No.6は濾過を最小限に抑えた生原酒。
香りは生臭い感じ。吟醸香はない。日本酒っぽくもない。
飲むと微発泡。そして甘くてうまい。香りの通りの生臭いような風味はあるが、炭酸に隠されているのと、無濾過に近いというように(とは言え、濁り感は全くない)澱の麹感があるので全体的にはおいしい。
前半に生臭い風味があり、直後に炭酸がやって来て、重厚な甘味、爽やかさ、濁りの麹感が一気に押し寄せる。厳密に言うと甘味の後に爽やかな酸味、それも濃い目のものがやってくる。
因みに新政酒造では「秋田県産の酒米を、生酛純米造りにより、六号酵母により醸す」らしい。
20180404追記。
開封後1日空くと飲み口の生臭感がなくなり、味がまとまる。炭酸は残っている。淡麗で酸味のあるフルーティー。ハマチでは酸味が強調される。マグロは変化なし。サーモンも変化無しな所にサーモンの風味が追加される感じ。タコに刺身は生臭さが戻ってくる。マグロが合うか?プラスまったり感を望むならサーモン辺り。
20180406追記。
素の味は、生臭さと吟醸香の微妙なラインを上下する感じ。若波純米吟醸山田錦よりウェッティで味に落ち着きがある。この生臭さは吟醸香に達する一歩手前なのかもしれない。千枚漬けの後飲むと生臭味が消える。ほうぼうの刺身とは調和する。ただ後口が日本酒っぽさが出そう。
20180413追記。
味が落ち着いてきた感じ。炭酸もわずか。
中間の甘味。口に中の両端で感じる苦味。
クセはなくなり個性が減ることになるが、ある意味最初と違う感覚でうまくなった気がする。
20180420追記。
日々味が変化。こちらの味覚が変化しているのか。今改めてコンセプトをみると生酛づくりという。そのせいか酸味を感じる。直前に若波の甘い(と感じる)酒を飲んだからか、こちらは比較的酸味がある。ただ、酸っぱいというわけではない。