ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

富士大観しぼりたて純米吟醸生starting point

2022-06-26 20:09:49 | 日本酒

金沢市にある、酒のたみやで購入。

茨城県の森島酒造の酒だ。茨城の酒は初めてかもしれない。

色は無色透明に近く、黄緑~琥珀がわからないくらい入っている。

香りは淡麗な辛味のある香り。わずかにラムネ様の涼しい吟醸香が感じられる。

飲む。

微発泡だ。フレッシュでうまい。

甘すぎず辛すぎず、程よい辛味。

後味にわずかに苦味が感じられる。ただしドライではなく、味覚は残る感じ。

高知の酒風の後味だが、ドライ感がない。

石川で言うと、獅子の里の純米吟醸に似た方向性かもしれない。

たまたま近所の酒屋に売っていたのだが、転勤でよその地に行ったら飲めるか、あるいは取り寄せてまで飲もうと思うか?となるとわからない。ただ、今はこれが飲めるなら飲んでおきたい。と思う。

20220714追記。

さすがに発泡感はなくなっている。

単独で飲んで丁度いいかもしれない。

蜜のように甘味が強い。それでいて中後半からしっかりした苦味があり甘ったるさで終始しない。全体的に濃い味で、甘味も濃いのだが、苦味も濃いためくどさはない。ただそれだけに多くは飲めない。だから単独で少量飲むという飲み方がふさわしい。


まぐろのホホ肉焼

2022-06-25 00:58:33 | つまみ

七尾のどんたくアスティで購入。

今回は湯煎ではなく、電子レンジで加熱。

食べる。

これはなかなかうまい。

見た目は肉の固まりやステーキのようで。

魚(そしてほほ肉だ)にこれほどの肉があったのかと感心する。

生姜風味の醤油で煮込んだ感じ。生姜はそこまで強くない。

焼き魚ほどホロホロしてないし、煮込んだ割には結構強度を保っていて食べごたえがある。

よくある、大衆食堂的な風味つまり、魚の煮込んだときの苦味のような懐かしさ、昭和の風味があり、いい。

リピートありだろう。


缶つまかき燻製油漬け

2022-06-24 23:05:12 | つまみ

岩手缶詰株式会社。

広島県産の牡蠣のようだ。

大きめの牡蠣が4つ入っている。ちょっと量が物足りない。

固さは残しつつ燻製の風味が嫌味のない程度に付いていて、油ひたひたというまではいかず、程よい油感。

量は足りないと感じるが、実際、飲みも終盤になると食べきれないかもしれない。


常きげん山廃仕込純米酒

2022-06-23 22:41:39 | 日本酒

結構濃い琥珀。これぞ山廃と主張しているかの如く。

もっとも山廃だから濃い色なのだ、とは考えてはいない。多分熟成から来てるのだと思う。

たまたま店に1本だけ残っていた1本で製造は2021年8月とあるから、売れ残りとも考えられる。今回はどうしても今日、山廃をと言う条件で買ったので参考とする。

香りはとろみを感じさせる甘い香り。バニラアイスを思わせる。熟成香がバニラ風味に感じさせるのだろうか。

ちょっと不安。

飲む。

悪くない。つまり、まったりと甘いのだが、熟成味はない。濃いのだが、甘すぎない。後味もべたっとしていない。

古酒っぽくはあるが、そこまで飲みにくさと言うものはない。

もちろんスッキリ感はないので、手取川の山廃純米よりはクセがあると感じるだろう。

しかし古酒から老香を除いた風味と言えばいいだろうか。

これが本当の山廃なのか?正直わからない。

山廃で比べると、手取川と悦凱陣が方向性が似ているのに対し、こちらは天狗舞に近い。天狗舞よりは飲みやすい気がするが。

いや、それこそ天狗舞と飲み比べてみたいものだ。

こんな箱に入っている。

ただ、箱に入っている酒に限って微妙なものが多い。

20220624追記。

天狗舞山廃純米と比べる。明確に山吹色はこちらの方が濃い。

そして酸味が多い。

ただ、味の基本的なところはよく似ている。

一応、燗にもしてみた。燗にしたら味も何もわからなくなるが、重厚なコクが生まれると言ったところか。

米を発酵したという臭み。そして山廃らしい厚み、そして酸味。大衆の酒の燗よりは明らかに重厚でコクがある。

缶つまシリーズのかき油漬けと合わせる。

山廃の臭みと、こういった燻製系は合うと予想していたが、まさにその通りで、違和感なく合う。牡蠣の方の燻製感と身のまったり感が際立ち、平行して酒の酸味が際立つ。熟成香は抑えられる。恐らく燻製風味が酒の熟成香と混じり合うのだろう。

20220625追記。

イカフライと合う。やはり濃い味のものに合う。臭みが紛れる。

20220701追記。

相変わらず琥珀色が濃い。勿論濃くなりはしても薄くはならないだろうが。

せんじ肉の後味を残し、時間がたったところで合わせると、病院の味だ。ヨード感が強い。ウイスキーで言うピート風味か?その意味では天狗舞山廃純米よりは軽いのだろう。せんじ肉の風味にやや押されている。

ただしせんじ肉と同時(と言うか風味を残したまま)合わせると、これは違和感がない。天狗舞同様カラメルのような風味が現れる(天狗舞よりは効果が弱いが)

ここから推測するに、石川の山廃+やまやのせんじ肉=プリンを生み出す。

同じやまやのせんじ肉砂肝と合わせると、砂肝の個性が豚もつほどでないため、それぞれそんな味になる。「こんな酒だ、こんな食べ物だ」

酒に食べ物を求めるならこの組み合わせか。酒を食べる。

というと、獅子の里の、山頭火による、酒を食べてうぃる。となりそうだが、多分違う。