ラベルの薄茶いろとは異なり、無色透明に近い琥珀色。香りはフルーティ。とても酸味が強い香り。
口に含むと大吟醸にしてはまろやかな当たり。それでいてフルーティな香りがたつ。後半と飲み込んだ後は日本酒さが大部分を占めてくる。
前半は鼻の奥で香りを楽しみ、後半は鼻口の奥を大きくして後味を大きく感じればいい。
箱に入ったのも初めて見た。
包装紙も初めて見た。
ちゃんと「呉春」と印刷されている。
酒を飲めるようになり、日本酒に興味を持ち始めたときから、地元の酒でありながら幻の酒と言われていた。本丸を初めて買い、いつかは特吟を飲んでみたい(特吟から入手困難だった)。その特吟も9年ほど前に、なぜか京都の量販店で買うことが出来た。それから数年が経ち、経営方針も変わってきたのか大吟醸というラインも発売されるようになった。当然少量生産で入手困難であったが、近頃では日本酒自体がブームも去り市場も落ち着いてきたのか、躍起になっていつどこで発売するか、予約するか、タイミングは?など、そこまでは入手困難でもなくなってきたようでもある。値段も一時のような、めちゃくちゃなプレミアムが付いているようでもない。
旨いのでついつい飲み過ぎてしまうが、大事に飲みたいものだ。