20240420、宇野酒造場の直売所で購入。
宇野酒造場は福井県大野市本町3ー4にあり、一乃谷が銘柄。
大野城の城下町にある。この城下町は風情があり、福井県の外れにある大野市という土地を思えば、町という雰囲気がある。
ただこの一画だけで、とりたてて広いわけではない。また、商店も並ぶが、閉まっているところが多い。
ただ、建物はレトロな感じで雰囲気がある。
近所には花垣の南部酒造場がある。あちらは建物が登録有形文化財となっており、ランドマーク的にもなっている。
こちらは、酒屋さん的な雰囲気。昭和の酒屋さん。これがいい雰囲気。
別誂。
この蔵は純米酒があり、山廃は特別純米と称しているようだ。
特別純米はそれとして置かれていたが、この別誂えは、生なのかどうかはわからないが冷蔵庫の中にあり、別物のようだ。
注ぐ。
黄緑がかっているが無色に近い。
香りはフルーティーさを感じる。
飲む。
フルーティーでジューシー系だ。
いやジューシーではない。濃いのだ。
因みに発泡はない。
そして、初めから終わりまで、渋み寄りの苦味が通っている。
結構刺激感のある味だ。
日本酒度+4.5だからというわけではないが、辛口とも言える印象だ。
濃いがリンゴ感がなく、渋み苦味が濃いので飲みにくさはない。
ただ、濃いのでグイグイとは飲めない。
近所の花垣と比べると、苦味が強い。
食事と合わせるといいかもしれない。
ホタテの貝柱刺身と合わせると、酒の角がとれ、フルーティーな風味が残る。
20240423追記。
花垣と比べるとあっさりしている。
それがいい。
濃醇さが薄れていていい。
20240520追記。
確かに花垣に比べあっさりしている。
しかし一般的に考えると濃い目の味。
濃いが、くどくなる一歩手前。
そしてやはり苦味はある。
チビチビいきたい。
それにしても福井の酒は結構濃いのだな。
今回の、白龍、鬼作佐、花垣、そしてこの一之谷、
全て系統が同じだった。
もちろん、それぞれ微妙な違いはあるが、方向性は同じだ。
福井の酒はこうだ、というものを感じた。
20240531追記。
ほたるいかの刺身と合わせる。
同じ北陸繋がりだからか、合うなと感じる。
素焼き大豆とも合う。
酒の後味に大豆の風味がマッチする。
ほたるいかの刺身に関しては、付属の肝醤油の濃い味とも合うことから、
大豆のさっぱりしたものから肝醤油の濃い味まで、ちゃんと合わせられるのがすごい。
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