしていたところ、二階に上がってきた仲居さんが「一階のカウンターに正司歌江さんがいらっしゃいましたよ」と言うと友人が「歌江ネェちゃん!」といって行こうとしたところを私が「プライベートで来ているんだから」と言って制止したことがあって、今を思えば会っていても良かったかな?と思っていますが…。仲居さんが言うには、その時に南座で舞台があったようで、舞台終わりに友人と麻雀をして「負けたわぁ」といっていたようです。
「かしまし娘」の後輩であるトリオ女性音曲漫才でいえば「フラワーショー」「ちゃっきり娘」などがいらっしゃいます。フラワーショーは燃える前の浪速座で観たこともあります。今では音曲漫才も絶滅危惧種になってしまって寂しい限りです。ちなみに男性の音曲漫才は「ボーイズ」とも言われたりしますね。
なにわともあれ、合唱