ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

ビールを飲んだぞ

2007-08-30 23:04:00 | ビールを飲んだぞ

キリン復刻ラガー大正350ml×1缶

キリン復刻ラガー明治350ml×1缶

キリン一番搾り350ml×1缶

ウーライヒ330ml×1瓶

キリン一番搾り350ml×1缶

サントリープレミアムモルツ350ml×1缶

ついに復刻ラガーも最後です。

というのも賞味期限が8月で切れてしまいます。味が悪くなる前に飲みきってしまいましょう。


ウーライヒ

2007-08-30 19:34:26 | ビール

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これは初めて見ました。ジャスコに売ってました。

一口飲んで、もう日本のビールとはまったく別世界。

たっぷりのホップ。含んだ瞬間にホップの青味、舌先中心から、舌の端にすがすがしい青味が広がる。

日本のビールとは全くベクトルが違う感じです。

レギュラービールとは全く違います、プレミアムと比べても全然違い、そうかといってドイツ風を謳う日本の地ビールとも違います。日本のビールはプレミアムになるほど原料にこだわり品質にこだわり濃度を増していく、言ってみれば高品質になっていくわけですが、ドイツではこれが一般的なビールなのでしょうから、味覚の方向性が全く違うのでしょう。

これはもうドイツビール同士で比較しなければ評価しきれません。それにしても久々のドイツビールでしたが、かなりおいしかったです。


信玄忍法帖

2007-08-29 22:47:57 | 読書

信玄忍法帖 (河出文庫) 信玄忍法帖 (河出文庫)
価格:¥ 893(税込)
発売日:2005-02-05

これも昔買っていて読んでいなかったのです。

というのも、それほど武田信玄に関心が無く、武田信玄が忍者を使う話と想像するとそれほど面白そうだなとはおもってませんでした。

今回、年も取ったし視点も変わったのではないか?と思い読んでみました。

結論から言うとかなり忍法帖の中でも上位に入るほどのおもしろさでした。

信玄忍法帖とはいえ、武田信玄はほとんど出てきません。一応武田家が中心に話は展開するわけで、徳川忍者対武田側で、特に武田側は忍者を駆使して迎え撃つという話ではありません。山本勘助や若き日の真田昌幸、それに仕える猿飛天兵衛、霧隠地兵衛という忍者が忍法ではなく頭脳を駆使して信玄の影武者を守るというような話です。

読み終えてみると徳川の忍者一人一人に対して奇想天外なストーリーが展開し、それが連なった長編という感じです。つまり、1節1節ずつ独立して楽しめるような、悪く言えば長編でなく連作のような。1つずつは、歴史に隠された部分を風太郎らしく思いっきりフィクションでかき回し、それを力業で展開させるために、そこまでやるか、と言うくらいの忍法で話を運んでいく。強引ではありますが、返ってそれが抱腹絶倒なわけです。

超絶な忍法のためかちょっと怪奇小説のような様相もあります。

敵味方、忍法と頭脳を駆使して戦うわけですが、(当然ながら)知られている歴史の展開の通り、虚しく終演するわけです。

しかし、読了後は、歴史の空白を風太郎ワールドで奇妙に埋めてくれたこの満足感。

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この土気色した信玄の団体は果たして。