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酒の感想ばかり

一乃谷山廃仕込斗瓶中取り特別純米原酒

2024-04-21 13:42:07 | 日本酒

20240420、宇野酒造場の直売所で購入。

宇野酒造場は福井県大野市本町3ー4にあり、一乃谷が銘柄。

大野城の城下町にある。この城下町は風情があり、福井県の外れにある大野市という土地を思えば、町という雰囲気がある。

ただこの一画だけで、とりたてて広いわけではない。また、商店も並ぶが、閉まっているところが多い。

ただ、建物はレトロな感じで雰囲気がある。

近所には花垣の南部酒造場がある。あちらは建物が登録有形文化財となっており、ランドマーク的にもなっている。

こちらは、酒屋さん的な雰囲気。昭和の酒屋さん。これがいい雰囲気。

別誂。

この蔵は純米酒があり、山廃は特別純米と称しているようだ。

特別純米はそれとして置かれていたが、この別誂えは、生なのかどうかはわからないが冷蔵庫の中にあり、別物のようだ。

注ぐ。

黄緑がかっているが無色に近い。

香りはフルーティーさを感じる。

飲む。

フルーティーでジューシー系だ。

いやジューシーではない。濃いのだ。

因みに発泡はない。

そして、初めから終わりまで、渋み寄りの苦味が通っている。

結構刺激感のある味だ。

日本酒度+4.5だからというわけではないが、辛口とも言える印象だ。

濃いがリンゴ感がなく、渋み苦味が濃いので飲みにくさはない。

ただ、濃いのでグイグイとは飲めない。

近所の花垣と比べると、苦味が強い。

食事と合わせるといいかもしれない。

ホタテの貝柱刺身と合わせると、酒の角がとれ、フルーティーな風味が残る。

20240423追記。

花垣と比べるとあっさりしている。

それがいい。

濃醇さが薄れていていい。

20240520追記。

確かに花垣に比べあっさりしている。

しかし一般的に考えると濃い目の味。

濃いが、くどくなる一歩手前。

そしてやはり苦味はある。

チビチビいきたい。

それにしても福井の酒は結構濃いのだな。

今回の、白龍、鬼作佐、花垣、そしてこの一之谷、

全て系統が同じだった。

もちろん、それぞれ微妙な違いはあるが、方向性は同じだ。

福井の酒はこうだ、というものを感じた。

20240531追記。

ほたるいかの刺身と合わせる。

同じ北陸繋がりだからか、合うなと感じる。

素焼き大豆とも合う。

酒の後味に大豆の風味がマッチする。

ほたるいかの刺身に関しては、付属の肝醤油の濃い味とも合うことから、

大豆のさっぱりしたものから肝醤油の濃い味まで、ちゃんと合わせられるのがすごい。


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