ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

サントリー金麦「香り爽やか」

2021-06-27 16:40:31 | ビール以外

エールタイプとのこと。

小麦のスピリットが入っている。

甘くて白ビール風の香り。

ノーマルの金麦に比べ薬品的なエグ味、苦味が感じられず、飲みやすい。

濃くなく、ベタベタしておらずスッキリしているので渇きを癒やす。

夏の屋外が合っている。

これは買いだめしておいてもいい。


オリオン「75」IPA

2021-06-26 17:26:48 | ビール

色は少し褐色がかっているようにも見える。

飲むとIPAだ。複数のホップを使っているとあるだけに、完全に風味の違いが同時に感じられる。

ホップに隠れてしまっているが、後味にシークワーサーの風味が出てくる。

これはガンガン冷やして真夏の屋外で飲みたい。


「避暑地の猫」宮本輝

2021-06-24 23:00:46 | 読書
鍋野医師がはじめに登場する。外科医だ。勤務する病院に来る患者は、事件絡みの怪我人が多い。長野県会議員の息子に腹を殴られ膵臓破裂で入院している久保修平から話を聞くところから始まる。序章に過ぎないが、引き込まれる。
1章
布施家の別荘番をする主人公の一人称。両親と姉・美保とで敷地内の小屋で生活している。布施家は、主人の金次郎、夫人の美貴子、ぼくたち姉弟と同い年の姉妹の4人家族。夫人は僕の母に対して何かと辛く当たる。そして基本的にぼくたち姉弟は布施家の姉妹とは接触しないようにしている。ある夏は布施家の妹が結核で療養のため夫人と二人、別荘に来なかった。その時初めて金次郎と話をする機会があったし、布施家の姉とも交流することができた。それにしてもどことなく不穏な空気が流れている。
屋敷の主人は地下室にワインを隠している。鍵は誰にも渡さない。しかし主人公はその意味がわからない。
地下室のベッドの柄と、布団を干す役目の姉との関係。主人公の姉への感情。
3章
布施姉妹。かつて親しかった姉の方はキツくなり、妹の方は反対に穏やかになる。
別荘の柱に車が追突する事故。柱にひびが入る。門扉を避ける作業をしていた主人公は夫人を事故と見せかけ殺害する(本当にそうなのか?)警察では事故ということで罪には問われないとのこと。その夜、一人で別室で寝ていると隣の部屋で父と母と姉が話す声。主人公の殺人よりもっと恐ろしい企みを話す、密談のように感じられ主人公は恐れる。
布施金次郎と姉が地下室で何をしているのか謎。主人公も当然悪い妄想を持つ。夫人の死から初七日が過ぎたとき布施家が軽井沢にやってくる。主人公は金次郎に対峙する。夫人とは愛のない関係で、むしろ憎悪していた。姉とのことは話さない。主人公が20歳になったときに文章で明かすという。
軽井沢の森が霧に包まれると主人公の精神はおかしくなる。
ぼくと姉との怪しい関係。そして金次郎と姉の謎の関係、その上金次郎は母とも謎の関係がある。そんな金次郎に僕は殺意を覚える。母や姉に対しても汚らわしいという感情。
金次郎夫妻は仲が悪い。金次郎は株を増資し会社を自分のものにしようと数年かかりの計画を立てる。その後修平の母と新しい人生を進めようとしていた。地下室での金次郎と母の逢引をわざと奥様に見せる。当てつけのためだ。奥様はプライドが高いので知っていたとしても何も言わないことを知っている。奥様は12歳の美保をそそのかし、地下室での逢瀬をわざと見るように罠にはめる。そうやって奥様は金次郎と母に対して報復したのだ。母も仕返しとばかり恭子に自分たちの逢瀬を見せようと企てたが、思わぬ展開で志津に話す。すると志津は地下室の存在自体は知っていたようだ。やがて父も逢瀬に気づく。地下室から出てきたところで待ち伏せ問いただす。金次郎は会社乗っ取りの計画が達成するまで待てば、十分な金を渡すと約束する。同じ頃、母は地下室に誘われなくなった。父に気を使って金次郎は逢瀬を控えたのだと考えた。ところが実際は金次郎は美保の方を地下室に呼び寄せていたのだった。娘に嫉妬する母。美保は父にちゃんと金を払うよう金次郎を脅迫していた。
この複雑な愛憎。
布施貴美子を殺し、布施金次郎、母、恭子を殺した原動力は主人公の虚無であり、その虚無が絹巻刑事からの追及を何年も凌ぐことができた。
語り手が主人公の母に代わる。すると、金次郎への愛と夫への嫌悪が明らかになる。そしてドロドロした現実が浮き出してくる。自分に対する仕打ちに対する復讐のための情事。さらに互いの娘がそれに利用されるという異常さ。登場人物全てが異常だ。ドロドロだ。しかし、不快ではないのは何なのだろうか。
主人公はまさに純文学の主人公らしく、ひねくれた性格だ。全く共感はしないが、不快でもない。
避暑地の猫という、都会小説的な雰囲気を連想させるものではなく、とても異常な異様な話だ。
この小説は中学生の時、33年前にドラマ化されている。内容はほぼ覚えていないし、全部見たかどうかも覚えていない。しかしテーマ曲は耳に残っていたし、高橋良明が父親役で出ていたのを覚えているし、ケーシー高峰が刑事役で粘着質だったのが印象に残っている。
 
20210531読み始め
20210624読了

ガラナエール

2021-06-20 13:31:48 | ビール以外

これもローソンの北海道フェアで売っていた。

製造者は北海道麦酒醸造という小樽の会社だ。

ガラナエールということ。一応ビール系の飲料となる。

ガラナが入っているから発泡酒。

注ぐと、琥珀では無¥ない茶色の色。

香りはガラナで、

飲むとガラナの風味。やはりガラナの風味は他の風味を打ち消す。

途中蜜のような甘味が出てきて、後味もそれが残る。

余韻に少し麦芽の風味が感じられる。

全体的に甘いので、飲みすぎると重くなる。