ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

サントリーロイヤルビター2013春

2013-02-28 19:56:59 | ビール

2013

浅口のローソンで購入。また、半年前のロイヤルビターかと思ったが、デザインが明らかに違うので、新しい製品だろう。
味は、なかなかうまい。ビターなのだろうが、黒ビールなどに慣れたこの舌では、オーソドックスなビールに感じる。
口に含むと、シュワっとしそうな苦味が来て、蔵出しビールよりは濃縮した果実っぽい風味が感じられ、後味は渋味の効いた苦味を感じる。

2012年8月

2012年2月


ローソンの「ベルギーチョコ ホイップロール」

2013-02-28 19:42:57 | つまみ

1

これはおいしい。
食べたタイミングにもよると思うが、よくある楕円形のパンを真ん中に切り込みをいれて、その間に何らかのクリームを挟むパンの系統になる。
この製品は、このクリームがおいしい。本当にベルギーのチョコかどうかはわからないし、ベルギーで作ったら同じチョコでも日本のチョコよりおいしいのかどうかもわからないが、よくあるメーカーのチョコクリームよりは味が濃い。しかしまろやかでクリーミーでやわらかく、軽い。そこに更に、チョコフレーク(森永のではなく、チョコを薄く小さくスライスしたようなもの)がまぶされている。
口にするとなんだか幸せな気分になった。何か脳内でそんな物質が出たのかもしれない。くれぐれも、食べたタイミングかもしれない。
さらには、これはローソンで買ったが、ついでにサッポロ蔵出し生ビールも買って、一緒に楽しんでいるわけだが、これが絶妙に合う。
ビールの麦芽の甘味から来るコクがこのチョコクリームによって増幅される。
ビールを含むとチョコの甘さが引き立てられ、余韻はウェハースのような香ばしさが残る。


