ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

サッポロビアサプライズ「至福の余韻」

2020-04-29 17:24:25 | ビール

ファミマ限定。

しかしこのシリーズはまだ続いていたのか。

豊かな甘味、奥深い余韻とのこと。

注ぐとやや濃いめの琥珀。麦芽が濃そうな香りがする。

飲む。ココアのような風味だ。ココアほど濃厚なわけではないが、風味がココア。味はビール。

そう思って飲むと後味もココアのような後味。つまりこの奥深い余韻というのはココア風味ということ。

各メーカーのレギュラービールからすると、ドライ感であったりキレというのが無い。

なので、ゆっくり味わいながら飲むべきか。


キリンブラウマイスター「芳醇プレミアム」2020

2020-04-26 16:11:35 | ビール

マルヨシセンターで購入。

昨年(といっても4か月前)にも発売されていた。デザインが違うので別物であることがわかる。

飲む。

4月で少し雨という、やや肌寒いこの時期に、プレミアムビールを飲む。その味わいは、

メーカーの工場併設のレストランであったり、もっと言えば、琵琶湖のほとりのドイツビールが飲めるレストランで、テラスで風にあたりながら飲んだ時のことを思い出す。

まず、苦みは少なく、クリアでいて濃厚な味。こうはんから後味にかけてモルティさが感じられる。

意外と思われるが、子供の時に飲んだファンタグレープのような風味。

もちろん現在の健康的で洗練されたものではなく、

1980年代の少し体に悪そうなあの味である。


「大栗先生の超弦理論入門」 大栗博司

2020-04-23 16:30:04 | 読書
力を伝えるものとして、場という実体。磁石の上に紙を置き、砂鉄を撒いたときに現れる模様が磁力の場を示している。磁力を伝える場が磁場。電気を伝える場が電場。
電子が場に1つあると場が変化しもう1つの電子に影響を与える。これが力の伝わる仕組み。
電場と磁場が互いに誘導しあって、波のように伝わる。これが電磁波。この速さが光速。つまり光の正体は電場と磁場が作る波、電磁波。
p77。ファインマン図、粒子と考えると無限大という矛盾が出てくるが、ひもであるとうまく説明できる。この図で解釈すると分かりやすい。
物質の元になるフェルミオン。力を伝える光子やグルーオンなどと素粒子に質量を与えるヒッグス粒子を合わせてボゾン。ボゾンは空間に複数存在できるが、フェルミオンは1つしか存在できない。
同じ数を掛けると0になる数がある。θ×θ=0というθをグラスマン数という。
空間には回転対称性がある。これにグラスマン数を含めると超対称性ができる。弦理論はボゾンしか適用できなったが、これにフェルミオンを当てはめるために超空間を考えた。これが超弦理論となる。この発想がすごい。細かい所はもちろんわからないし、理解する知識もないが、パラダイムシフト、上の段階にシフトした瞬間のように思える。
電磁気力と弱い力の間には対称性があると考えられている。しかし我々にはそれが見えなくなっている。これは南部陽一郎発見した対称性の自発的破れによって説明される。
マクスウェルのゲージ理論は金融市場、為替に似ているという。これが逆に分かりにくくさせている。著者が世界をまたにかけて仕事をしているので、通貨や為替が身近なのだろう。しかし、金融に馴染みのない自分や、理系一本の読者には経済の話など逆に理解を妨げているのではないか?
熱を感じるのはただどう感じてるだけではないか?という。同様に空間や、重力や時間もそこにあると錯覚しているだけかもしれないと著者は言う。何だ、物理学を追究していくと著者も唯識に行き着いたのではないか。
9次元の世界が本質なのに、なぜ人間は3次元しか認識できないのだろうか。それは意識子という素粒子があって、それは3次元方向にしか広がっていないからではないか。3次元しか認識できないのは人間だけであって、動物や昆虫の方がより多くの次元を認識してはいないだろうか。意識だけ存在してるとすると、この空間は、その意識が作り上げた幻想だ。だったらなぜ(少なくとも2020年時点における)人類が理解できないものを作ってしまったのだろうか。
 
20200417読み始め
20200423読了

サッポロエビス吟醸

2020-04-21 19:06:01 | ビール

マルナカで購入。

香りはノーマルのエビスっぽいが、吟醸という先入観からか、少し薄い・水っぽい印象ではある。

ノーマルエビスに比べ、全体的な味がクリアで、麦芽の風味は感じられるが、それはさっぱりしている。

すっきりしている。これからすると、ノーマルは(悪い意味でなく、表現として)濃厚でクドいと言える。

その分、パンチはない。

日本の繊細さを体現したビール、とある。しかしエビスがそもそもドイツ本場の味が売りなのに、日本らしさというと逆行しているような。

日本らしさというと、プレミアムモルツとは違う方向性ではある。

しかし、うまくない、というわけではない。ノーマルエビスをイメージして飲むと、

確かに、その風味は残しつつ、クリアにして、フレッシュな感じ。


寿喜心純米吟醸

2020-04-21 18:44:29 | 日本酒

松山のイオンで購入。

純米吟醸だがこのラベルは初めて見る。もしかしたら、従来のもののラベルを一新しただけなのかもしれない。現代的な上品なデザイン。

米は雄町とのこと。

やや琥珀色。香りは雄町らしい?涼しい香りがする。タイミングにもよるだろうが、少しウニっぽい風味が感じられる。

飲む。うーん、これは熟成風味のある酒だ。想像していたのとは違う。

例えるなら大阪の雅一のような味だ。

飲み口は涼しげな甘味があるが、一瞬で次の味に変わる。次の味とは熟成風味だ。

後味はウニっぽい風味が残る。

単品だと少し個性的な印象。

ホタルイカの沖漬けと合わせると、この塩辛さがうまく、酒のクセを打ち消し、「しっかりした」と形容できる酒の味となる。

サーモンの刺身と合わせると、何となく味の方向性が似ているからか、酒の個性が強く出る。

ハマチの刺身とはある意味合う。ハマチの風味は消えるが、酒の酸味・フルーティーともいえる風味が強調される。

マグロの刺身は、特に変化なし。

ホタルイカを干したものと合わせると、酒のクセが消えて飲みやすくなる。

20200422追記。

昨日は石鎚緑ラベルを飲み干して、その後に飲んだこの酒。

今日はしょっぱなからこれを飲む。すると、昨日飲んだ印象と違う。熟成風味があまり感じられなくなったような気がする。

さっぱりした酸味のある酒になったような気がした。一日で味が変化したか?

・・・と思い何杯か飲んで、やはり熟成風味はある。

もしかしたら、石鎚緑ラベルと方向性があまりに違うため、石鎚の後では熟成風味が特に強く感じられたのかもしれない。

そうすると、今日はその風味が結構抑えられている。

食事と合わせると昨日よりクセが消されて、飲みやすい。