ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

キリン一番搾りシングルモルト

2016-09-29 19:32:36 | ビール


オーガニック麦芽100%とある。


ウィスキーのシングルモルトはあったが、ビールでは初めてだ。


ウィスキーの場合はブレンドしていないという意味だが、ビールの場合どうなのか?今までブレンドしていたのか?


あるいは麦芽の段階でブレンドしていたのを、単一の種で醸造したという意味なのか?だとしたら逆においしいのか?


飲む。まろやかだ。バニラの風味すら感じる。


ほどよいモルティさ、苦すぎないが、優しい刺激感とコク。


はっきり言ってうまい。飲み続けたい。


前にも飲んでいた(4月)


シングルモルト


UMENOYADO LAB BY27

2016-09-25 23:28:10 | 日本酒

西条のむらかみ酒店で購入。

名前の通り梅の宿の酒だ。このアルファベットで示すブランドは、実験的な酒を造るものらしい。

BY(Brewed Year)27。No3

米はヒノヒカリ。山乃カミという酵母を使っている。

アルコール度数は12度と比較的低い。お店の人にも日本酒っぽくないといわれた。さてどんなサプライズが?

飲む。確かに日本酒っぽくない。

酸味が強く、アルコール感は少ない。それでいてフルーツ感が強い。

早い話が白ワインのようだ。

当然ブドウというフルーツを使っているわけではないので、穀物っぽい風味はベースにあるのだが、逆に、フルーツを使わずにワインのような味を造りだすとはすごいことだ。

飲み進めると、後味ではないさらに舌の奥から喉に残る余韻はワインとはさすがに言えず日本酒に近いものとなる(それでも通常の日本酒のそれとはかなり違ってワインよりかもしれない)


獺祭純米大吟醸磨き三割九分

2016-09-25 22:28:12 | 日本酒

親戚からお土産でいただいた。

今話題の、現在最も人気のある日本酒。山口の地酒で入手困難とされる。

お店でも高すぎたり、売り切れがほとんどで、今まで飲んだことがない。

香りが既にしてフルーティー。

飲むとフルーティー、そして薄くなくしっかりと味がある印象。

日本酒っぽい濃さというよりは、苦味、辛味がフルーティーさにかぶさりそれとは別に、濃厚な何かが確かにある。

そのため、苦味がともすればエグ味になりかねないところを、重厚な香りに完成させている。

これぞ純米大吟醸だ。

うますぎて飲み過ぎてしまいそうだ。

悦凱陣オオセト無濾過生と比べると、

こちらは酸味があり、そのためか比較的高音。しかし、濃厚度合でいうと意外と同じくらいの濃さ、重さがある。凱陣の方はなんだろうか?米の風味は強い(あとヨード感?)


サントリークラフトセレクト「ウィートエール」

2016-09-21 22:30:04 | ビール

これは、クラフトセレクトシリーズの中でも初登場となる。

フルーティーで優雅な香りとまろやかな口当たりとある。

ウィートとくると、ドイツのヴァイツェンみたいな濃厚なイメージではなく、さっぱりとしたものを予感させる。

まず注いで、ウィートから連想する、薄い色。ただ、どちらかというとラガーやピルスナーに近い、濃い目の琥珀色だ。

香りは、ややフルーティーで華やか。コク的な香りはない。

飲んでみると想像していた薄っぺらさはなく、しっかりしている。香りのフルーティー華やかが幅をもって感じられる。水っぽさがないからうまいのではないか。


「第二進化」 A・G・リドル

2016-09-20 22:57:18 | 読書
 
 
上巻
初めはとっつきにくかった。と言うのは、一つの章が短く、場面が目まぐるしく変わり登場人物も多い。どの人物が中心人物で、誰が脇役なのかも判断しがたいからだ。そして、どういう話なのか、全く見えない。途中で他の小説(吉村昭の漂流)に逃げてしまい、中断していたくらいだ。ところが中盤以降面白みがでてきた。章の短さが逆にテンポ良く、スピード感を感じる。この物語も、ヒューハウイーの「ウール」シリーズに通じるものがある。初め、特に上巻だけでは何が起こっているか全く見えない。映像化を想定したような場面展開。数々のピンチを迎えるが、都合よく切り抜けてゆく。そんなこともあり、読んでいると高揚感があるし、安心して読み進められる。
人類を進化させるには、一度人類の大多数を抹殺し、突然変異でうまく生き延びることのできた者が、一段進化した次の世界を生きていく。そのために、遺伝子組み換え的な技術で、特殊能力を発現できるよう子供達を実験台にし、同時に、一瞬のうちに人類を滅亡させる破壊兵器を行使しようと企む怪しい組織と、それを阻止しようとする者の戦い。と言ったことが、現時点では想像できるだけだ。
 
下巻
かつて地球上には複数の知的生命の種があった。ネアンデルタール人やホビットという小人の種が別にあった。我々人類はその一種だった。たまたま発達した我々人類が、近隣の人類に近い種を絶滅させた。そして現代まで生き延びた。この物語では、そこで、さらに発展した人類であるアトランティス人が人類を滅ぼし、発展するのではないか。それを人類が阻止しようという試行錯誤する、という筋書きだ。遠い過去にアトランティス人は存在していた。高度に文明が発達していたのだが、人類に滅ぼされようとした時に、自らを凍結保存?する技術で、いつか復活する時を待とうとした。つまり、今現在ではあり得ない技術。一旦冬眠して、後年再生するという技術で南極の地下深くに隠れたわけだ。そしてそれを荒らされない対策として、侵入者はベルという、ここではどういうものか明かされないが、敵がそのベルを通過してアトランティス人の冬眠施設に侵入しようものなら、放射線か何かはわからないが、そのものをまるで溶解するかのごとく殺戮する機械を備えた。ところが、そのベルに抵抗する体質を持った、自閉症に比較的みられる体質を持った子供達は、なんとそこを難なく通過することができることがわかった。その防御ラインを通過できる特異体質を持った子供に小さな核爆弾を持たせ、侵入させる。そこで自爆させ、眠っているアトランティス人を破壊し、近い将来訪れるであろう、アトランティス人の反乱、つまり我々人類を破滅させる恐怖を事前に防止しようと企むのであった。それを企むのはイマリと言う組織だ。やってることは残虐だが、人類を守る、存在し続けるためと考えれば悪の組織でもないように思うのだが。
主人公はデヴィッドと言う工作員とケイトという女医だろうと思うが、どちらも数々のピンチに見舞われる。しかしご都合主義的に切り抜ける。ラストはそんなデヴィッドも倒されてしまう。ように見せかけて、これまた海外ドラマのシーズンラストにあるように、次シーズンへ思わせ振りなシーンで終わる。
これはテンポの速いエンターテイメント小説と理解するべき。
そして第2部に期待。
 
上巻
20160723読み始め
20160913読了
 
下巻
20160913読み始め
20160920読了