「わたしを離さないで」カズオ・イシグロ

2013-02-25 20:43:04 | 読書
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
価格:¥ 840(税込)
発売日:2008-08-22
読んでみようと思ったきっかけは、恐らく作者が話題になっていたこと。またタイトルがどことなく悲しい内容を想起させるからだったと思う。それが約4年前の2009年の5月。同じ時にガルシア=マルケスの「予告された殺人の記録」を買っている。その年の2月に職場環境が変わり、ゴールデンウィークの休みも明けて丁度疲れが出てきた頃だろう。家族で河原町まで出てきて紀伊国屋で買った。因みにこの紀伊国屋書店Movix京都店は2011年に閉店している。確かにその当時は近くにジュンク堂が2店舗あり、京都駅までいくとアバンティのアミーゴ書店がかなりの品揃えを誇っていたので、それからすると中途半端な位置づけだった。と言うよりは、丸善が閉店し、ブックファーストが閉店し、旭屋書店も閉店したことからして、そう言う時代の流れなのかもしれない。また、わたし自身は買った年(2009年)に京都を離れることになった。
さて、この作品に関してだが、読もうと思った時の心境としては上記の通りだが、実際に買ってみると読む気がなくなってしまっていた。裏表紙のあらすじを見て、介護人とか、施設とか、提供者とか書いているので、福祉関係のストーリーで臓器移植を待つ老人がドナーが見つからず死に瀕している。薄れゆく意識の中で、わたしを離さないでと救いを求めているのだ。などと勝手にストーリーを想像して、よくある闘病記みたいなものか、なぜこんなありふれたテーマが賞をもらえるような作品だったのか(実際この作品自体は2013年2月時点では賞を受賞していないが)。カズオ・イシグロと言う作家は、経歴にもケースワーカーの経験があることから、福祉関係を題材に扱う作家なのかとちょっと敬遠してしまっていたのだ。
ところが、次に読む本を探している過程で、昔買って読まずにいた本から何か選んでみようと思いたち、今回はネットで調べて見た。すると私が持っていた先入観は全くの誤りであったことに気づいた。
このストーリーの一番の仕掛けであり、バックグランドは謎のままスタートする。しかしその謎は前半に明らかになる。しかしこれ見よがしではなく、さりげなく触れられる。いや実際は周知の事実であったかのように読者は知らされる。作者自身本の帯に明記してもらって構わないと言っているぐらいであるし、読者の色んな所のレビュー、噂なりで大体そう言うことだろうと、予備知識を持っている。だからこのストーリーはその事が主題ではないのだと思う。それよりは、このような特殊な状況における、つまり設定だけであって、本筋は幼い少年少女時代
からの友情、恋愛、青春を描いているのだと。ただし、作者(訳者)の持ち味なのだろう、終始何とも叙情的な雰囲気をたたえている。
前半は幼い日の幸せな日々を描いている。子供の頃の他愛のないできごとが生々しく描かれる。大人になった今だからそう思うのか?しかし、子供の頃に帰ってその時の気持ち(だったであろう)で考えると、確かに生々しい、そう思える。
12章になると、少し明確に提供のことが読者に知らされる。我々も大体こう言うことだと言うのを知っていて、物語の中でもこれ見よがしに種明かしをするわけではない。しかし、これまでの流れと異質なリズムが登場し、やはり少なからず衝撃を受ける。それ以降は登場人物たちの運命はこちらはわかっているのに、当の本人たちはそれを当然のものとして生活していて悲しい。
15章が一番温かい気持ちになるところではなかろうか。一番温かいと書くと、他は冷酷な話かというと、すべて知っていて読んだとしたら、たとえば保護官やマダムの立場からだと、恐らくそう思うだろう、しかし、主人公たちの立場で読むと(実際にキャシーにかなり感情移入してしまっている)むしろ純粋さや、清々しさが勝ってくるのだ。
一番盛り上がったあと、16章で主人公たちにヒビが生じ、17章つまり第2部の最終章でついにキャシーは決心をする。
各章ごとに何か事件、と言っても主人公の不安からくる心配事なわけだが、章の始まりに提起され、章の終わりにはうまく解決する。近頃の刺激的なサスペンスに慣れてきたせいか、もっとドロドロした悲惨な展開が待っているのではとこちらは不安になるわけだが、さすがそんな野暮な展開はない、むしろ若々しい、清らかな事件発生と解決なのだ。それが実に抒情的だ。
ちょっと内容に触れます
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近い将来訪れるであろう臓器移植が普通に行われる世界。それに対する問題提起なのだ。という意見もあるかもしれないが。そんな現実的なことが言いたいのではないと思う。
また、後半いわゆる哲学のゾンビ問題に言及されるのかと一瞬思った。つまり、クローンに意識というのがあるのか?保護管やマダムからすればキャシーたちは肉体は存在しているが、意識を持ち、思考したり、感情を持ったりしているのが、果たして分からないのではないか?キャシーたちは夢を見ているだけなのではないか?そんなことも考えたが、全く野暮すぎる。
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そんなことより、この話を最後まで読み、情景を思い浮かべながら、ただひたすら小説世界にひたるだけでいい。そんな作品だった。読み終わったあとは、心ふるえる、そんな気持ち。こんな経験はそうはないし、もしかして初めてかもしれない。今後こんな作品に出会えるのだろうか?不安になる。

クリストフェル

2013-02-24 19:56:01 | ビール

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色は想像していたより濃い。将にヒカクテキ濃い褐色といったところか。香りは予想通りフルーティー。さっぱりした香り。ヴァイツェン的な香りがしつつ、裏には少しスモーキーさがある。
今まで飲んだヴァイツェンより、よりそれらしい。しかし、それをどうとらえるか。
ヴァイツェン風、それは口に含んだ時にフルーティーさがある。しかしドイツのヴァイツェンほどはさっぱりしていない。しかし濃さを味わえる。
いやしかし。ベルギーのフルーティーというか、邪道的なフルーティーさをイメージしていると、全くそうではないことに気づく。
ラベルとは裏腹に本格的なヴァイツェンだ。


キリン濃い味デラックス

2013-02-21 23:17:54 | ビール以外

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気のせいか、濃い味がする。ノーマルバージョンよりも。
確かに香りがいい。口に含むと苦味があり、金属的なアロマホップのいい香りが広がる。

ビールよりビールらしくなってきているのではなかろうか?日常的に飲める。

昔あった、キリン「コクの時間」に近いかもしれない