若波純米吟醸山田錦生酒

 

西条の村上酒店で購入。今回は若波の純米吟醸生だ。

香りは山田錦らしい涼やかな吟醸香、ただしそれほど強くはない。

微発泡。甘い。砂糖のような甘味。涼やかで、日本酒らしさが全くなく、炭酸ジュースとも言える飲みやすさ。これは油断すると飲みすぎるタイプだ。

20180404追記。

１日たっても山田錦の涼やかさが残っている。

ハマチはプラスハマチの魚臭さが加わる。マグロは変化無し。サーモンにも負けない。タコはハマチと方向性が似ていてプラスタコの風味だ。ハマチとタコは相加的。マグロやサーモンのような個性のある魚には勝つ。ある意味単独で飲むのが適しているか。

 

20180406追記。

相変わらずおいしい。この系は酢の物や浅漬けに合うかもしれない。千枚漬けみたいな。すると、麹感が出てきて風味がある。ほうぼうの刺身と合わせた。食感は鯛のようで、味はカンパチ辺りに近い。これと合わせると、酒の酸味が消され、激ウマという感じは薄れる。まあ不味くなるというわけではない。つまり、おいしいところに酸味や吟醸香、炭酸が上乗せされていたものが、ほうぼうでその部分がキャンセルされたということか。なので、単独で飲むか、酢や酸味のあるものと合わせるべき。

 

20180407追記。

「石鎚純米吟醸無濾過中汲み備前雄町」と比べると、ほぼ炭酸が抜けた現在、石鎚より甘味酸味が高く味も濃い目と感じる。本当に甘い。デザートワイン的な印象。知り合いが集まったときに、「みんなが感じている日本酒のイメージと異なる飲みやすい酒」と話題にできる酒だろう。それでいて日本酒の範疇から離れているわけではない。