ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

アサヒクリーミープレミアム

2013-04-26 20:28:48 | ビール

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泡立ちはいいような、普通のような。ただ注ぐそばからいい香りが漂う。フルーティで爽やかな香り。
口に含むと地ビール風なホップさが微妙に感じられる。やや高音の麦芽の味と低温の渋味がかった苦味の二重奏。
後味は結構しっかりしていて、熟成されてまとまり感のある味になっている。


「予告された殺人の記録」G.ガルシア=マルケス

2013-04-23 01:48:34 | 読書

予告された殺人の記録 (新潮文庫) 予告された殺人の記録 (新潮文庫)
価格:¥ 452(税込)
発売日:1997-11-28

ラテンアメリカの文学ということで、登場人物の名前が覚えにくいであるとか、読者のレビューにもあるように、時間があっち行ったりこっち行ったりで、把握しづらいとか、ここ最近読んだデリーロやカニンガムのように、抽象的で形而上的でナンセンスな話ではないかという危惧から、薄い文庫本ではあるが、読むのをためらっていた。カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」と同じ日、2009年5月1日に買って以来、実に4年ぶりに読むことになった。 読んでみると、確かに登場人物が多いし、名前も馴染みのない名前ではあるが、意外と読める。タイトルが示すとおり、ミステリーとして思えば至って解りやすい。外国人作家で、ラテンアメリカで、暑い国の話で、登場人物が外国人(日本人に対しての)という脚色のために、惑わされてしまっているだけで、実は舞台設定など骨組みのところだけみれば、横溝正史のミステリーと似ているかもしれない。狭いコミュニティにおける土着的な風習や、人間関係に端を発する事件。横溝正史をもっと明るくした雰囲気。そして南米らしい、あっけらかんとした、がさつさ。 暗くてじめじめしているのが横溝らしさと言われればそれまでだが。 土地柄なのか、喧嘩っ早く、家族は大切だが他人は虫けらのごとく簡単に殺そうと思える。家族が大切な割には、浮気などは平気でする矛盾もあるのだが。そうやってよくよく世界を見渡してみると、こっちの性質の国の方が普通で、日本だけが特殊なのではないだろうか?穏やかで潔癖であること。 推理小説のようだと読み始めたが、読み終わっての印象は、推理小説かどうかはどうでもいい、という結論だ。題材は殺人ではあるのだが、全く無実の人間が、なぜか殺されてしまう。登場人物のほとんどが殺されてしまうことを知っている。だからそれを知らせようとするのだが、全てから回り、誤解、すれ違いが、ものすごい確率での偶然が重なり、結局本人だけが殺されることを知らず、わからないままにめった刺しにされてしまうのだ。ここまでくると皮肉な話であり、滑稽味すら与えられる。真摯な事件ではあるが、実際に、これは笑いを狙っている、と思われる箇所が2,3あった。 殺人事件を題材にした、小さなコミュニティでの人間関係に重点を置いた話だった。

20130412から読み始める。
20130422読了


サッポロ麦とホップ 赤

2013-04-16 19:40:52 | ビール以外

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注ぐと濃い褐色で、冷えてなかったからか泡立ちも非常にいい。
味はアルトタイプか、黒ビールとラガーの間くらいの苦味。飲み込んだあとの香りが華やかさを感じる。後味にはある種のスパイシーさを感じる。そしてその後モルティさが出てくる。なかなかいい第3ではないだろうか。


ヤッホーブルーイング「水曜日のネコ」

2013-04-14 16:37:43 | ビール

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ヤッホーブルーイングの製品。浅口のLAWSONで購入。ベルジャンホワイトに分類される。
予想通り、色はとても薄い。酵母が残るのかやや濁った感じ。香りは白っぽいスパイシーな香りがわずかにある。オレンジ、コリアンダーの風味を感じる。飲み込んだあとには先程のフレーバーの香りが消えていくと共に、ウェットな白ビールっぽさが立ち上がってくる。しかしヴァイツェンほどの濃密さはなく、あっさりと爽やかである。

裏面は

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小樽麦酒ピルスナー

2013-04-14 12:50:05 | ビール

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香りはそれほど濃厚ではない、地ビール風ではない。しかし、ドライさがなくウェットな香り。

味はというと、口に含んだ途端にあらゆる味が広がる。かなり色々な味が含まれているように感じるが、重過ぎない、重厚ではなく、割りにさらっとしている。

ヨーロッパ風を思わせるホップの香りが来そうなのだが、そこまでは感じられない。そしてその香りが消えると、弱いながらも麦芽の香りが出てくる。ただそれも濃い麦芽の香りではなく。あっさりしている。全体としては非常におとなしい味だ。香りに特徴のあるヨーロッパビール風でなく、モルティなアメリカ風でもなく、スパイシーさが強い日本風でもなく、さらりと飲みやすく、いつまでも飲み続けられるようなタイプだ。

以前にオーガニックタイプというのも飲んでいた。缶のデザインはこちらの方が洗練されている。