ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

小松小麦百万石ビール

2022-09-25 17:37:09 | ビール

イオンモール白山で購入。

わくわく手づくりファーム川北のビールのバリエーションだ。

小松の小麦と川北の六条大麦を使用とのこと。「White Beer」と書いているので白ビール系なのだろう。

注ぐ。

薄い色をイメージしていたが、しっかり茶色。ただし濁り。

香りは麦芽の香りがしつつ、小麦系のフルーティーな香りもある。

飲む。

ヴァイツェン系の味。

ただ濃厚さはなくすっきりしている。

甘ったる過ぎないのがいいのではないか。

小麦の割合が比較的少ないから大麦の方の味が強い。


あら与のふぐの子ぬか漬け

2022-09-24 21:02:12 | つまみ

ふぐの子ぬか漬けとは、ふぐの卵巣をぬか漬けにしたものだ。

卵巣にはテトロドトキシンが豊富に含まれており、通常は廃棄される。

それをぬか漬けにして毒を抜いたものがこれだ。

糠には多くの微生物が生息している。その微生物の働きによりテトロドトキシンが分解されるらしい。

ただしその機序は解明されていないという。

石川県だけに製造が認められているとのことだ。

それにしても誰が初めに口にしたのだろうか。

さて味の方だが、ぬか漬けの前に塩漬けにしてるだけあって、塩辛い。

そして糠の風味が強い。

同じような食べ物にへしこというものがある。

これは鯖のぬか漬けなのだが、こちらは鯖だけに油が多いのだが、

ふぐの子の方は油が少ないため、へしこよりはくどくない。

粒は硬めでとびこのような歯ごたえ。

酒に合うし、ごはんにも合う。おにぎりの具にしてもいいのではないだろうか。

何より、普通は毒があって食べられないものを食べているという感覚が、何よりのつまみだ。

石川県白山市の美川でよく作られている。

よく見かけるのは卵巣の形そのまま残し、それを輪切りにしたものだが、

これは大きいからなのか、よくぬか漬けできるようにか、卵巣が割れている。

810円とちょっと高いが、味は一番いいのではないかと思う。

上品な味の勝駒には合わないと思ったが意外にも合う。

菊姫や天狗舞と言った熟成味のあるクセの強い酒と合うのか試してみたい。


勝駒純米酒

2022-09-23 18:39:17 | 日本酒

金沢のふじた酒店で購入。

飲んだことはないが、様々なレビューから、フルーティーな現代的な酒をイメージする。

香りは、フルーティーさがやや感じられる。しかしどこかで広島の酒のようなウニっぽい風味が感じられる。

飲む。

ウェッティだ。しかし飲んでみるとウニっぽさはほぼ感じられない。吟醸らしく感じられるが強くはない。

水のようで、つまりクセは少ない。

本当に刺激が少なく飲みやすい。スルッと入ってくる。

飲み口はフルーティーでありつつトゲはない。

本体もクセがなくまろやか。

もちろん熟成系の酒はクセといったものがあるが、それは吟醸酒でも同じで、吟醸ならではのクセというものはある。しかしそれがなく安心して飲める。

2020924追記。

あら与のふぐの子糠漬けと合わせる。こういう濃い味のツマミと、この酒とは合わないだろうと予想していたが、驚きだ。普通に合う。糠漬け特有の風味があるわけだが、それが酒と解け合うのだ。

20220929追記

やはりさらっとしている。苦味は強いように感じるが、リンゴ酸感や熟感は全く無い。だから飲みやすい。

苦味のため濃い、というのか、重い感覚を覚えるが、 果実感がないため飲みやすい。

さらっとしているというとネガティブなイメージだがそうではない。

新潟の酒よりは重みがある。

20220930追記。

さいぼしと合わせる。これまた負けるかと思ったが、マッチする。ただ、酒がさらっと感じる。水のように合う。さいぼしを食べ、時間が経って飲むと、水のように合いながら苦味が強調されてくる。

20221002追記。

ふぐの子ぬか漬けと合わせる。

もう先入観はない。ふぐの子の塩辛い個性に対し、絶対負けないだろう。

まさにその通り。

お互いを全く邪魔しない。この塩味と合わせて、酒の個性を改めて感じる。

この酒は非常にニュートラル。

甘すぎず辛すぎない。数値的なものでなく、自分の感覚的に±0。

だからといってふぐの子に負けるわけではなく、つまりここで酒本来の個性が出てくるのだ。

しっかりとした米の味がある。繰り返すが、そこにフルーティーさや、苦味、といったものはない。

本当にニュートラル。

20221007追記。

この時期になると、さらっとはしているが、後口の、舌の両端を中心に、砂糖のような甘味がみられ始める。

普通は開封して日がたつと、日本酒っぽさが出てくるものだが、これはより蜜のような甘さとなる。

ここからさらに進むと熟成感に変わるのかもしれないが、今がベストではないか。

20221010追記。

瓜と言うかメロン系の風味。

そして、ベースは結構パンチがある。苦味もある。

両端にはやはりこの酒特有の風味、蜜のような甘味がほんのり感じられる。


羽根屋純米吟醸雄町生酒

2022-09-23 17:52:10 | 日本酒

金沢のふじた酒店で購入。

富山の酒で、お店で丁度雄町が入ったとのことで購入。

栓タイプ。

注ぐと最近飲んだ手取川の酒魂と似た香り。つまり吟醸っぽい涼やかな香り。もしかしたらこれが雄町だからかもしれない。

飲む。

すっきり飲みやすい。

ちょっと今日は味覚がおかしく、先ほどの手取川酒魂と似てはいるが、同様に飲み口の吟醸感が変容してしまって性格に判断できない。

淡麗で、クセはない。

パンチはは少なく、優しい味。

20220929追記。

全体的にスクエア。

飲み口はフルーティーさがあるが、今はややリンゴ酸感が感じられるようになる。と同時に苦味も現れてくる。どちらの味覚も強めだ。

醇感はないが、濃くはある。

飲み口からのリンゴ感。そしてそれが熟したかのような熟臭。それがちょっとくどいなと思う直前から、苦味が現れるため、リンゴの熟感が中和されるという、絶妙なのか、いいのか悪いのかよく分からない感覚だ。

トータルでバランスを取っていると思うが、熟したリンゴ酸感が感じると言う点で、今の好みにはちょっとマッチしないか。