マルヨシセンターで購入。
昨年(といっても4か月前)にも発売されていた。デザインが違うので別物であることがわかる。
飲む。
4月で少し雨という、やや肌寒いこの時期に、プレミアムビールを飲む。その味わいは、
メーカーの工場併設のレストランであったり、もっと言えば、琵琶湖のほとりのドイツビールが飲めるレストランで、テラスで風にあたりながら飲んだ時のことを思い出す。
まず、苦みは少なく、クリアでいて濃厚な味。こうはんから後味にかけてモルティさが感じられる。
意外と思われるが、子供の時に飲んだファンタグレープのような風味。
もちろん現在の健康的で洗練されたものではなく、
1980年代の少し体に悪そうなあの味である。
マルナカで購入。
香りはノーマルのエビスっぽいが、吟醸という先入観からか、少し薄い・水っぽい印象ではある。
ノーマルエビスに比べ、全体的な味がクリアで、麦芽の風味は感じられるが、それはさっぱりしている。
すっきりしている。これからすると、ノーマルは(悪い意味でなく、表現として)濃厚でクドいと言える。
その分、パンチはない。
日本の繊細さを体現したビール、とある。しかしエビスがそもそもドイツ本場の味が売りなのに、日本らしさというと逆行しているような。
日本らしさというと、プレミアムモルツとは違う方向性ではある。
しかし、うまくない、というわけではない。ノーマルエビスをイメージして飲むと、
確かに、その風味は残しつつ、クリアにして、フレッシュな感じ。
松山のイオンで購入。
純米吟醸だがこのラベルは初めて見る。もしかしたら、従来のもののラベルを一新しただけなのかもしれない。現代的な上品なデザイン。
米は雄町とのこと。
やや琥珀色。香りは雄町らしい?涼しい香りがする。タイミングにもよるだろうが、少しウニっぽい風味が感じられる。
飲む。うーん、これは熟成風味のある酒だ。想像していたのとは違う。
例えるなら大阪の雅一のような味だ。
飲み口は涼しげな甘味があるが、一瞬で次の味に変わる。次の味とは熟成風味だ。
後味はウニっぽい風味が残る。
単品だと少し個性的な印象。
ホタルイカの沖漬けと合わせると、この塩辛さがうまく、酒のクセを打ち消し、「しっかりした」と形容できる酒の味となる。
サーモンの刺身と合わせると、何となく味の方向性が似ているからか、酒の個性が強く出る。
ハマチの刺身とはある意味合う。ハマチの風味は消えるが、酒の酸味・フルーティーともいえる風味が強調される。
マグロの刺身は、特に変化なし。
ホタルイカを干したものと合わせると、酒のクセが消えて飲みやすくなる。
20200422追記。
昨日は石鎚緑ラベルを飲み干して、その後に飲んだこの酒。
今日はしょっぱなからこれを飲む。すると、昨日飲んだ印象と違う。熟成風味があまり感じられなくなったような気がする。
さっぱりした酸味のある酒になったような気がした。一日で味が変化したか?
・・・と思い何杯か飲んで、やはり熟成風味はある。
もしかしたら、石鎚緑ラベルと方向性があまりに違うため、石鎚の後では熟成風味が特に強く感じられたのかもしれない。
そうすると、今日はその風味が結構抑えられている。
食事と合わせると昨日よりクセが消されて、飲みやすい。